八月


8月17日
昼過ぎからライブだった。なんだかんだ終えて20時頃。メンバーがサングラスを紛失して終演後探しに行くためそれまでに夕食を共にした。
当たり前に彼女は飲み歩いているのでいい店に連れて行ってくれた。骨折してるのに一目散にその居酒屋まで歩いて骨折してるのに酒を飲んでいいのか?と思ったが私の倍飲んでいて頼もしかった
その後も打ち合わせなどをして結局終電近くなった。時間は無限に足りないのにそのまま次のライブハウスへ私は向かった。骨折してないので。


8月21日
なーーーーーんにもできなかった。
銀行に行きたかったし、病院に行きたかった。
世はまだ夏休みなのか?夏休みとは盆休みのことを指すのか?なんなのか??
何にもしてなかったのにずっといそがしかった。
なんなのか?
電話をくれた友人との会話を雑にこなしながらライブ出演の準備を進めていたら電話の向こうからバリボリと音が聞こえてきたので「美味しい?」と訊くと「何を食べてるでしょーか!」と訊かれたので「せんべい。」と答えた。
続けて「せんべいのなかでも、なんでしょーか!」と訊かれたので
「歌舞伎揚!」と答えると「正解、なんでわかんだよ、きもすぎる、」と言ってなんなんだよと思った。別に私は普通にバリボリの音から察するに察しただけだし。ぽたぽた焼でもないし、サラダせんべい系でもなかったし、となると。まあ、なにより彼女は歌舞伎揚が好きなのである。また、好きなせんべいを知っていること、せんべいの中で何を食べているであろうかということをなんとなく想像できて選択肢が絞られている、というのはこれ共に育った幼馴染こそであろう。

8月22日
なつ、夏。既に、私もうお誕生日プレゼントとか貰ってて、始まってる感じと夏は終わってる感じしてて、かなり、夢。
夏は妹の誕生日であるから、まだ自分の誕生日がやってくるのだという自覚は常にない、妹の誕生日を過ぎ、祖母の命日が明けてようやく自身の誕生日を意識し出す。これが自分の感覚であり、私は彼岸生まれでもあるので、育ててくれた祖母のことを思い墓参りに行く日でもある。だから自分の誕生日というものにはあまりこだわりもなく粛々と、という感じだ。
墓参りも新宿まで出向くという一大イベントなので割と楽しくもあり、親戚とも会えるラッキーハッピーイベントでもある。
だから、今年は夏に誕生日プレゼントを貰って、嗚呼、長めに祝っても祝われてもいいのかもしれないな、と思った。
生誕、今年はやってもいいなあどこかでやらせてもらえるかな、

8月23日
深夜1時に腹が減る。大体カップラーメンしか選択肢に無いのだが、最近はカップ麺も大して食べていないしなんというか、食べる想像ができない。というか、食べる想像ができたものしか食べられない。給食とかも事前に調べておく派だった。そうするようにしてから俄然食事が楽になった。別に今も食べるのはしんどい。特に夏だし。
今日は冷やし中華を買ってあったから冷やし中華冷やし中華冷やし中華と反芻していたら美味しく食べられた。

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