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我にかえる&GADVANCEのコト

今年で齢(よわい)70になる辰五郎さん

「16の時から海出とるけぇ
漁師歴なんて言われてもようわからんわな」

そうボソッとつぶやく辰五郎さん
だが、その眼差しは雄弁にその壮絶な漁師人生を物語る

そんな辰五郎さんに

お笑いライブを見せたとしましょう

「ようわからんかったけども
ギャバなんとかっちゅうんは

朝の瀬戸内海ぐらいキラキラしとったなぁ

まぁ一番面白かったんは

あの冷蔵庫に手足生えた奴だけども」

心なしか饒舌な辰五郎さんの顔が
そこで急に曇る

「最後のあのエンディングってやつ

あれ何だべ?」

その横顔には
初めてカマスを釣り上げた時の少年時代の辰五郎さんの困惑が重なる

そう
お笑いライブのエンディング

MCがその日の出演者を呼び込み、
「告知ある人〜」
と投げかけ
「告知はないんですがギャグやります!」

当たり前のように、進行してきたこのコーナー(?)

でも、よくよく考えたら

お笑いライブ初体験の人には

「これ何だろう?」

の異質な時間なんじゃなかろうか?

以前
ギャバホイの持ちネタ実演販売ライブ(もっとも異質な時間)で売却済みのネタで

「オーシャンズ11エンディング」

というのがありまして

内容をざっと説明しますと
ブラピが「トロイ」の告知したり

マット・デイモンがMCから

「ジミーちゃん」といじられたり

という具合で
お笑いライブのエンディング自体を茶化したネタなんですね

こういう

「我にかえる」

は芸人にとって、とても大事な感覚だと思うのですよ

高校の時、偏差値32ぐらいの高校に
通っていたギャバホイですが
俗に言う

“お笑い偏差値”

は灘高クラス

でした

体育の授業での柔道で

「ちゃんと技名を叫ぶ」

という目からウロコの

“スト2&嘉納治五郎(柔道の祖)への敬意”

というムーブメントを作ったりしていた
タイプなので

文化祭で

当時流行っていたパラパラダンスを何の迷いもなく踊る主要グループを

お笑い梁山泊のメンバーで遠目からニヤニヤいじっていたものです

そんな思春期を過ごしたギャバホイのモットーは今も変わらず

「パラパラダンス側にならない」

おそらく
同じ志を持つADVANCE(寝耳に水の2人)と

まだ世の中にないお笑いの側(がわ)を作ってやろうじゃないか

というのが
今回の「GADVANCE」なのです

尖っていた時期を
「ジャックナイフ」
と形容して頬赤らめる腰抜けを横目に

ギャバホイとADVANCEの

“コンバットナイフ3本”

のツーマンミニライブ

500円というデアゴスティーニの創刊号みたいな値段で

6月29日
コントでも
漫才でも
漫談でもない事を致します
「GADVANCE」
中野440スタジオ
開場18:45
開演18:50
500円
https://tiget.net/events/93788

そして、このライブ終わりで
新ネタ40本ライブをするギャバホイ

「ホログラフィー投影ギャバホイ新ネタ40本ライブ」
中野440スタジオ
開場20:15 開演20:30
前売1200円 当日1500円
https://tiget.net/events/93662

決意は見せず行動を見せる

ギャバホイ仔猫ちゃんがサポートをちょうだいちょうだいしていますよ。 ギャバホイ仔猫ちゃんをみんなで育成しませんか?