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トイトレ終了

3歳娘がオムツを卒業した。

3年間毎日履いていたオムツ。
マザーズバッグにも車にも常備し、なんなら自分の普段使いのバッグにすら1枚忍ばせ、常に一緒にいた存在。

「うわ!オムツ切れそう!買わなきゃ!!」
「うわ!車にオムツ積むの忘れてた!!やべえやべえやb」


みたいなことは、もうない。

娘はもう、トイレでおしっこもうんぴもできるのだから……!!!

スムーズすぎたトイトレ

……とか感慨深いことを言ってはみたが、実際はまったく苦労していない。

なんせ、かけた期間は2ヵ月程度。
そもそもトイトレに興味関心がなく(ダメ母)、2歳半を過ぎた頃から娘が「(同じクラスの)◯◯ちゃんはねぇ、お姉さんパンツなの〜」とか言い出して「……そんな時期なん?」と自覚したほどだ。

そんな調子なのでとくに焦りもなく、大してググってもいないが(育児あるある:すぐ「まわりの子はどうなのか」をググる)なんとなく風のうわさで「3日ではずれる子もいれば1年かかる子もいて、個人差が大きい」みたいなことは知っていた。
あと、薄着になる夏がオムツはずしチャンスってことも。

そんな感じでなんとな〜く、お盆休みのタイミングで「今日からお姉さんパンツ履こっか!おしっこしたくなったら教えてね〜」っとゆる〜く始めてみた。

ジャー「出たー!」がくっ。いやいや、最初だしね。

ジャー「出たー!」いやいや。出てからじゃなくてさ。出る前に教えてよ。

1日に2度おしっこ処理をしたら萎えたので、「もうちょっと後にしよ…」と速攻でお姉さんパンツをしまいこんだ。(※本来は一度やると決めたら続けるほうがいいそうです)

しかし、お盆明けに保育園のほうから「お姉さんパンツへ移行しましょう」みたいな案内が来たので「ありがてぇ〜!おねげえしますう!」と即乗っかった。

そしたら、あんた。(誰)
最初の1回きり失敗したのみで、あとはノーミスで勝利したんですわ。
え、すごくね???

娘自身も、パンツが濡れる不快感や、お友達がいる前での「失敗」になにか感じるものがあったんだろう。知らんけど。

保育園では、お姉さんパンツを履くタイミングをお昼寝前まで→帰りのバスに乗る前まで→帰るまでと徐々に伸ばしていったそうな。
お昼寝中に漏らしてはならんと、おねしょシーツも持たされた。

しかし、保育園でトイトレを始めたタイミングからすでに娘は夜のオムツを濡らすことは、1回もなかった。
家でもごく普通に「おしっこ〜」と言い、トイレに行ってた。

母、なんの努力もしてない。
苦労がなさすぎて逆に「いいんですか?」って感じ。

そこまでがせいぜい2週間ぐらい。
保育参観でも先生に「オムツはずれスムーズでしたね!タイミングばっちりだったんですね^^」と言われた。

たしかに、始めるのが早すぎても上手くいかなかったんだろうし、ちょうど夏で、3歳前とそこそこの時期で、保育園と家で始めるタイミングがたまたま近くて、と条件は揃っていたんだろう。

難関はうんぴ

意外に苦労したのがうんぴであった。
なぜか娘は、トイレでうんぴすることを断固拒否し、うんぴしたくなると「オムツ履く…」と言うのだ。

わざわざオムツに履き替え、うんぴして、すぐまたお姉さんパンツを履く。

うんぴを受け止めるためだけにオムツを1枚消費するのはなかなか虚無の気持ちになったが、娘がそうしたいというのだから仕方ない。

その状態が2ヵ月近く続いた。
ゆえに、外でうんぴをもよおしたときトイレではできないため、お出かけのときはまだオムツを履いていた。

といっても、ときどきオムツへの履き替えが間に合わず、お姉さんパンツにうんぴしてしまうことはあった。
それも仕方ないさ。
ってか、おしっこで最初の2回しか失敗してない=あまりにも自分が苦労していないので、逆に「それぐらいしてもらわんと」みたいな謎の気持ちがあった。(どういうこと)

しかし、終わりは突然やってきた。
保育園から帰るなり娘が「今日おトイレでうんぴできたー!!」と満面の笑顔で報告してきたのだ。

もともと、娘は保育園でまったくうんぴをしなかった。
そもそも出先でもあまりしないほうで、だいたい朝晩に家で出るのがパターンだった。

それが急に保育園で!?しかもトイレでできただって!?

同じ日に家のトイレでもうんぴできたので、家族みんなでヤッターヤッターと喜びまくった。
それが自信になったのかはわからないが、とにかくその日以来、うんぴは100%トイレでするようになった。

「……あ、もうオムツいらないのか」と、私はそのときようやく気がついた。

もこもこおしりにさようなら

オムツがはずれてみて初めて気がついたが、オムツをつけているおしりというのは、もこもこっとしていてなんとも幼児(赤ちゃん)みがある。

お姉さんパンツになった娘のおしりは、元々の小尻がますます小さくなって、背が伸びたのも相まって急に「おねえさん」に見えた。

もう、もこもこおしりは見られないんだな。

離乳食が終わったとき、歩き始めたとき、ほぼハゲちらかしていた頭にやっと薄毛が生えてきたとき(失礼)……

育児にはたくさんの成長とともに、それまでの赤ちゃん時代の「終わり」がともなう。
嬉しいほうがもちろん大きいけど、ちょっとだけせつない。

まるまる2パックも余ってしまったオムツの在庫の使い道を考えながら、私はまたひとつ、娘の赤ちゃん時代へさよならを告げたのだった。



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