002
9/15
朝の5時。
眠い目を擦りながら窓を開けると、綺麗な朝焼けが広がっていた。
「早起きも、悪くないかもなぁ」なんて思いながら、電話をかけた。
今日は、彼が海外出張へ行く日。
行き道に電話をかけてくれたんだけど、話してる途中で寝落ちしてしまった。
飛行機が飛び立つ直前に、目が覚めた。
「気をつけてね」とLINEを送り、また眠りにつく。
仕事して、煙草吸って、ゴロゴロして。
休みの日まで働いてるのが馬鹿馬鹿しい。
海月みたいに何も考えずに生きたい、死ぬなら海月のように溶けて消えたい。
そんなことを考えながら過ごした、日曜日だった。
夕方、眠くなってまた寝た。
3回くらい寝れるから、休日は好きだ。
起きて、彼と電話した。
お土産のことを話したり、街の様子を聞いたり、たわいもない会話をした。
憂鬱だと思っていたけど、沢山電話をしてくれたおかげで楽しい日になった。
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