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「草元素」を読み解く

「燃焼、原激化、超激化、草激化、開花、超開花、烈開花……」
草元素はわかりにくい。草元素反応に関する単語が多いし、蒸発やら感電やらと違ってあまり直感的ではないし、単語同士が似ているのもわかりにくい。新キャラクターのティナリが「そういう小難しいことを考えずに草ダメージで殴る」キャラなのであまりスポットを当てる必要がないのもまた寂しい。

そんなわかりにくい草元素の仕組みと大量の単語を、今回なんとか自力で噛み砕いたので、その記録。
実装3日目(これを書き始めた段階では2日目)に、個人で調べた内容なので、情報の正誤を保証しきれないのは勘弁してほしい。


草元素は何をしてくれるの?

草元素のことを、僕は「ぷよぷよ」と仮に呼んでいる。

原神というゲームは「異なる2つの属性を付与すると、化学反応が起きて追加効果が発生する」という1+1=3のルールで原則成り立っていたけれど、草元素はそのルールからちょっとだけ外れた動きをする。

新しく「3連鎖」で遊ぼう

草元素は、1+1の2属性を混ぜただけでは効果を発揮しない(※1)。
1+1の2属性を混ぜたあと、さらにもう1つ属性を加えることで、従来の元素反応よりも強力な専用の反応を起こすことができる。草元素はそういった3連鎖を狙う元素だ。
1+1は0だけど、1+1+1を8ぐらいにできる。そんなイメージ。

(※1:ひとつだけ例外があり、+の燃焼反応は2連鎖で終了する)

草元素のルール

草元素は基本4属性(炎氷水雷)のように敵に付着させる元素ではあるけど、いくつか扱いが特殊だ。
風元素で拡散したり、岩元素でシールドにしたりできないほか、基本4属性のうち氷元素とはなんの反応も起こさない。草は生命の象徴であり、氷(冬)は命が死ぬ象徴。なので混ざり合わないというイメージかな?
混ざり合わないので、敵に草と氷の2元素を同時に付着させることができる。この状態の敵に例えば水元素で攻撃すると、開花と凍結が同時に起きる。この同時付着を利用したさらなる元素反応遊びも可能。
とはいえ基本的には氷と草は仲が悪く、やはり草元素は炎水雷の3つと組み合わせて扱うものだ。
また、草元素は基本4属性よりも敵の体に残りやすいようで、元素反応を次々に起こしやすい。連鎖を狙おう。


それぞれの草元素反応

激化とは

草+雷を敵に与えると、「原激化」というビリビリエフェクトをしばらく敵に与えることができる。敵の神経を過敏にさせているイメージだろうか?ビリビリ自体には特にダメージはない。
ビリビリになっている敵に草か雷ダメージで攻撃すると、蒸発や溶解のように威力が大きく上昇する。この上昇したダメージが「草激化」もしくは「超激化」と表記される。
威力は割合で上昇する。より大きなダメージの方がより大きく強化される。

ビリビリ状態はしばらく継続し、ビリビリがついている間なら何度でも草激化や超激化を起こすことができる(※2)。ビリビリ中に草と雷を付与しなおせば、再び原激化でビリビリをつけなおすこともできる。
超激化(雷強化)の方が威力の上昇率が高いけど、ビリビリの残り時間を多く消費する。草激化(草強化)はその逆で、上昇率がやや低いがビリビリが長時間継続する。(ここらへんはキャラクターやステータスのバリエーションを揃えられなかったので情報が怪しい)

(※2:ただし原則、同一の敵には同一の攻撃では2.5秒おきにしか激化系反応を起こせない)

で、激化ってどうなの?

激化系は草と雷の2属性だけで起こすことが可能で、蒸発や溶解などの従来の元素反応に近い感覚で扱える。蒸発溶解と超電導のいいとこ取りをしたような性能で、分かりやすく扱いやすいし、他の元素反応とも絡めやすい。
これでリサのような雷の単発大ダメージキャラにようやくスポットを当てることができるようになった。もともと強力だった雷電将軍の一太刀もこれでさらに強力になるだろう。島どころか惑星まで両断しかねないぞ。
もちろん、草キャラクターが漏れなく活躍できる下地にもなっているだろう。草主人公の元素スキルがシンプルな草の単発攻撃なのは、激化反応で威力を伸ばしてねってメッセージだと思う。


開花とは

草+水を敵に与えると「開花」して、敵のそばに「草原核」と呼ばれるツボミが落ちる。草の芽に水をやるイメージかな?ツボミは5つまでフィールドに生成できる。
このツボミは実質的には爆弾のような性質をしていて、しばらくすると破裂して草属性の範囲ダメージが起きる。

ツボミに対して炎か雷で攻撃すると爆弾に引火させることができ、より強力な「烈開花」もしくは「超開花」を起こすことができる。
烈開花はツボミが爆発して自然破裂より強力な範囲ダメージが起きる。
超開花は追尾ミサイル「ヴァインショット」を生成し、付近の敵1体にダメージを与える。
どの反応を起こしても草属性ダメージだ。

開花って強い?

開花は激化よりもちょっと複雑になっている。
激化は「草と雷」の2種類の元素で作ることができたけれど、開花は「草と水と雷」もしくは「草と水と炎」の3種類の元素を混ぜなければならない。しかも混ぜる順番まで指定されている。
また、敵ではなく落ちているツボミに対して攻撃する必要があるのがやや面倒(一応、敵を攻撃したときに近くにあるツボミに自動的に引火するようにはなっているらしい)。
ともかく従来の元素反応よりも手間がかかる。

そのかわり瞬間火力はピカイチ。
大量に生成したツボミに一気に引火させれば短時間に火力を集中させることもできるし、単体向けの超開花と複数向けの烈開花に派生を使い分けることもできる。目的に合わせてパーティを組もう。
どうやら開花系は他よりも元素熟知ステータスの影響を強く受けるようで、過負荷の2倍の基礎威力&2倍の元素熟知による伸びがあるようで、元素熟知を伸ばしたキャラで3連鎖を達成するとけっこうスゴいダメージが出る。ツボミに引火させたキャラの元素熟知のみを参照するようで、ほぼ確実に決まったキャラで反応を起こせる点も元素熟知を盛ったキャラを使いやすくて良い。
スメールの鍛造武器、草元素共鳴、新聖遺物セット効果などにことごとく元素熟知ボーナスがついているのは、おそらくこの開花による大ダメージのロマンを追ってほしいというメッセージではないかと思う。
元素熟知を盛ったキャラがいるなら是非開花を狙ってみてほしい。

コレイの公式チュートリアル動画の活用例が見事なヴァインショットPT。
すごいペースでツボミを3個作って次々に着火。敵は消し飛ぶ。


燃焼とは

従来からある元素反応だけど、一応紹介。

草+炎を与えると、敵の体が燃え上がって「燃焼」が起こる。燃焼中は敵に与えている炎元素のマークもメラメラと燃え上がる。
燃焼は炎属性の継続ダメージを与える効果。

スメール編からの新しい要素として、燃焼中の敵に対して草元素で攻撃すると、燃焼状態をどんどん延長することができる。火に薪をくべるイメージかな?
逆に、燃焼中の敵に過負荷や蒸発を起こして炎元素を消してしまうと、燃焼の継続ダメージもその場で終了する。

燃焼どう?

2連鎖なので、ダメージ自体は激化系や開花系と比べると大きくない。継続ダメージなので連続で発動しても効果が薄く、他の元素反応とも絡めにくい(草元素付着を即時消費してしまう)……と、3連鎖のロマンと比べるとどうしても見劣りする。

とはいえ原神は元素反応が基本的に強いゲームなので、何も起こさないよりは燃焼を起こした方がいい。例えば草のメチャクチャ強力なエースアタッカーがいるなら、最初に火をつけとくだけであとは草エースで殴り続けられるのでお手軽。そんな軽い運用にいいかも。
ほか、草ダメージ無効の敵に対してのサブプランとしても有効。



まとめ

草は雷とかなり仲がいい。激化するにも開花するにも雷を使える。
草は生命の象徴であり、雷はエネルギーの象徴であるらしい。そういうイメージの近さも仲がいい理由のひとつだろうし、また稲妻編までは「雷属性は強力な元素反応に絡むことができないので弱い」と言われがちだった風潮を、草元素反応でだいぶ払拭しようとした意図を感じる。実際どれだけ払拭できているかは数値の大小を調べないと分からないけれど、今のところは草の登場で雷に対するイメージが変わった。
あと、もともと強力だった炎氷水の3属性を強くしすぎないようにという意図もあると思う。従来の元素反応もちゃんと駆使してね。

まだまだ理解(とコレイのレベル)が足りないので、草元素の持つポテンシャルも底も見えていない状態でこんな記録を書き始めた。整理して見てみるとなかなかおもしろい。パーティの考え甲斐がある。

原神には非常に強力なWikiが存在している上、コミュニティの攻略がすごいスピードで進むゲームなので、あまり僕が攻略とかをnoteを使って書くまでもないと思っているけれど、書いたら書いたでなかなか楽しい。またこうして情報の正誤を保証せずに書くこともあるかもしれないし、ないかもしれない。あったら是非よろしくしてほしい。

ちなみにスメール編は
・主人公(草)
・コレイ
・夜蘭
・久岐忍
の4人で進行中。草2のヴァインショットPT。
コレイはもちろん、忍のレベルが低く、ビルドがHP>熟知なのでヴァインショットのダメージはおそらくまだまだ伸びる。新聖遺物(パーティに自分と違う属性のキャラがいるほど元素熟知アップ)を掘らねば。

じゃあ、続きはスメールで。