ついでに、自身の現状について

先日、サークルの今後について色々立て込む前にと告知を出しておいたところ、ご覧くださった日頃お付き合いのある方からコメント等いただきまして。まずはお気遣いありがとうございます。

個人的な事ながら現状等も定期的に書いておけば手っ取り早いかと思いまして、今回は体調面について説明をざっくりと。

癌って、どの程度?

進行度(ステージ)が設定されているのは耳にすることもあるかと思います。腫瘍の大きさや転移状況で段階づけられるもので、結局のところ切除した腫瘍を分析したり、転移状況が判らないと確定しない模様。

今聞いて自分で判っている情報は、乳がんの浸潤がんであること、確認できるステージはIIとなっていることです(腫瘍がギリ5cm手前)。

乳がんはがん細胞が組織内に留まっている非浸潤がんと、増殖して組織の外側まであふれ出てきた浸潤がんとに分かれますが、外の組織に広がった浸潤がんは血管やリンパに乗って全身にがん細胞が運ばれるため、投薬等で全身のがん細胞を死滅させる治療が必要になります。

自分で癌と判ったのはどうして?

かなり進行した段階でとはいえ、検診も受けたことがないし関心がその程度の人間が自覚症状ですぐ検査の必要性を感じたのは、運が良かったと言うよりほかないかもしれません。

私は印刷会社に勤めているのですが、発覚より一ヶ月ちょっと前のこと、市の乳がん検診の啓発・案内の印刷物に携わっていたのでした。在版の修正なので一から版下作成して内容をじっくり読み込んだ訳ではないですが。「そういえば低価格での検診の案内とか来るんだったな」「こんなに癌になる割合高いのかー」とやや身近なものとして読んでいた中に、こういった自覚症状があったら…という項目が。

その記憶からそう日が経たないうちに、ある日突然、痛い。さらに、なんか血が混ざったようなものがわずかに下着に付いている。しこりがあるかというのは代表的な判別方法でいわれるところですが、気にしたことなかったけど…ソレっぽいな。

さらに思えば、従姉妹は30代前半で乳がんを発症していてその父(伯父)や私の父もがんなのだから、もうそういう家系じゃないかって。

なんかもう全部繋がったわー!とばかりに、週明けを待って即日検査が受けられるクリニックに行ってきた次第です。

ちなみに、自治体の助成なしに自費でマンモグラフィ、超音波、マンモトーム生検を受けると費用は33,000円ほど。自治体のがん検診があったら受けておいたほうがお得です。

今はどうなの?

ぶっちゃけた話、悪性腫瘍自体はそれまでも何年も身体の中にあった訳でしょうし、患者の生活に影響が大きいのはがん細胞を死滅させるための治療でしょうから、手術待ちで治療が始まっていない段階ではそれまでと変わっていないと云えばそうでしょう。

ただ、自覚する程度には顕在化したので、とりあえず患部は痛い。激痛って程ではないものの、一日の半分くらいは気になる程度に痛い。

それと、だるかったり微熱が出たりするのは、どうもそういう症状はあるっぽい。怠いからとぐったり横になっていると気が紛れないので余計に痛みが気になるからよろしくない。

ついでにあちこちリンパがぴりぴりするのは今どうこうしようがないので気のせいと思っておく。

精神的にはつらくない?

精神的にしんどかったのは、初日から癌だと判っていても生検の結果が下りないことには病院に掛かれない、現状どうなのかが判らないまま治療を受けるに到らない状態で待つ7月初めの約一週間で、現在は手術待ちにしても準備段階に入るまでは状況は進んでいるので、それなりに割り切っていると云おうか。

早ければ早いに越したことはないものなので、そりゃ後から「あと◯ヶ月早かったら」とか思う局面も出てくるでしょうが、詰まる所今出来ることをやるしかないのですし。出来ることをやってだめだったら天命というしかないでしょ。

ついでに、こうなると検診等は「もっと早くに行っておけば」と思うところなのかもしれませんが、今年は市の検診が各自の自由予約になっていましたが、以前は決まった時期に申込み制で仕事の予定と折り合わず、そうした時に仕事より自分の健康管理を優先しようとは思わなかった、思い返しても自分にその選択意志がなかったのだから、その上での現状は致し方無しだろうと。てな具合に納得しているのであんまり後悔するところではないですね。

とはいえ、同年代で自営業や非正規雇用で健康診断等を日頃受ける機会のない周りの人には、そのためにスケジュールを割いてでも検診等は受けておいた方が良い、とは言いたいですが。



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