教員の元気が出る会 vol.15
本当は、1回目から記録を残しておきたかった。
「忙しい」を言い訳に、やらずにいた本当はやりたいことをやります。
2018年11月に、初めて開催された「教員の元気が出る会」は、ほぼ毎月行うことができています。6人から始まった会でしたが、今では、教員だけではなく、行政の方、地域の方、大学生など様々な方が参加して下さる会へと成長しました。ありがたい限りです。
そもそもこの会ってなんでできたの?については、こちらをお読みください。
では、本題に移って・・・
3月30日に行われた「教員の元気が出る会」についてご紹介します。
1、テーマと参加メンバー構成
テーマ:「学校あるあるを話し合おう」
参加者:小学校教員 9名
中学校教員 2名
高校教員 5名
地域・行政・CN 7名
*新型コロナウイルス対策も行っての実施です!
2、会の流れ
①恒例の自己紹介タイム
所属、名前、新年度頑張りたいことを発表。
(これだけで30分弱くらい時間はかかりますが、その人のことを知れる大切な時間です)
②席替えタイム
校種のバランスをとるために4つのチームに分かれます。
(なぜか、吉賀町が集まるキセキ…w)
③コロナ休校で感じたことのシェアタイム
意外とこの話は、この後の「学校あるある」とも関係が深いことが分かり、今の時期にぴったりなテーマだったなと一人でにやつく。
④学校あるある出し合いタイム
それまで考えていたのに、いざ出し合うと意外と出てこない問題もありましたが、話を聞くたびに共感の嵐でした。
(後で詳しく書きます)
⑤学校あるある分類タイム
A…自分ひとりで解決できること
B…2,3人や学年団で解決できること
C…学校や地域として解決できること
D…行政で解決できること
E…国レベルで解決できること
グループで出し合ったものを異常のA~Eで分類して、それを全体で共有しました。
⑥全体共有&自分がやっていきたいことを整理するタイム
ちょっと時間がおしてしまったので、最後は紙にかいて自分がやっていきたいことを整理してもらいました。
3、学校あるある分類タイムででた意見まとめ
まず、この時のホワイトボードの写真を・・・
お時間のある方は、これをじっくり読んでいただけるとうれしいのですが、初めての人は分かりづらいかもしれません。
ちなみに、かくグループででたものはこちら
全部記録するのは、たいへんなので辞めておきますが、最後に全体シェアで出たものはここで文章でもまとめておきます!
(1)A 自分一人で解決できること(◎)&あるある(・)
◎勇気を出して声を上げる
◎アフター5を充実させる
◎授業づくりに終わりはないから何人かで共有する
・自分だけ平日に休むのが難しい
・忙しさの負のスパイラル→◎「何のため」かを考える
・主任のカラーで居心地が変わる
・教員のふるまいがブラック(ハラスメントしがち)
・スーツにスニーカー履きがち
・スーツにジャージ着がち
・おそろいポロシャツ作りがち
(2)B 数名や学年で解決できること(◎)&あるある(・)
◎お互いのよさをもちよる=違いが受容される
◎専門外を持つときは、新しい価値を取り入れるチャンス
・得意なことをつぶされる
(来年の人が同じことできないでしょという理由で)
・ブラック校則
・慣例踏襲が多く思考停止しがち
(3)C 学校地域で解決できること(◎)&あるある(・)
◎様々なこととコラボしやすい
◎教員同士の関係性がよい学校はよい学校
・地域や保護者の教師感の多様化
・学校外の人は、職員室に入りづらい
・管理職でストップかかりがち
・カラー印刷、コピーしづらい
(4)D 行政で解決できること(◎)&あるある(・)
◎各校にカラー印刷が十分にできる予算をつける
◎教員が行っている事務を外部に委託する。
(5)E 国で解決できること(◎)&あるある(・)
◎部活動の定義を見直す
◎報告物等の書類の電子化
・○○教育など細分化しすぎ
・保育園問題
これ以外にもたくさんの意見は出ましたが、整理をしてみると、自分一人では変えられない部分もありますが、意外と自分の意識次第で変えられることも多くあることに気が付きます。
学校や、働き方の問題を個人のせいにするのは違いますが、それでも、まず一人ひとりができることは、「当たり前を疑ってみる」ことであり、思考停止してしまっていた部分を、今回のように吐き出してみることにあるのではないかなと考えさせられた会になりました。
今回は、初めて参加してくださる方も多く、うれしかったです。
個人的には月に1度しか会えない人達ばかりなので、中身がどうこうよりも、「あの人に会えること」も教員の元気が出る会の良い所だなぁと感じています。久しぶりの人に会うとそれだけで元気が出るものです♪
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