クラウドファンディング終了直前!活動のご報告④:今西洋介
皆様、クラウドファンディングでの御支援ありがとうございます。
この問題を知ってもらい、これだけの御支援を頂けて嬉しいです。
私は新生児医療専門の小児科医です。
普段はこども病院と言われる小児専門病院の、新生児集中治療室(NICU)で病気になった赤ちゃんや早産の赤ちゃんを診療しています。
同時に、日々病気と戦う子供たちや御家族を支えています。
小児科医は子供の人権を守る存在です。
しかし日々の診療で感じる事ですが、子供の人権を脅かすのは何も病気だけじゃありません。
医療者の何気ない一言でもありますし、医療そのものである事もあります。
そして悲しい事に、状況によっては家族や学校が脅かす存在であったりします。
新生児医療の最前線にいながら、HPVワクチンの問題は2013年頃から認識していました。
しかし、専門が接種対象から離れた新生児である事や、エビデンスという意味で確証が持てなかった事から、小児科医ながら当事者意識がありませんでした。
あれから年月が流れ、様々な研究が行われました。
この問題に関して、小児科医の我々に子供達の権利を守れる日が再び訪れたのです。
小児科の先生方も一緒に、まずは知る事を始めて頂けたらと思います。
そして、この活動で課題があるとすれば、学校などの教育関係者の協力が得られていない事です。
学校は子供達の生活の場であると同時に、小児保健にとって大切な場所です。
更なる支援があれば、学校との連携の可能性も大きくなります。
医療と教育が手を取り合って、子供達の未来を守る。
これも子供達に関わる仕事に携わる我々の使命ではないでしょうか。
現在、子供を持つことがリスクであると指摘する専門家もいるように、女性のリプロダクティブライツ(性と生殖に関する権利)が認められてる社会と言えないのは日本の現実だと思います。
私は小児科医であると同時に、私生活で3人の娘の父親です。
木下副代表にこのみんパピの活動を誘われてこの問題の現状を再認識した時、将来娘達のリプロダクティブライツが障害される恐れを感じました。
彼女達をはじめ次世代の子供達が、「この問題を知らずに」若くして命を落としたり、子宮を摘出されたりする事は避けたい。
いち小児科医と同時に、娘達を愛するいち父親として、この問題を放っておけない。とにかく知ってもらいたい。
これがみんパピに参加する、今の自分のモチベーションとなっています。
子供の人権を守るにも、学校や保健の専門家と協力し合うには現実問題として資金が必要です。
皆様の御支援は、活動の幅を広げ我々に可能性を与えてくれます。
当然クラウドファンディングが我々のゴールではありません。
むしろスタートです。
これからも、我々みんパピの活動を応援頂けたら嬉しいです。
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