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節目の時

10月1日。
ちょうど3年前の今日、STUDY BASE ミライ∞ラボ を開校しました。
その前年に、県立中高一貫校に入学した娘は高校2年。
本日、中高一貫校をtake off し、県立通信制高校に後期入学生として転学。
また、私と娘と犬が住まいを引っ越すという、2021年最大級に変化をして迎えた今日という日。


遡れば、ちょうど1年前。
コロナ休校を経て経験したことを踏まえ、「学校を辞めたいと思っている」と娘からカミングアウトされました。


娘が3日学校を休む中で、私は高校を辞めた先の選択肢を全て見せました。いろんな広域通信制高校の見学もさせ、高卒認定の選択肢も一通り説明。

身の振りは自分で決めて欲しい。
それを尊重する代わりに、
その責任は全て自分で背負うことになる。

ということも伝えました。

休んだ3日間の間に彼女は色々と考え、


「まだ自分にはできることがあるかもしれない。
 1年チャレンジしてみて、そのときに選択する。」


と言って、それまで通り学校生活に戻って行きました。
そして、今年の彼女の誕生日の夜。
ラボで仕事をしているときに、1本のラインが彼女から届きました。


「学校を辞めます」


一言でしたが、
私は、その一言で充分でしたし、その言葉に、いろんな決意を感じました。

そこまでするか、というくらい夢中になっていたバスケを、高校生活で手放すということが、彼女にとってどれほどの決断か、ということを私は知っていたので、何も言うことはありませんでした。

きっかけは色々ありましたが、、、、


最終、本人が自身の視野を広げ未来の選択肢を考えるために、自分の時間を自分でマネジメントしながら残りの高校生活を過ごし、大学受験に臨みたい、という希望を、最終的に先生方が前向きにとらえてくださって、
「応援します」と言って送り出してもらえることになり、とても感謝しています。
(ただ、毎日張り切って学校行って、運動会の応援練習してたから、昨日も担任から電話あって、やっぱり消化不良だけど、と言われたけど笑)

そして、転学先の高校説明会の帰り道に彼女が言ったこと。

「私はラッキーやと思う。
 いろんな選択肢があるよ、って
 背中で見せてくれる先輩がいる。
 おかげで、物怖じせず、自分にもできるかもって、
 みんなと同じじゃなくても大丈夫って思えたから、
 決めることができた。本当にありがたい。」


『7つの習慣』の言葉を借りて言い表すと、、、、


「関心の輪」

にいる人を変えようとするのではなく、自分のできることに集中し、自分で影響を及ぼせるように動き、


「影響の輪」

に集中することで、自分の人生を誰かのせいにして悶々と過ごすのではなく、自分で選択し、責任を持ち自分で自分の人生のハンドルを握ると言うこと。

その第一歩を踏み出した彼女を、私は後ろから見守り、応援したいと思います。

今日は、私事になりましたが、ミライ∞ラボの子どもたちも、
これから色んな選択をしていくことがあるかと思います。

これからは、正解、不正解ではなく、自分自身の「最適解」「納得解」をいかに見つけていくか、を、求められる時代になっていきます。

そう言ったことを、私たちでだけでなく、保護者の方も含め、関わる大人が後ろからそっと見守り、応援できるような、そんな世界を創っていきたいと、決意新たにする1日となりました。

そして、私自身、
どうやったら「影響の輪」を拡げていけるかな。

ミライ∞ラボの未来を改めて考える日にもなりました。
これからは、私一人の力では望む未来を創るのは簡単ではない。

私たちの考えに共感してくださる方々と手を取り合って、子どもたちを真ん中にして、彼らが大人になるのが楽しみな社会を創造していきたいと思っています。

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