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時には生きているだけで尊敬されるべき

2021年10月4日

本格的に秋になろうと変わりゆく季節の中、ついに退職してしまった。
正確には9月末が最終出社なので、10月はまだ在籍はしているんだけど会社に行かなくても良いのだから気分は退職とそれほど変わらない。

ここ1年で忙しくなり、スキルも体力も判断力も機転もとにかくすべてが今まで以上の基準を求められる中私は疲れてしまったのだ。
できないことに対する教育もなければ残業続きで勉強する時間もない、一緒に暮らすペットの体調も芳しくなく実家の祖父はボケが始まっていて介護などしたことがない私でもそろそろ実家に帰るべきなのかしらと思わずにはいられないくらい心配事もある。
極めつけは1年前に上司になった者と超絶相性が合わない。
相性が合わないとはそのままなのだが、本当に相性が合わない。
上司が言っていることは最もなことも多く尊敬するところも多いのだがそれを覆すほどに考え方が合わない。
そのせいか身体だけでなく心まで疲れ切ってしまっていた。
 会社の経営状況が思わしくなく全体周知で希望退職者を募ったとき「ついに来たか…」という思いと「まだあと少しは大丈夫でしょう」という思いが交差した。
同時にもう会社に来なくてもいいんだとホッとした気持ちと、年齢もスキルもほとんどない私がこのコロナ禍でつぎの転職先をどうしようかと不安になったりもした。

結局9月末を最終日として退職したわけで、10月中は完全なるニート。
10月は会社から有給扱いにしてもらい、11月末まで在籍になるのでその間給与は支払われる。ありがたい。
しかしそんなのんびりもしていられない。2か月なんてすぐだ。
さっさと次を見つけないと、貯金もほとんどない私は完全に終わる。

地方出身。賃貸物件。ペット有。アラサー独身。彼氏なし。

この記録は、私が現職の会社を退職するまでどのようであったのか、そして転職までの日記として記しておく。(転職…できたらいいな)

まだ空は夏の様相だし、街路樹のハナミズキの紅葉は美しい。赤くつけた実がなんと愛らしいことか。
まだ盛りは終わってないぜ!と百日紅のふわふわした花も健在だ。
この文章を書いているカフェも雰囲気がいい。
ランチのカレーは絶品だったし、Wifiも使える。本当にありがとう。
少しのんびりした気分で大好きだった文章を書きながら秋を過ごしたいと思う。

人生ほぼ半ば。
こんな時期に人生について考える時間をくれてありがとう。
思うことはたくさんあるし「ありがとう」の裏には恨みつらみや愚痴も多いのだけど…
とりあえず感謝の言葉を口に出しておく。


明日もいい日でありますように。
今日の終わりに少しでも充実した日だったと思いたい。

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