被災体験から生まれた!「株式会社ワンテーブル」の事業が凄いと話題
「不足の自体に備えることの重要性」――
それは私たちがいつどんな状況に直面するか予測することが難しく、だからこそ備えが欠かせない現代社会において特に重要なテーマとなっています。
そんな中、株式会社ワンテーブルが独自の視点から生んだ備蓄食が、今注目を浴びています。
今回はそんな全く新しい備蓄食をつくり上げた株式会社ワンテーブルとはどんな会社なのか、また、水無しで食べられる「LIFE STOCK」を紹介したいと思います!
株式会社ワンテーブルってどんな会社?
2016年に宮城県名取市で設立された株式会社ワンテーブルは前社長の被災経験から生まれ、人々の生活を豊かにする新しい事業を追求する会社です。
2019年には名取市から多賀城市に本社を移転。
津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金を活用して「LIFE STOCK」の生産工場を新設しました。
■会社概要
株式会社ワンテーブル社長の被災経験をもとに作られたLIFESTOCKについて
それでは、株式会社ワンテーブルがLIFE STOCKを生み出すことになった背景と、商品の紹介をしたいと思います!
LIFE STOCK誕生のきっかけは被災経験にあった
大学在学中に教育ベンチャーを興し、地域おこしイベント事業を開始した株式会社ワンテーブルの前社長は、東北出身の起業家との繋がりを活かし東日本大震災の1年前から宮城県で地元農家と協力しながら新しい事業に取り組んでいたそうです。
そして震災が発生すると社長自身が被災者でありながらも、避難所で支援物資の配送などに奮闘。
その中で避難所では水が不足しており、乾パンを口にしなければならない高齢者や小麦アレルギーの子供たちの姿を見て、「安心して食べられる新しい備蓄食の開発が必要だ」という認識を強くしたとのことでした。
水無しで食べられる!LIFE STOCKについて
そんな体験から誕生したのが『LIFE STOCK』
なんと製造から6年の賞味期限というものだから驚きです!
世界初みたいですよ。
一体どのように長期保存を可能にしたのか気になりませんか?
それは包装容器に秘密があります。
どうやら工場で使われているパッキング用機械はゼリーの充填と包装が同時にできる特注の機会らしく、中には空気が一切入らないようになっているそうです。
そして中身のゼリーは数々の試行錯誤の末、長期保存しても水とゼリーが分離しない独自の調合で作られているんだとか!
また、LIFE STOCKはカロリーだけでなく、ビタミンや食物繊維などの栄養バランスに配慮して作られており、硬いものが食べにくい子供や高齢者、療養中の方でも食べやすい新しい備蓄食として大きな注目を集めているとのことでした。
ちなみに、LIFE STOCKのパッケージはとてもコンパクトなんです!
カバンやポケットなど狭いスペースにもたっぷり備蓄することができる機能的な作りになっています。
備蓄食としてだけでなく、作業時の水分補給やリフレッシュ時にも最適です!
株式会社ワンテーブルは
「防災」をテーマにした新事業を展開中!
ゼリー状の備蓄食「LIFE STOCK」を開発したことによって、株式会社ワンテーブルは内外をはじめとして、世界からも大きな注目を集めました。
そしてLIFE STOCK開発後は、宇宙に関する事業を手掛ける宇宙航空研究開発機構(JAXA)とパートナーシップを組んで「防災×宇宙」の視点から、新たな事業創出と社会問題に取り組んだりと、ワンテーブルは他業種との連携も積極的に行っているそうです。
⇩⇩その後LIFESTOCKが国際宇宙ステーションに搭載される⇩⇩
また、現在は地域の防災安全度を診断し、備蓄状況をシミュレーションするシステムを開発中なんだとか!
この事業は医療法人やシステム開発会社をはじめ、数十社から出資を受けて進めているらしく、新事業の立ち上げを目指して開発を進行中とのことです。
次々に新しいことに挑戦している株式会社ワンテーブル。
止まることのないスピード感に圧倒されました!
“備えあれば憂いなし”
災害対策は早めにしておこう!
今年は新年早々に能登半島地震が起き、多くの犠牲者が出てしまいました。
とても悲しい2024年のスタートをきりましたが、株式会社ワンテーブルも復興・救援物資の支援に全力で努めているそうです。
心強いサポートですね。
「備えあれば憂いなし」
次いつどこで大地震が起こるかなんてわかりません。
だからこそ、いざという時のために防災グッズは揃えておくべきです。
その中の備蓄食として、今回ご紹介したLIFE STOCKは水無しで手軽に栄養摂取できる優れモノ。
家に何も蓄えが無いという方はこの機会に一式揃えてみてはいかがですか?
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