プリティーリズム・オーロラドリームを観てほしい

キンプリが上映されてからかれこれ一年半程。
かの作品から、プリティーリズムシリーズ(キンプリ含む)と出会い、深みに嵌っていった人も多いのではないでしょうか?
かく言うわたしも、その一人だったりします。あの作品が放つプリズムの煌めきに圧倒され、プリズム脳になってしまいました。
そこでキンプリの次に出てくるワードは、「プリティーリズム」または「プリティーリズム・レインボーライブ(RL)」「プリリズ」などの関連用語を見た人も少なくはないと思います。
わたしの場合、先にレインボーライブは話に聞いていたのと、友人にpride(18話ver)を観せてもらっていたので、存在自体は知っていました。
おそらく、ここまでは知ってる方も、それこそ既に観ている途中または完走済みの方、そしてリアタイ勢も多いと思います。
ですが、今回わたしが推したいのはアニメ版プリティーリズムシリーズの始まりである「オーロラドリーム」です。
キンプリを通してプリズムショーの素晴らしさを知り、レインボーライブでひたむきに困難を乗り越え心を煌めかせる姿に心を打たれてきました。これが一年ぐらい前のことでした。そしてつい先日、重い腰を上げて観てみたオーロラドリームを完走し、プリティーリズムシリーズはシリーズ通して素晴らしい存在だと思わされました。とにかく、素晴らしいんです。たくさんの人に観てもらいたいんです。

そもそも、レインボーライブさえ観ていれはキンプリを楽しむには十分でしょ?って思う方も多いと思います。たしかに、レインボーライブを観ているか否かが最も楽しめる度合いを変える因子と言えましょう。
だけど、違うんです……!いや、違わなくはないんですけれど…。
というのも、オーロラドリームを観て思ったんですが、やっぱりRLにもキンプリ・キンプラにもオーロラドリーム(というよりシリーズを通して)を観てないと伝わらない伏線だったり小ネタがところどころあるんですよね。
わたしの中で、最たる例だと思ったのがRLで天羽ジュネがプリズムショーを披露した回です。
おそらく、ADやDMFを観てない方でもジュネ様のプリズムショーには圧倒されたことだと思います。というより、わたしがそうでした。だって、プリズムライブチートすぎやしません?しかも、ジャンプがよくわからないけどなんとなくすごくないですか?というか、やたらと動きが美しくないですか?…と、彼女がチートな存在であることを仄めかす描写はそれなりにありました。だけれど、オーロラドリームを観ると、彼女のチートさ加減を表すのはそれだけでないことがわかります。
というのも、彼女が途中で跳んだジャンプ、「オーロラライジング」はオーロラドリーム界ではキーとなる、非常に高難易度なジャンプなんです。過去にオーロラライジングに挑み、選手生命を絶たれた者、記憶を失った者、闇にのまれかけた人、失踪した人、婚期を逃した人…とにかく、いろんなダメージを負った人がいるほどの恐ろしいジャンプなのです。
本来は正しい手順を踏めばそんなことはないんですが、その正しい手順を踏むのが大変なんです。そんなわけで、それをあんなに軽々と、しかも前座で跳ぶというのは割と本気でジュネ様の正体を知らない人にとっては衝撃的なことだったんです。
そして、そのことはこの説明を聞いただけでは十分の一程度しか伝わりません。多分。
オーロラドリームでの彼女達の軌跡を見たからこそ伝わることなんです。
それと、キンプラではオーロラドリームを意識してる描写が多々あります。どこがとまでは言いませんが、本当にたくさんあるんですよ…。一つだけ言うと、エーデルローズ生達の言う「レディースパーキングッ!」の元ネタはオーロラドリームの主人公達のユニットでの掛け声です。突如割って降ってきたものじゃないです。
それと、いろんなジャンプの元祖が見れたりして楽しいです。はちみつキッスとか、無限ハグとか。
個人的に好きなジャンプは主人公であるあいらが跳ぶヒラヒラ開く恋の花(もしかしたら変換が違うかも)50話で同じくあいらが跳ぶジャンプです。多分、派手さとか腹筋崩壊度だけで言えば、RL〜キンプリの男子ショーが一番なんですが、オーロラドリームのプリズムジャンプもすごいです。
あと、当時の男子プリズムショーの力の入れ具合と、RLの男子プリズムショーの力の入れ具合(というよりも予算がある感じ)を比較して観てみるのも楽しいです。当時は予算がなかったんだなぁ…と微笑ましくなります。というか、御託は置いておいて、そもそもプリティーリズム・オーロラドリームというか作品自体が素晴らしいんです。ところどころで泣かせてきたと思いきや、とあるキャラ(1話時点で勘の良い方は大体誰か察せると思われます)で笑わされたり、とても素晴らしいエンターテイメントなんです。わたしの語彙力とプレゼン力が乏しすぎて何も伝わってないのが悲しいですが、本当にいいんです。
なので、とにかくオーロラドリームを観てください。

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