天邪鬼

天邪鬼

明けないでくれと願う　
隠し続けて欲しい夜を越えて

つまらない本能、思考の暴走を
黙らせるように冴えない頭で朝へ

君が云う大丈夫に踊らされて
引き摺られた
この心はズタボロで使い物にならない

君が云う愛してるに泳がされて
打ちひしがれたこの心模様は穢らわしい斑

邪魔臭い　脳味噌目掛け　銃口を当てて
放てbang bangと段々楽になって
今を笑えるさ

確かな光が僕らに必要で
それが出会うべき正体だとしたのならば

呼吸を続けるだけならば誰だって
苦しまない、涙を流す事はしない
儚さを理解し合えたら
誰も咎め合わなかったでしょう

確かな光がこの目には必要で
手探りで暴き出すべき正体は、嗚呼
藻掻く程霞んでしまった
拭い切れぬ後悔を綴る

埋まらない距離に唄う事の虚しさとか
混ざり合えぬ、でも君を愛してる

邪魔臭い　脳味噌に別れを告げて
放てbang bang bang　もう楽になって
涙も忘れよう　

確かな光が僕らに必要で
それが出会うべき正体だとしたのなら

本当の意味で交わり合え無い
悲しい、切ない、五月蝿くて愛しい

儚さを理解し合えたら
誰も傷付けず
愛し合えていたでしょう