コロナ治療薬モルヌピラビルの危険性

モルヌピラビル(製品名:ラゲブリオ)


メルク社の開発したコロナ新薬モルヌピラビル(製品名:ラゲブリオ)は安全性も有効性も十分に確認されていない薬です。が、アメリカで緊急承認されたことで日本でも緊急承認されてしまいました(製薬利権による既定路線です)。これからひょっとしたらあなたも処方される機会があるかもしれないので、あまり報道されずに隠されている事実を知っておいてください。

有効性が確認できないのでフランスで契約を取り消された
インドでは安全性に問題があるので使用しない方針
ノースカロライナ大学の研究:哺乳類の細胞に対して変異原性を示す
ニューヨークタイムズ:メルク社のコロナ治療薬が妊娠中の女性に危険を及ぼす可能性
入院・死亡率低減効果は1433人での治験でわずか30%

変異原性というのは聞きなれない言葉だと思いますが、簡単に言うと遺伝子を変異させるということです。つまりこの薬はウイルスの遺伝情報にエラーを起こさせて自滅させるという非常に物騒な作用機序のある薬です。それが普通にヒトの細胞にも起こるのではないか、ということが懸念されています。

以下に厚労省の文章が公開されています。なぜこんな内容で承認が通るのか理解し難いですが、各自で内容をよく見て利用したいか判断してください。


厚労省:ラゲブリオ特例承認プレスリリース

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余談

名前を聞いたことがあるかもしれないコロナに効果があると言われるイベルメクチンですが、この薬は同じ開発元のメルク社がストロメクトールという名前で日本でも販売しています。自分のところの薬なんだから先に売り出したらいいのにと思えるところですが、この薬の特許は切れていてジェネリックも多く、また単価が安いために利益につながりません。

メルクを含む製薬大手のビッグファーマたちは真っ先にコロナに効果がある薬を否定し、様々な手を使って攻撃し評価されるのを妨害してきたわけですが利益だけが理由ではなく、特例承認というのは他に代替する治療方法が存在しないことが承認の条件なのです。あとは言わなくてもわかりますね。

ごく最近になってイベルメクチンの有効性を肯定する報道も見られるようになりました。

参考文献

以下は岡田正彦名誉教授のブログからの引用です

偽りの飲み薬(全面改訂)

政府は、新型コロナのワクチンや治療薬の施策に前のめりとなっています。とくに米国メルク社が開発した飲み薬「モルヌピラビル」が話題で、新聞各紙は、世界最初の飲み薬として年内にも特例承認されること、および160万人分を調達する契約を同社と結んだことを報じています。重症化率を30パーセント下げる効果があった、というのが根拠のようです。

しかし世界では、この薬の賛否を巡る激しい応酬が行われている最中なのです。と言っても、この薬を支持する意見は、ほぼメルク社の経営陣と同社専属の研究者からに限られています。

否定的な見解を示している大多数の研究者たちは、主に2つの理由を挙げています。ひとつは、効果に重大な疑問があるということです。プラセボと比較した臨床試験が2つあり、一方が762人を対象にして5月から8月初旬に、他方は646人を対象に8月から10月初旬にそれぞれ行われたものでした。

ところが、前者の調査で、モルヌピラビルを飲んだ人たちがプラセボに比べて重症化する割合が半減したと結論されたにもかかわらず、後者では効果がまったく認められなかったのです。企業側は「理由はわからない」とコメントしていますが、政府委員のひとりは「後者の臨床試験が行われた時期はデルタ株が全盛だった」とし、この薬は変異株に効かないようだと述べています。

もっと遙かに重大な懸念は、この薬が「ウイルスのRNAを書き換えて死滅させる」という働きをすることから、ヒトのDNAにも組み込まれてしまうのではないかということです。

米国ノースカロライナ大学の研究者は、試験管内で、ハムスターの細胞にモルヌピラビルを32日間加えたところ、DNAに組み込みが起こっていたと報告しています。これに対し企業側は、「同じ条件で、げっ歯類で実験を行ったがDNAへの組み込みは認められなかった。人間では5日間服用するだけなので問題ない」とコメントしました。

研究者の多くは、その原理から考えて、ヒトのDNAへの組み込みが起こる可能性は高いと考えています。メルク社に対し「げっ歯類で行った実験のデータ」を論文にして公表すべしと迫っていますが、いまのところ応じる気配はありません。

この薬は、ウイルスのRNAのコピーが作られるとき、つまりウイルスが分裂する際、無意味な人工コードを組み込むように設計されており、もし、それがヒトのDNAにも起こるようなら、がんの発生や胎児への重大な影響を心配しなければならないことになります。

【参考文献(すべて新しい論文と差し替え)】
1) Kabinger F, et al., Mechanism of molnupiravir-induced SARS-CoV-2 mutagenesis. Nat Struct Mol Biol 28: 740-746, 2021.
2) Eastman Q, Molecular picture of how antiviral drug molnupiravir works. The Emory Health Science Research Blog, Sep 8,2021.
3) Kozlov M, Merck's COVID pill loses its lustre: what that means for the pandemic. Nature, Dec 13, 2021.
4) Muwller B, Merck's Covid pill might pose risks for pregnant women. New Yor Times, Dec 13, 2021.

ではもし検査陽性で症状が出たら?

そもそも陽性とは感染したわけではないし発症してもコロナだろうが風邪だろうがふつうに安静にして養生することでしか治らないのです、今までの風邪がそうだったように。普段から基礎的な免疫力を落とさない生活習慣を心がけましょう。むしろ普通の風邪や肺炎でよっぽど多くの人が毎年亡くなっているのにそっちの対策を無視しては失礼なくらいでしょう……

それでも薬がほしくて仕方が無いのであればビタミンDやC、そして亜鉛のサプリで基礎免疫を高めるのが効果的だと思います(亜鉛はエピガロカテキンガレートを含む緑茶や、ケルセチンを含む玉ねぎの皮の煮出し汁などと共に摂ると効果的)いずれも日本ですぐに手に入るし薬よりよっぽど安いものです(つまり医者は儲からないので勧めることはありません)

また葛根湯などの普通の風邪に用いる漢方などでも効果があるという話も出てきています。

オミクロンが風邪みたいなものであるならば、インフルエンザより格段に死人も重症者も少ない病気を必要以上に恐れないでください。メディアや製薬企業はただパンデミックを長引かせたくて煽っているだけなのではないかと、そろそろみなさんも気づいてよい頃合いではないですか。

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