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わが家の大切な家族 ♡愛犬マロン(栗)♡
14歳8か月 ♂ ダックスフント・カニヘン
2007年9/14生まれ



みなさんは「メラノーマ」という病気知っていますか?
今回、初めてこの「メラノーマ」を私は知りました。

人間にも同じ病気がありますが、簡単にいうと犬の「メラノーマ」は悪性黒色腫といわれ、発症したら余命宣告を受けるくらい怖い病気、皮膚や粘膜にできる悪性腫瘍つまり癌のひとつです。
完治は難しく、治療法としては外科手術が一番多いようです。
できるだけ初期に見つけ、部位によりますが、骨ごと切り取る、切断しないと転移し予後が悪い病気となっています。
最終的には肺に転移がみられ、呼吸困難で死に至ることもあるそうです。

原因も色々な説があり
遺伝的なもの、濃い毛並みの動物、硬いものなど刺激が繰り返しあってそこから発症するなど
ハッキリしていないのが実情のようです。
老犬やオスに多いとも言われています。


《既往歴》
心臓病の薬を10歳過ぎたころから毎日欠かさず服用
痙攣(てんかん)の薬は2年前、12歳から服用
膀胱炎の薬も12歳後半から服用
脾臓に影があり、(12歳)癌だと言われてました。
14歳の10月右下唇、粘膜に腫瘍(メラノーマ)ができ現在は腫瘍が大きくなっています。
腫瘍からの出血、悪臭との戦いの毎日。


腫瘍ができたとき、
すぐにかかりつけの病院に行きましたが、
老犬であり心臓が悪いため、
麻酔や手術は命の危険があるので麻酔を使う検査もできず、
いまは見守ることしかできない状況です。


腫瘍専門医を探し、
どうにか治療法や薬はないものか
藁にも縋る気持ちで受診しましたが
現実は厳しく
受け入れるほかありませんでした。


どれだけネットを検索し、良い情報を探しても見つかりません。

この「メラノーマ」といま、向き合って戦っている飼い主さんがいたら一緒に乗り越えていけるかも、、、そんな気持ちで記録に残そうと思います。

症状や腫瘍の場所などそれぞれで違うので、わが家のマロンの症状でしか分かりませんが、何かしらお役に立てたら嬉しいです。



毎日、写真で記録を残しています

2021年11月22日

これは腫瘍ができて1ヶ月ごろ。10ミリくらい。


日に日に腫瘍が目視で分かるくらい大きくなり、いびつな形になっています。

2022年2月27日

4ヶ月。
2センチ~3センチくらい。幅(厚み)も出てきました。


当の本人は痛みなどないようで、ただただ邪魔のようでぶら下がっている腫瘍をカーペットにゴリゴリこすりつけています。
なので、カーペットや床は血のうみ、、、
しばらくは血が止まらず焦ります。

このまま血がとまらなくて、出血死したら?といつも不安でいっぱいで目を離すことができません。



貧血にならないようにわが家では牛肉を毎回、トッピングして食べさせています。
マロンは牛肉アレルギーはないので、お肉を食べたくてご飯の時間を待っているくらい食欲があります。

人間さまが食べる牛もも肉(赤身)のブロックを薄切りにし湯がき、それを小さく手作業でフレーク状にして冷凍保存し、毎食毎に解凍して与えています。
お肉は鹿肉や馬肉が良いみたいですね。


本当は膀胱炎があるため、病院から指示されている療養食を与えているので他の食べ物は与えるのはタブーなのですが、お肉のおかげで食欲旺盛だし、残り少ない犬生なので食べたいものを与えることにしました。
かかりつけの先生にも言ってあります。



貧血の他に困っていることが、、、
これは腫瘍からの悪臭(腐敗臭)です。
耐えがたいほど、部屋中に匂いが充満し、どうにもできません。
最初のころは出血だけの心配でしたが、
現在は匂いと出血や粘液で汚れる布団やシーツ、カーペット、本人の胸毛や腕毛につく汚れとも戦っています。


胸毛につく出血、粘液汚れ対策は赤ちゃん用のよだれかけエプロンを買ってきて、首回りを補正し、ひもを取り付け毎回交換しています。
それでも顔回り、しっぽなど汚れはシャンプーしたりウエットティッシュで拭いたり。
洗濯機は以前より回す回数が何倍も増えました。
洗えばある程度の悪臭は取れますが、マロン本人の匂い(腫瘍からの)は物凄く、どんなにきれいにしてあげても消えません。


腫瘍からの悪臭の対策としてレーザーで腫瘍を切る手術もありますが、麻酔が使えないためこれもできません。
人間の私でさえこれだけ匂うのだから、マロンはどれだけ苦しいのか?
狩猟犬であるダックスフントだから臭覚はかなりのものだと思います。


2022年5月6日

6か月~7か月
3センチ~4センチくらい。幅10ミリ。
いびつな形。

右下唇に梅干しがくっついてぶら下がってる感じです(>_<)



唯一の救いは元気で食欲があること。



わが家ではサークルに入れず自由に動けるように育てたので、
寝る時も同じ布団、私の腕枕や隣で眠っています。
いつも通り隣にいる姿がいつまで続くのか、、、
こんなにいまは元気なのに、老犬でもあるし急変することもあるので覚悟はできてるつもり、、、



でも実際は覚悟なんて誰もできない、、そう思う。

1年前に逝ってしまったボス(ペキニーズ)を見送ってそう感じたのです。
覚悟していたのに受け止めるのは辛すぎました。


それでも

時間がゆっくり癒してくれて、
わが家に来てくれたことに感謝しています。



マロンは目も白内障でほとんど見えず、耳もかなり遠くなり、一日の大半は寝ています。

心臓病が分かってからは散歩も嫌がり元気がなくなりました。
天気の良い日はベランダに出て外の空気を吸い、日向ぼっこをたまにしています。

夜中に起きたら同じ場所をグルグル回り、どうにか水置きまでたどり着きボーっと一点を見て、フリーズ。
少し痴ほうも出てきた感じです。

でも、これもまた可愛いんですね。
老犬だからこその可愛さがあります。


目が見えずよくテーブルの脚にごっつんしたり、壁に向かって座っていたり。

買い物に行くのも一苦労。

寝てるスキを見てそーっと出かけると、
しばらくして居ないことに気がつき、のっそりと行動開始。
私が動いた動線を臭覚で嗅ぎ分け
最終的に玄関まで行き
私の靴がないことが分かると
突然、
遠吠えが始まり、帰ってくるまで鳴き続けています。

帰ってきたのも気づかず、吠えている姿が愛おしくてたまりません。
今日も元気なんだ!吠える元気があるんだと安心する私です。



この先、どれくらい腫瘍が大きくなり、
食べることもできなくなるかも知れませんが、
いまは毎日を
いまを生きています。


見てくださり、ありがとうございます。
経過をまた書いていきますので、よろしくお願いします。




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