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好きな漫才・コントネタ

前置き
今回は好きな漫才・コントのネタを語ってみようかと。
昔はお笑いに興味はなかったんだけれど、今、お笑い熱が上がっておりまして。でも、私の場合、ネタの好き嫌いは激しいと思う。

基本的には『人を傷付けない漫才』『言葉遊び、独特の創られた世界観』『あるあるネタ』などが好きで、いわゆるボケ役の事をツッコミ役が激しく詰ったり、どついたりするのは苦手です。だから、お笑い芸人が主体になっているバラエティ番組はあまり観ない。ヌルいと言われようと、ネタだろうと、他人を過度に弄ったり貶めているのは、観ていて不快になるので嫌(だから、ドッキリ番組も嫌い)でも、私が嫌いなスタイルでも、たまにそれを上回るくらい面白い要素があれば、好きになる場合もある。

前置きが長くなったが、好きなネタの感想を語っていく。最後の大オチは書いていないけれど、ネタバレも多分に含まれるので、知りたくない方は、ご対処お願いします。

ちなみに、ゲームネタGPのお気に入りのネタ感想は、こちらで書いているので、ご興味があれば、どうぞ。


超平和万博「クラブ(傘)自慢」(タイトルは便宜上付けました)

ゲームネタGPで初めて知った超平和万博。他のネタを観たくて検索したら、これが出てきて、これは尺が短いのでショートコントなのかな。

会社の先輩と後輩が待ち合わせをしていて(先輩って言っていたから、上司部下ではなさそう?)後輩(たくみさん)が遅れてくる。先輩(和田さん)からお前の見せてみろと言われて、後輩がクラブケースから出したのは安物の透明傘。先輩が『はぁ???』と呆れたように叫ぶ。『初心者セットじゃないか』と。自分のクラブケースからクラブ(高級傘)を出し、振ってみろと命じる。先輩の傘はどれも高級品で振りやすいと感心する後輩。そして、部長との待ち合わせに二人で向かう(部長は更に高級な舞妓さんの傘らしい)

こんな短い時間の中で、『傘を使ってゴルフをプレイする世界線』を見事に描いていた。最初、先輩が安い透明傘を見て、『はぁ???』って突っ込んだのは、『何、傘なんて入れてきてるんだ』って意味だと思ったが、『初心者セット』って言っていて、まだ掴めなくて『?』となっている次の瞬間、先輩のゴルフケースを開けたところでようやく、ここは傘でゴルフをする世界なんだと理解した。日常に非現実を混ぜるのが上手いと感じた。大オチのゴルフ会場名にニマニマ笑ってしまった。

昔、駅の人の少ないホームで傘を使ってゴルフの素振りをしているサラリーマンがいた(今もいるのかな)漫才もコントもお上手のようで、まだお若いコンビなので、これからも注目していきたい。

U字工事「海無連合」

栃木愛溢れるしゃべくり漫才でお馴染みのU字工事。

夏は海だという福田さん(ツッコミ)に対し、益子さん(ボケ)は山だと言い張る。世間的にはどう考えても海だろうと反論する福田さんに、益子さんは『山梨、岐阜、長野、滋賀、奈良、埼玉、群馬、栃木』の海無連合なめんなよと。トップに埼玉(さん)がいる。奈良は都会ってイメージあるけど(山があるって事は)意外に田舎なんだなと福田さんが言うと、益子さんは奈良を馬鹿にするとセント君に殺られっからなと。日本の屋根と言われている岐阜長野山梨がある。でも滋賀は琵琶湖のイメージしかないけど?ってツッコミに対しては、山本山っているカッケー山がある。しかし、ここまで熱を帯びて海無連合の事を語っていた益子さんだが、群馬の事を聞かれると、途端にトーンダウンして、群馬は戦力にならないと突き放す(群馬だけ可哀そう)

U字工事のネタは、ほぼ全部栃木愛に溢れている(自虐も含めて)他県への強烈なディスリ(特に茨城と群馬)もしているが、お二人の人柄と聞くと和んでしまう栃木訛りのお陰で憎めない。後半お約束の激しい罵り合いから『ごめんね、ごめんね~』まで、何故か微笑ましく感じてしまうのは、彼らの魅力だと思う。いつも埼玉を馬鹿にせずに立ててくれているのは、益子さんだけなので、埼玉県民としてありがたい限り(笑)

男性ブランコ 「数学泥棒」

数学教師(平井さん)と数学嫌い悪魔(浦井さん)の攻防戦。

男性ブランコは、独特な世界観を作るのがお上手。記憶に新しいところでは、2022M-1グランプリの『音符運び』ネタ。とは言いつつ、私は昨年末はまだお笑い熱がなかったので、そのネタは観ていない(観たいけれど、ちゃんとしたネタ動画がないような)

話は戻って、遅刻してきた生徒が数学教師が黒板に書いた『点A』を盗む所から始まる。生徒は数学必殺技、『点Xマキビシ』『軸アスレチック』『円周率カーペット』を繰り出し逃げていく。数学教師も九九や文章題で反撃をする。生徒は数学嫌い悪魔に取り憑かれていると思っていたが、いきなり『てふてふ』『春はあけぼのだぜぇ』と古典大好き文系悪魔だった事が判明。悪魔の古文攻撃に苦戦するが、数学教師は()で閉じて、√で蓋をして悪魔を閉じ込めた。そこに『三角関数(サインコサインタンジェント)光線』で最後のトドメを刺す。

まず黒板の『点A』を盗むという発想が素晴らしい。消すではなく『盗む』音符運びもそうだけれど(ちゃんと観てはいないが、ネタの概要は知っている)日常的な場面にあり得ない事を落とし込んで、観客をその世界観に入り込ませるのが上手い。お二人の演技に不自然さがなく上手だからかもしれない。軸アスレチックと()と√で閉じる部分の動きがアクロバティックでカッコ良かった。劇場全体を使うコントで見ごたえがあった。

実は学生時代は数学が他の教科と比べて飛びぬけて苦手だった(赤点スレスレ)多分、私も数学嫌い悪魔に真っ先に取り憑かれそうだなとは思います(笑) 

ちなみに男性ブランコは『焼き肉屋』と『スパイ映画』も好き。

最後に

まだ色々あるけれど、今回はこの辺に。
最近発見した面白い芸人さんや、ネタが多々あるので、これからも機会を見て感想をあげていきたい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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