手術終わりましてご報告〜主に格ゲー方面

とりあえずは乳がんの切除手術を予定通り終えました。お気遣い、励ましの言葉をかけてくださった方々、本当にありがとうございます。

癌の治療は、まずは腫瘍の切除になりますが、切除した病巣の病理検査をしてみないと判らない点もあり、最初の検査で生検までやって早い段階で確定診断を受けていた自分の場合にしても治療方針が固まるには術後の分析待ちになる模様です。

それならそれで、わざわざ報告上げるのは結果出てからでいいようなものですが。

帝都大戦に関して言っておこうかと。

現在、私が主にTwitterのSNS繋がりがある人は格ゲープレイヤーが多く、2010年のリリース以来プレイしている『エヌアイン完全世界』というプレイヤー人口自体が多くない、しかもアーケードオンリーのプレイヤー繋がりが主体となっています。アーケードゲームの必然として、直接対戦したことのある、面識のある人ということになります。

エヌアイン完全世界の全国規模の大会で、3on3チーム戦の帝都大戦が10月に予定されチームを組んでいた折に癌が判明することになり、参加できるかの分かれ目になるのが「腋窩リンパ節郭清」と考えていました。

がん細胞はリンパ節を通って全身に広がっていく性質があり、脇下のリンパ節への転移の兆候がある場合リンパ節を切除します。そうなると、そちらの腕に負荷がかけられない、腕のリンパ浮腫のリスクが上がるといったデメリットが発生します。

つまり左腕が効かないわけで。

さて、手術してみたところ、手術中に行う検査の結果リンパ節転移の可能性は高いと見られ、脇下のリンパ節は切除となりました。今は脇下が一番痛くて腕が上がらないのと二の腕あたりまでは痺れている状態です。

まだリハビリできる段階ではないながら、2、3ヶ月ほどで感覚は戻ってくるようですが。レバーが持てないということはなさそうですが、腕を酷使しないようにとのことであまり長時間はプレイできないかもしれません。

自分の体感として、ここ1、2ヶ月脇下に痛みは感じていたし、7/1時点での検査結果からまあリンパ節に転移はしているんだろうなあ…と覚悟はしていたのですが。 

結果がはっきりした以上、2年ぶりに復活した帝都大戦、チームも2年前に約束してようやく日の目を見るかと思われましたが、代わりのメンバーに託して私は不参加と致します。

なにしろ、がんが発覚したその日にまず代打ちを探しましたし、正直なところ私を抜いた方が強いですからね、このチームw

チームの帝都大戦での健闘と活躍を祈ります。


8/31追記

残念か、格ゲーはやめるのかと云えば。

まあ、そういうものだと納得している といったところだと思います。

エヌアインが稼働してから(前作のアカツキ電光戦記からではありますが)、私は全国各地のゲーセンで対戦してきました。10年前の自分に動画やオンライン対戦の環境がなかったこともあり、より多くのプレイヤーがどんなプレイをするのか知りたい、自分に対戦する力量があるなら実際に対戦して知れればなお良い、と機会があれば出来るだけ対戦が行われているらしいという店に足を運んでいましたが、この機を逃せば次はないかもしれないと常に思っていたからです。

そういう意味では、自分は対戦したくて堪らないというタイプとは違って(後述)、方向性としては未知のプレイヤーを知りたいのが第一で、今ある機会を逃さないうちに行動していたのが大きい。

いや特に交友を深めようとかでなく、対戦台の向こうで一言も話さないで「あの日頃見ないプレイヤーは誰だったんだろう」でいいんですけど……だからといって別に喋るの苦手でもないので喋るのお断りでもないですけど……でもまあ通りすがりの見知らぬプレイヤーと対戦した でいいじゃん?とは思うも人口の少なさとSNSの普及、ACゲーマーの非匿名性が増す時流でその辺はあきらめた訳ですが。

閑話休題。

現在アーケードゲームをプレイしている人で実感のない人はいない事と思いますが、遊んでいた台の撤去や通っていた店が閉店してしまうことはいつ起きても不思議はない。それと、物心ついた時にアーケードゲームが隆盛を迎えた第一世代としては先程挙げたプレイヤーの匿名性──名も知らない常連客をある日から見かけなくなることは常という感覚は多少強いかもしれません。ゲーセンでの人との出会いは一期一会。そして当然、いつしかゲーセンに来なくなった人の選択と同じものは自分にも降りかかる。他の趣味に時間を割くことを選択するかもしれないし、仕事や結婚といった人生のステージによってゲーセンに行くことを選択できない時期もある。自身や家族の健康も然り。

長々語るまでもないながら、人がゲーセンに行くことを選択できるのは有限だと。であるからには、それがいつ叶わなくなっても「今まで充分にやってきたから満足だ」と思えるようにやっておこうと常に意識していました。

そんなんで、エヌアインに関しては一番多くのゲーセンに行っているプレイヤーかと思います。旅行ついでではありますが、その周辺に行ったことのないゲーセンがあるので旅行先に選んだりはしていますので。

もう一方、対戦すること自体のモチベーションとしては。これに関してはスタートがやや後ろ暗い(というほどネガティブではないですけど)ものでもあり、目標設定として『勝てる見込みが皆無という相手はない程度に闘えれば充分』ではありました。ではどこまでやるかと云えば、楽しいと思っているうち、それ以上にまだこのゲームをやりたいと思っている人がいるうちは環境が残せるよう自分の出来る範囲のことはやろう、と考えていたのが正直なところ。

なので、やれなくなる時が来たのなら「今まで沢山の人と対戦してこられて良かった。満足だ」ですし、ゲーセンに行ける体調だったら日常として行くでしょう。以上。






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