人生のターニングポイント

みなさんこんにちは。Mioです。
今回もインスタストーリーから。僕の生涯を語ってほしいと言われましたが何か大きなことを成し遂げたわけでもないし何か大きな怪我とか一般的にいう大きな困難を経験したわけでもないのであまり面白くないかなと思います。なので今回は僕の人生における大きなターニングポイントについて話しましょう。考え方も大きく変わった時でした。

高校2年の春のこと。中学1年時からソフトテニスを始めた僕は下手なりにがむしゃらに努力して頑張っていました。高校からはポジションを変えほぼゼロからのスタート。アドバイスをもらっては練習し、試合に挑む日々。それでも3年間の差というものは想像以上に大きくいくら努力しても周りとは比べ物になりません。もちろん一球くらいはいい球を打ててもコンスタントにミスなくラリーを続けられることはできませんでした。
それでも努力した結果高校1年の冬からその努力は少しずつ実を結び始めているのを感じていました。少しずつ自分の形が決まっていき多く勝てるようになりました。そして春の大会でいい成績を残し、迎えた団体戦。
初めてメンバーとして選ばれた僕は三番勝負に臨むことになります。つまり、僕が勝てなければチームは負けてしまう。そんな中挑んだ初めての団体戦。幸い相手が格下だったこともありストレート勝ち。しかし試合はひどいものでした。足はずっと震え、一球も自分の思うような球が打てませんでした。事実、僕はこの試合を1ポイントも覚えていません。もっと言うとこの日のことは何も覚えていません。
そこから僕は自信をなくしました。部活も嫌になりました。夜は眠れず日中はその影響でずっと眠気に襲われる、そんな毎日を過ごしました。そして6月のある日、夕食を食べていると気を失いました。ずっと視界がゆらゆらして母が呼び掛ける声は聞こえても返すことができませんでした。そのあと測ると一分間に40程しか脈を打っておらず本当に気が気でなかったです。
そこから僕は体力がグンと落ち部活を休むことになりました。先生にはできれば早く戻ってきてほしいと頼まれましたがとても無理でした。あの日から夏休みの終わりまで休みました。
それからというもの、僕は自分を俯瞰で見ることに努めました。これまでは部活に没頭していてあまり自分を見つめ直す機会がなく結果的に良い機会となりました。なにも縛られることがない膨大な時間はそれを助けてくれました。
そして僕の考えは180度変わりました。
僕は何事も頑張れば頑張るほど良い、そう思っていました。部活も勉強も何もかも。でも体を壊したことでその考えは変わりました。一番大事なのは自分自身だと。世間体や周りの目どうこう以前に自分が思う幸せな環境に自分を置くべきだと。
それとメンタルヘルスに対しての関心も高まりました。僕が思ってる以上に体と心の関係は深く些細な出来事でも簡単に体は壊れることを知りました。
広い世界に目を向けることの大事さも身にしみて感じました。今思えば個人的に、何か一つのことに没頭しすぎるのはあまり健康的ではないのかなと思います。もちろん良い時はもう最高の気分でいられますが一度それが悪い方向に進んでしまうと他のところにも良くない影響を及ぼしてしまう可能性があると思います。なので僕は他に熱中できるものをいくつか持っておくことも大切だと思いました。

この出来事についてこれだけ詳しく話すのはおそらく初めてかもしれないです。おそらくあれだけ長い期間辛い思いをすることはないと思います。ただ、間違いなくこの経験は僕をより豊かな人間にしてくれました。あの期間のことは多分一生忘れないだろうなぁ。

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