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アトピーと喘息でも人生をバラ色にできるお話 その19

皆さま、こんにちは^ - ^
お元気ですか?

私はお陰様でとても元気です

今日から新年度スタートですが、な〜んと今日はおひつじ座新月でもあり、新しい事を始めるのに最適な日だそうです(^.^)

やりたい事を紙に書くとスピーディーに叶う日でもあるそうなので、ぜひやってみてください

アトピーと喘息でも人生バラ色にできるお話 その19


自分のふり返りと、今までの事に感謝する機会にしようと書き始めたのですが、読んでくださる皆さまのお陰で19回にもなりました
ありがとうございます

では、大学に入学してイギリスに語学留学した話の続き

まぁ何というか、どなたの人生でもそうだと思うのですが、「ひょんな事」や「たまたま」で人生って開けて行くんだなと思う様になりました

自分の意思で何とかしようと頑張っていた時はそれなりの成果はあるものの、後から考えると頑張ったよね〜というイメージしか残っていない事が多く、実際に運が開けたことは、最初は気乗りがしなかったり、たまたま自分に話が回ってきた事だったりするわけで、もうそれなら最初からあれこれ画策せずに、成り行きに身を任せた方がいいんじゃないの?と最近は思うわけです

私の語学留学も正しくソレで、、、

⚫︎本気で留学しようなんてホントはそれほど思ってなかった
⚫︎語学学校の面接の先生に褒められてちょっとその気になった程度
⚫︎イギリスならビートルズゆかりの地に行けるかも
⚫︎ダイアナ妃がご結婚された時で、なんとなく

なあ〜んて、とても人様に言えるような理由ではなかった

でもこのたった2ヶ月の語学留学がとお〜〜っても私の経験の幅を広げてくれた

当時(1980年前半)は日本経済が飛ぶ鳥を落とす勢いで、日本と日本人に関する情報が多かったと思う。
日本に関するイメージも良く、とても救われた

街を歩いていると良く声をかけられた
「日本人ですよね?」と聞かれ、そうですと言うと「日本に行った事があるがとても良い国でイギリスに帰りたくなくなった」とか、「親切にしてくれた」とか

通っていた語学学校の、ある男性の先生は東京に何年か住んでいたそうで、その時の住所がデカデカと書かれたリュックをその時も持ってきていた
その住所が漢字で書かれていて、なぜ住所を書くか?と言うと、日本人は親切だからウロウロしていると道案内してくれるのと、落とし物をした時に必ず連絡してくれるからというのが理由だった

海外では自分の住所を明かすなんて危険極まりないが、日本だけは大丈夫だそうだ

後で聞いたジョークで、「電車で居眠りできるようになったら自分も日本人になれたなと思う」
と言うのがあったけど、当時は電車で居眠りするのが普通じゃない国もあるんだとびっくりだった

とはいえ最初の2週間くらいはホームシックで毎日帰りたい、帰りたいと思っていた

それは英語に自信がなかったから

朝から晩まで苦手な英語でコミュニケーションを取らねばならない苦痛

大学受験したのだから文法はできるがとにかく会話が苦手!
相手が話そうとする瞬間から私の頭には「ムリ!」という単語しか出てこない。

それが一変したのが、スイスからきたピーターの存在だった

私のホームステイ先のコーウェアさんは、常に留学生を二人くらい受け入れていた

私が行った時は私しかいなかったが、半月ほどしたらスイス銀行に勤めているという、ドイツ語を話す男性がやってきた

コーウェアさんとにこやかに話している姿を見て、英語ペラペラなのになんで語学留学?と不思議だった

コーウェアさんに紹介してもらって同じ留学生同士ということでその後2人で話したんだけど、、、

ピーターさん、ビックリするほど英語が話せていなかった(T-T)

え〜⁈
さっきの英語ペラペラ感満載の雰囲気はなんだったの?

なんと英語苦手で会話はムリ!だったハズの私が単語を教えてあげたり、それはこう言う意味?と聞いて言い直してみたり

それでどーーーーんと英語に自信が持てたのだ❗️(我ながら単純すぎる^^;)

ピーターさん、ありがとう(*^^*)

ところでそのピーターさんは実はゲイで、彼はそれを隠す様子もなかったんだけど、私はとにかく日本人の中でもとびきりの世間知らずだったので、口ひげに左耳ピアスがゲイの証という事を全く知らなかった
かれは口ひげ、左耳ピアスのどストライクのゲイだったけど、わたし的には女性っぽい話し方や仕草の人だなぁくらいの感じ

それが、ピーターさんってゲイ?と分かった時があった

それは夕食の時だったか、ピーターさんが「知り合いのカメラマンに撮ってもらったボクの写真があるの。とても綺麗に撮れてるからミサにも見てもらいたい」みたいなことを言って(なんせピーターさんの英語がイマイチなので要約)私が「どうぞ」と言う前に見せてくれた写真が、、、

ナント!彼が全裸でソファーにむこう向きに横たわってる写真(><)

私がえ〜〜っ⁈と驚く顔を見て、嬉しそうに「どう?綺麗でしょ?彼は私を撮るのが好きなの。今度一緒に旅行もするのよ」みたいな事を言いながら少女の様に笑って何十枚も私に写真を見せてくれた

もしかしたらピーターさんって、オカマさん❓
とその時やっと気づいたのでした(遅!)

それにしてもそっち系の人は万国共通で「ピーター」なのかな?とか当時の世間知らずの私は思ったりして(日本のピーター・池畑慎之介)その事をピーターさんに話してみたら、ちょっと興味をもった様だった

どの国のどんな人も、自分の生きたいスタイルで生きているんだなと感じた

その後エイズが世界中で問題になった時、真っ先にピーターさんを思い出した
とても思いやりのある、女子より女性的な魅力の人だったけど、ご無事でいてくれることを祈った

語学学校のクラスでは、「自分は英語ができる」と自分に暗示をかけたらトップのクラスに入れたが、そのクラスには日本人はいなかった

スペイン、イタリア、フランス、ユーゴスラビアから来ていてアジア人がいないクラスで、みんな個性的で面白かった

ある時授業で、前回話したユーゴスラビアからの男性と組んでやるワークがあった時、あからさまにその男性がつまらない顔をするので、てっきり私と組むのが嫌なのかと思い謝ったら、、、

「なぜ謝ってるの?この授業は僕たちを軽んじてるとは思わないか?まるで中学生にする授業だよ」と言い出した

私は日本人根性丸出しで、ここは彼をなだめてと思い「先生には先生のやり方があって」みたいな事を言うと「ミサはこの授業で良いと思っているのか?」と言い出してますます面倒くさくなった
するとその彼が先生に直談判に行ったのだ

すると先生はみんなを止めて、こういう意見があるがどう思う?と問題提起をした
そうしたら出るわ出るわ色んな意見が!

「前に行った語学学校よりはずっとマシだ」
「まあそんなに気にするな。時には息抜きも必要だよ」など、など

一つ言えることは、「先生が一生懸命準備して下さったのだから大人しく従いましょう」という意見が全くなかったことだ

そもそもその前に、日本なら授業のやり方に意見することすらないと思う

そう言う訳で、ジッとみんなの意見(ジョークまがい)を聞いていた先生が憮然とした顔で

「要するに、みんなはこの授業を歓迎していないってことね」

と言って、その内容でやるのをやめて、何か違う事を始めた
その内容は覚えていないが、私はそんなやりとりにひたすら驚いた

自分の意見を持っていて、それを表現する事を躊躇しない
とにかくみんなジョークが好き!


それって関西人のノリと似ていると思った

母が京都出身で、母方の親戚がどっさり関西にいるのでどこか似ているなぁと思った

語学学校でのことはまた次回に

ここまで読んでくださってありがとうございました

今日は新月なので、24時間以内にやりたい事を書き出すと願いが叶うそうです

素敵な一日を!
写真はロンドンのウエストエンドのイーリングブロードウェイ駅
ここからセントラル線で語学学校に通った懐かしの駅
夫と8年前に訪れました

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