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【アート #31】Perfume costume museum

こんばんは☺︎
mint(みんと)です。

長年の夢が叶ったかもしれません。

◯◯◯

アーティストPerfumeを楽曲、MVなどの音楽的視点から楽しむだけではなく、もっとPerfumeのすべてを詰め込んだものを鑑賞したいと常々思っていました。

Perfumeが世に生み出してきたものは、どんな意図があって制作されて、誰が、どんな想いでつくってきたのか、それが全部わかるような、そんな場所を誰かつくってほしい。

だから、今回衣装展をやると聞いたとき、これはもしやそれに近いものが見られるんじゃないかと、とても楽しみにしていました。

◯◯◯

ということで、実際に行ってみた感想を書いておきます。

まずはあんなにも近くで、Perfumeの衣装を見られたこと。

それだけでもう感動でした。

ライブで見たことある衣装、MVで見たことある衣装、それをあんなに間近で見られる日がくるとは。

どんな素材が使われているのか、どんな風に生地が折り重なっているのか、細部のこだわりを感じることができました。

特に印象的だったのは、「Spring of life」のMVで着用していた衣装の展示。
曲に合わせて衣装が光るところを見て、MVを初めて見たときのあの驚きをもう一度味わうことができました。

あとは「Cling Cling」のMVの衣装。
衣装はもちろんヘッドセットも本当に細かい装飾が施されていて、あのMVの世界観を表現する要素のひとつになっていると感じました。

また、初期の衣装から年代順に展示されていたので、年代ごとに衣装のコンセプトやこだわりが変わっていく様子を感じられたこともよかったなぁと感じます。

たとえば、2010年代ごろの衣装は、幾何学のモチーフがあしらわれたものが多く登場します。
折り紙を連想させるようなスカートやペプラムを着るようになったのもこのころかなぁと。
Perfumeといえば、未来的でデジタルなイメージがありますが、そうした衣装のモチーフが彼女たちのデジタルなイメージを一層強くしているのではないでしょうか。

逆に最近だとその無機質な印象も、ちょっとずつチュールみたいな柔らかい素材を使うようになってきていて、歳を重ねた新たなPerfumeのイメージが生まれる予感がします。

展示会の最後のフロアは写真撮影可能になっていました。
この日は同じくPerfumeファンの妹と観にきていましたが、最後のフロアだけは知らず知らずのうちに別行動で。
撮りたい写真を思う存分撮ることができて、この時間は本当に楽しかった。

◯◯◯

最後にひとつだけ私のわがままを言わせてください。

たくさんの衣装を間近で見られたことは、本当に幸せな時間だったのですが、もうひとつだけわがままを聞いてもらえるなら、衣装の作り手の思いとか製作意図なんかまでわかる展示だったらな、と。

Perfume本人が展示されてる衣装について語るトークショーや、学芸員が今回の展示について語るイベントなどがあったようですが、残念ながら参加できなかった。

そこで語られた内容をほんの少しでもいいから聞いてみたかった。

衣装制作はまず何を決めるところから取り掛かるのか?
衣装をつくるとき、いつも気をつけていることは何か?
誰がどんな風に意見を出し合って決めているのか?
あのときあんな衣装にしようとなったのはなぜか?

展示を見れば見るほど、この素晴らしい作品を作った人に直接話が聞きたくなってしまった。

いつか衣装に限らず、曲のこと、MVのこと、ライブのこと、Perfumeの全部をまとめた展覧会が行われたら、今度こそ感動どころではすまないなと思う。
誰か企画してほしい。


【今日のカバー写真】

この写真の真ん中くらいに写っている「Perfume 6th tour 2016 COSMIC EXPLORER」着用の衣装。

このライブ、私が人生で初めて行ったPerfumeのライブで、あのとき見たあの衣装が本当にかわいくて忘れられなかった。

実物を目の前で見られて本当に嬉しかった。
何十枚も写真を撮りました。

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