2011年再掲 【遠征と、一年前のはなし】

 htmlテーブルの旧サイトは現在編集環境がないので今更の話ながら拾っておこうかと。
 ちょっと判りにくいですが、2010年4月の出来事を書いています。
 時期としては、エヌアイン完全世界の最初のロケテストが行われた1ヶ月前。文中にあるアカツキ電光戦記段位戦「電光外伝」でコーハツのエヌアインロケテストが同時開催となっています。
 文章の補足と分かりにくい表記のみ直して以下はそのまま再掲。

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 まだエヌアインが発表される前。アカツキAAで対戦できる環境がある場所ももう限られているだろうと、ちょうど一年前(2010年4月)に北陸と、四国に2週続けて行ってみた。
 北陸は元々予定していた金沢~福井への旅行の道中ですが。
 徳島へは、たまたま見つけたアカツキプレイヤーの方のブログで、帰省先の徳島に強い人が居るとのことで、そこのプレイヤーさんを知っている人は他に居なさそうなので、それじゃあ実際行ってみよーと。

 やっぱり人口が少ない所とのことで、普段対戦できないプレイヤーと対戦できたと喜んでくれたけど、私くらいのへっぽこプレイヤーでなく上級者が来てくれるといいのにな、対戦したいという人なのに勿体ないなと、コーハツまで行くのは難しいものかとちょっと話してみた。
 時間も労力もかかることなので無理にとは言わないけど、電光大戦の時にでも行ってみては?と。

 そこのアカツキAAは、この時私が会ったプレイヤーさんが交渉して設置してもらったとのことながら、稼動はともかく店の先行きが…との話。
 そして、そのゲーセン、佐古エンゼルが閉店したと聞いたのは四国から帰ってわずか一週間後のこと。
 また2ヶ月後くらいに行くと言って別れたものの、一期一会だったな…と思ったけど、翌月の電光外伝、コーハツでそのプレイヤーさんと再会した。

 遠方に行く場合は、私は大概名乗らなかったりRN仮名wだけど、駅まで送ってもらったりとお世話になったので別れ際に名乗ったら(※帰りの飛行機に接続するための電車の時間過ぎて対戦していて、車で徳島駅まで送ってもらったおかげで無事帰れたのでした)、後日このサイトを見つけてくれたらしい。
 私が地方にあちこち行っているのを見てコーハツに行ってみようと思った、と言ってくれたのは社交辞令もあるだろうけど。

 そのプレイヤーさんは動画を参考に練習したとのことでしたが、段位戦で動画で見て憧れだった、心の師匠だという強豪プレイヤーの方々に野試合を挑んで、うれしそうに対戦していた。

 地元では対戦環境が限られているけど遠征はしないでいた人が、実際に他所から来たプレイヤーに会って、機会を求めに行ってみようと思ってくれた。実際に対戦会に参加して楽しめた。そういうプレイヤーが一人でも居たのなら、その時対戦できた以上に私はこの時四国に行った価値はあったと思っている。

 なので、その後エヌアインが四国に入らなかったのは残念だった。(※この時期はNESiCA版稼働前。基板リリース当時四国内に設置店はなかった)
 もっともアカツキプレイヤーがエヌアインも好きとは限らないですけどね。

 まあ別段、地元での対戦で満足だしわざわざ時間+金銭的なコストかけて他の地方に行くつもりはない人に遠征を勧めるつもりはないのですけど、環境に満足していない人には、行動してみた分だけ得られるものはあるよ、とは言いたいと思う。それと、チャンスは作らないと何時までもあるものじゃない、と。

 行く人はわざわざ云わなくても遠征したいと思ったら行くだろーとは思っているんですけどね。
 動けるタイミングというのは意外と数多くないよ、とはちょっと人生長い者からの一言。

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 ──ツイートの中で言っていますが、遠征する人は自分で時間や金銭的な条件の折り合いがついたら言われるまでもなく行くだろうし、正直、誰の影響でというのはどうでもいい話。
 影響があるとすれば「そうする発想がなかった」人が、実際に遠征するプレイヤーを目にして「やろうと思えば出来るんだ」と思うかどうかの一点と思っています。

 自分自身、昔現役(?)で格ゲーをやっていた時には、地元で対戦できる+そもそも情報媒体が非常に限られていて他地域の情報がほとんどなかったことで、他の地方に対戦しに行くということは考えていなかったですし。

 私の場合は、他の地域の大会に行くのもアリだなと思ったのは第一回の電光大戦の時のことですが、その時一番影響を受けたといえるのは某緑戦車氏(※時の扉氏)。
 電光大戦予選は何カ所か観戦しに行っていて、戦車が予選通過したら面白いなと応援していましたが、最後の予選で惜しい展開ながら予選通過はならず、その直後webエントリーされているのを見て、「全国大会は予選に通ったから行くというのでなく、参加したいという意欲があれば行ってもいいんだ!」と、自分にそういう発想がなかっただけに単純なことながら目からウロコで。
 それと、応援イラストを送った際にコーハツ店長さんが背中を押してくれたこともありました。

 電光大戦で色々なプレイヤーの試合を見られたことで、できる限り多くのプレイヤーを見たい(それこそ“全てのプレイヤー”くらいの勢いで)というモチベーションが発生したり、不律を使えるようになりたいとの意識が出てきたりと、その後を大きく左右することになった次第ですが。

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 地に足が着いていない人間なもので思いつきであちこち出没しますが、それはまあ私がその地域のプレイヤーと対戦してみたくて行くのはいいとして、人口の少ない地方だったら上級プレイヤーが行ってくれた方が盛り上がるだろうになーとは思うのです。
 自分では力不足ながらも対戦してくれた相手が楽しいと思ってもらえれば何よりですし、勝負になるように頑張るつもりではあるんですけどね。
 

それにしても、エヌアイン新規勢は遠征にアクティブですねー。善哉。
無理のない程度に、楽しい対戦を!

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 再掲ここまで。
 この時の「遠征? やろうと思えばできますが何か?」を実践しようと思ったことは、さらに2011年2月の札幌でより強く意識するようになったのですが、それはまた、別の話。

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