【スタマイ】関、槙、宮瀬、瀬尾で見るISFJ

ISFJの使用機能(かっこ内はソシオニクス名)

※超自我とイドはMBTIでの説明はない機能なので機能名がありません
<自我>
主機能(主導機能)
内向的感覚:Si
補助機能(創造機能)
外向的感情:Fe

<超イド>

代替機能(出動機能)
内向的思考:Ti
劣等機能(暗示機能)
外向的直観:Ne

<超自我>

(役割機能)
内向的直観:Ni
(弱点機能)
外向的思考:Te

<イド>

(無視機能)
外向的感覚:Se
(論証機能)
内向的感情:Fi

関大輔

主機能Siは経験や習慣を大事にします。そして補助機能Feは他人の感情を感じ取る機能です。
関はマトリの課長として、控えめながらもメンバーを引っ張っていくリーダーシップを発揮しています。Teのような正論でその場をまとめるやり方ではなく、Feを使用した雰囲気をよくすることで人のやる気を引き出すような方法を取ります。また主機能Siを強く感じるのは、金曜日の見回りを始めた理由ですね。他者への敬意と過去の後悔が重なって、それが自分自身の習慣と化したといったところでしょうか。

ISFJは補助機能Feが優先的に使われますが、時として代替機能のTiが使われることがあります。
関のTiは恋人である玲に対してよく向けられているように見えます。いわゆる『ブラック関』『グレー関』ですね。本当にブラックな状態は上層部との話し合いの時に向けられていそうですが、仲良くなった後の玲とのやり取りでも少し意地悪な態度として表れています。

劣等機能はNeであり、本質を見抜くのを苦手としています。
関はあまりNeを使っているように見えません。Neがもう少し使えていたならここまでストイックな人生になっていなかったでしょう。この辺りの不器用さを玲が補ってやったのが個別本編といった感じです。

槙慶太

主機能であるSiは平穏や安定を求めていて、また過去を蓄積するため記憶力が良い人が多いです。補助機能がFeであるISFJは人間に関する記憶を多く保持します。
Revelで一番の常識人であり平和的な人です。キレなければ。でも大切な人が傷つけられた時には、キレてしまうんですよね。平穏を求めるISFJとしてはキレて暴力を振るってしまうことは自己嫌悪の対象でしょう。代替機能Tiで見つけた解決策が、他人を巻き込まないようにできるだけ距離を置く、といった感じ出す。また槙の特技として『人の顔を覚えるのが得意』とありますが、大変SiFeらしいと感じました。

槙は関と比較して代替機能Tiがよく使われているように感じます。特にRevelでいる時や恋人になった玲といる時には。できることならこのTiを個別本編でも使用してほしかったです。片倉哲相手にTiではなくFeを使って物事の解決を図ってしまったのは、まぁ関係性上仕方なかったとは思いますが。

関と同じで劣等機能Neが上手に使われているようには思えません。想像力が足りなくて相手の悪意に気付けなかった辺りはISFJらしいとも言えます。

こうして関、槙と機能の使い方について確認してみると、かなり使い方が似ているように思えますね。どちらも常識人であり、自己犠牲的なところがあります。

宮瀬豪

宮瀬の個別本編、メインストーリー、どちらもSiFeで平穏な家庭を愛しているが故に起きてしまった悲劇という印象が強いです。大切な母を傷つけた父と、隠し事をして欺こうとした九条を許せなかったのは仕方がないです。そして九条の真実を知ってしまって、復讐の計画を変更せざるをえなかった宮瀬は本当に生かしておけない相手が自分自身だと気付いてしまいます。最終的に自分に矛先が向いてしまったのは、宮瀬が持つ高い倫理観が理由だと思っています。
宮瀬は使用人として仕えている自分を演技だと思っているようですが、どう見ても心の底から幸せを感じているようにしか見えないんですよね。いくら復讐のためとはいえ、演技であそこまできめ細やかに世話を焼くことは出来ないでしょう。

宮瀬は裏で動いている時にはかなりの頻度でTiを使用していると感じました。もしかしたら宮瀬自身はこのTiを使用している状態が自分の本当の顔だと錯覚していたのかもしれません。
関、槙と同様に、恋人である玲に対してもTiを使用して楽しむ場面が少なからず存在しています。

関、槙と違い、宮瀬は時々劣等機能Neを使用しています。猫語の話は如実ですね。関や槙と違いふわふわした印象を与えるのはNeが使用されているからだと考えています。

瀬尾鳴海

瀬尾がSiFeを印象付けたのは、season3で研究室のメンバーが平穏な状態であることを望んでいるためスタンド入りを断ったところです。人(Fe)の平穏(Si)を優先して考えられる人なのでISFJです。
本来Siは過去の経験をよく覚えているのが強みになるのですが、それが特殊な記憶喪失のせいで失われているため、別な機能が発達しているように感じられます。それが代替機能Tiと劣等機能Neです。心理学の知識に裏付けされているのでしょうが、相手の態度や表情から内心を読み取り(Ne)、その心理に至った理由を分析する(Ti)しています。そしてその分析結果をもとに相手の感情や自分との関係性といった失われている記憶を補完しているように感じられました。

瀬尾は宮瀬と同じくふわふわしたところがありますが、もう一つ共通点がありまして、この二人はどちらも玲に対してはイドにあるFiを使用することがあります。ソシオニクスの論証機能に当たります。論証機能は重要視していないだけで、割と上手に使用できる機能とされています。
宮瀬も瀬尾もFiである自分の感情を把握して玲に伝えています。時に嫉妬であったり、時に大好きという気持ちであったり、様々です。

まとめ

同じ性格タイプでも使い方がいろいろですね。SiFeで平穏と人間関係の雰囲気を大事にしていることは共通ですが、Tiが強かったりNeが強かったりと強弱に違いが出ています。主機能Siにしても、関が習慣、槙が記憶、宮瀬が忠誠といった違いが見て取れます。
今回代替機能にTi、論証機能にFiを持つこのタイプを分析して気付いたのですが、このTiやFiを使用しているやり取りは結構な萌えポイントになっています。Tiを使用している部分では玲をからかったりする悪戯心、Fiを使用している部分では内心の開示になっていて、どちらもキャラクターを魅力的に見せるために欠かせない要素です。

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