いっそおもいきれたらいいのに

  ホースの先に虹ができて 
     浮かれるも

    時は口もきかずに 
   夏を刻んでいくんだね

    笑いを誘うほうに 
   顔の向きを変えるたび

     しどけなく    
    ほどけて流れる 
     ながい髪が

  ボクの胸を走り抜けていく

    静かにこぼれだす 
     熱い思いを  
    そっくりそのまま

  夏のせいにしてしまえたら 
     いいのに




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