一旦整理

noteを完全に放置してしまっていた。
みんです。
2024年シーズンももう開幕から2ヶ月。
阪神タイガースは今苦境にいます。
ファンとしても気が沈んでしまうような日々が続いていますが、この苦しさはどこから来るのか一旦整理することにしました。

①先の見えない打撃不振

 思えば、オープン戦からチームは絶不調だった。不安を抱えながら迎えた開幕カードの巨人戦は、3戦目の8回に森下のホームランが出るまで25イニング連続無得点。投手陣の踏ん張りで薄氷の勝利を積み重ねて首位に立ったものの、N試合連続2得点以下だとか、中軸の打率が2割程度だとか、常に攻撃面で一抹の不安を抱えながら5月前半までを過ごした。

 そして、ついに保っていた絶妙なバランスが崩れ始めた。前々から危惧していたファンもちらほらいたが、投手陣が綻びを見せ始め、最小限の得点で勝ってきたチームは勝ちを拾えなくなってしまった。攻撃面の弱点は見えていたはずなのに、この数ヶ月目立った動きも乏しく、最近は淡々と負けている。ファンからすれば、上がってくる兆しがずっと見られず、今後何に期待したらいいのか分からないからしんどいんだと思う。もちろんチームの戦略を全部外に晒せというわけではないが、チームの向かっていく方向が見えてこない。「しゃあないやん」と言われてもちょっと困る。

②メンバー起用の固定化

 これは非常に難しい話だと思う。今年の起用メンバーは、去年の日本一打線、日本一投手陣とさほど変わっていない。チームの思い描くゲームが出来る能力があるメンバーがいるなら、そこを軸に体制を組み立てるのは当然かなとも思う。

 ただ、野球はチーム力で勝つスポーツ。今まで絶妙なバランスでチームが成り立っていたのに、不調の選手がこんなにも出るとチーム全体として大きなマイナスだ。特に攻撃力は個々の能力を単純に足し算しただけで測れるようなものではなくて、もっと複雑に、非線形に絡み合っているものなのだから、「チャレンジ枠」としてメンバーをちょっとずつ変えながらハマるポイントを探ったら、事態は好転するかもしれない。

 ここで、僕はあえて「チャレンジ枠」という言葉を使った。現状、今のタイガースもメンバーの入れ替えがゼロな訳ではないが、ここの選択肢が増えないことに不満を抱いているファンも多い。落ちるメンバーも毎年同じ、上がってくるメンバーも大体同じ。自分が二軍にいる選手だったらどう思うだろうか。結果残しても上に呼ばれるか分からない、今の好調もいつまで続くかわからない、自分のキャリアに今後チャンスはあるのか…。自分ならそんな不安でいっぱいになりそうだ。もちろん苦しい時こそ実績のあるベテランに頼りたい気持ちも分かるし、実績のない選手にチャレンジさせて上手くいかない可能性も十分あるとは思うが、ここの遊びの部分をどう扱っていくのかが今後のキーだと個人的に思っている。どうせこんだけ不調が多いなら、経験に関わらず調子が上向きの選手にちょこっと変えて、少しでもワーっと盛り上がる瞬間があってもいいんじゃないかな…。今は、ただ一面に広がっている黒い雲を見ているような感じで、鉛のように重たい気持ちになってしまうのだ。

最後に

 昨日も「岡田辞めろ」がXのトレンド入り。別に辞めたら全て解決する訳でもないし、そもそもその言葉の選び方が乱暴で僕はあまり好きではない。監督が辞めたりする必要はないから、チーム全体として勝つためのアクションを、勝つための環境づくりを進めていってほしいなと思います。阪神タイガースは強いんだから。

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