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授業紹介②Globalised Agriculture and Food System : グローバル農業と食料システム


▼授業の目的
「グローバル農業と食料システム」は、食糧生産と食の安全が政策や環境保護、世界状況の変化にどう影響されているかを学ぶ授業です。食の安全を第一テーマとしながら、環境変化や食の変化、加工や流通まで様々な課題について学びました。講義と同時に実践的なセミナーやフィールドワークも行われました。

▼授業スケジュールと内容

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▼成績について
以下の二つの課題を評価され成績が付きます。
エッセイ70%
プレゼンテーション30%

▼課題や発表について
1. エッセイ
エッセイの課題では、いくつかのテーマから自身でトピックを選びました。私は、「ベジタリアンやビーガンといった野菜中心の食生活や地産地消が人間の健康や環境にどのような影響を与えるのか」というテーマを選びました。食糧生産は環境に大きな負荷がかかり、特に肉の生産は多量の水や穀物を必要とし、温室効果ガスの消費量も多くあります。野菜中心で適量のたんぱく質を得る食生活は環境への負荷が少なく、健康にも良いと科学的に実証されています。その一方で、世界経済が発展するに連れて、各国で個人消費量、中でも肉の消費量が増えており、牧畜によって生計を立てている途上国の農民も多くいるため、野菜中心の生活が一概に良いとは言い切れません。日本では、戦後の経済成長で食生活が欧米化し、世界でもトップレベルの食肉輸入量になっています。しかしながら、日本での地産地消の取り組みや健康ブームなどから、有機栽培の食品などが注目され消費が増えており、消費者の理解と政策的な取り組みが課題であるということをまとめました。

2. プレゼンテーション
プレゼンテーションの課題はグループごとに分かれ、「食の安全はどのようにして達成されるべきか」という内容をテーマに20分間のプレゼンテーションを行いました。3人のグループで、「多国間レベルでの食の安全」「国内での食の安全保障」「地域での食の安全保障」の3つの達成方法のそれぞれの長所・短所についてプレゼンを行い、議論しました。

3.地質調査について
セメスターの最後には、大学内での地質調査を行い、どの土地がどんな作物の栽培に適しているかを検証しました。

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