クラウドファンディング終了直前!活動のご報告⑦:重見大介
みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト産婦人科チームの重見大介です。
今回のクラウドファンディングにご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
私がこのクラファンの企画、応募、運営を担当しておりますが、開始してから怒涛のような1ヶ月間があっという間に過ぎていきました。
開始前は「どのくらいの人に見てもらえて、支援していただけるのだろう」と大きな不安を抱えていましたが、蓋を開けてみれば開始初日で初期目標を達成でき、3rdゴールも開始から36時間足らずで達成することができました。
もう、感謝の言葉しか出てきません。改めて、本当にありがとうございました。
私たち「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」の活動の目標は、「みなさまとHPV感染症の予防方法について学んでいく仕組みを作ること」です。
現在はファイナルゴールを再設定し、クラファン終了まで1週間を切りましたが、活動のための資金を確保する目的で始めたこのクラファン自体が、実はすでに私たちの活動の初めの一歩になっています。
というのは、10/10午前の時点で
・クラファンページの訪問者数:52000名以上
・ご支援者数:2080名
という状況です。
当初の予想を遥かに上回る多くの方に、私たちのクラファンを通じて、HPVについて知っていただけたことと思います。
少し裏話をしますと、クラファンページの作成にはかなりの時間と熱量を注ぎました。
テーマが医療、特にHPVとワクチンであり、中途半端な情報を掲載するわけにはいきません。
これまでに世界中の膨大な研究から得られた「科学的根拠に基づいた情報」を記載することを徹底し、惜しまず最新の知見を洗い出しました。
みんパピ!の医師メンバー全員がこだわった部分であり、普段からエビデンスを大切にし、研究などに従事しているメンバーだからこそ貫くことができた姿勢だと思っています。
また、いかに科学的根拠に基づいた情報を書いたとしても、それが読者に伝わらなければ意味をなしません。
自己満足で終わってしまい、クラファンとしても失敗するでしょう。
このため、私たちは「いかに興味を持ってもらい、意図が伝わるか」を徹底的に考えました。
わかりやすく目を引くイラストはクラファンページに不可欠であり、信頼できるイラストレーターの方に無理を言って何度もお願いしました。
本クラファンがここまで多くの方にご支援いただけたのは、これらのイラストがあってこそのものだと考えています。
また、「数あるクラファンの中で目を引き、このプロジェクトにワクワクしていただける」ような扉絵が必要だと考え、コウノドリの作者である鈴ノ木ユウ先生に、特別にイラストを書き下ろしていただきました。
大変お忙しい中で、突然の依頼にも関わらず、プロジェクトに賛同しますと心よく引き受けてくださった鈴ノ木先生には心より感謝しております。
初めて扉絵を見たときの、感動と鳥肌具合はこの先も忘れることはないでしょう。
そして、「医学的情報を書き並べるだけでは、一人ひとりが必要としている情報にアクセスし、行動を決めることは難しい」という、当たり前のようにも思えますが医師には耳の痛いところを徹底的に考え抜き、アプローチを組み立ててくれた行動科学チームのメンバー。医師だけでは決してクラファン成功にたどり着かなかったな、と心から思っています。
そして、ご支援くださったみなさま。
クラファンページに様々なコメントを書いていただき、その全てに目を通していると、本当に勇気をもらえます。
いろいろな背景を持った方々が、プロジェクトの応援という意味で一つになっている。そう考えると、胸が熱くなります。
一つ一つのコメントにメンバーからの返信を書いております。
まだ最後まで追いついていないのですが、必ず全てのコメントに返信します。
こうして「みなさまと一緒に」プロジェクトを進めていけることを、心から嬉しく思っています。
みんパピ!の活動は始まったばかりです。
これから日本の政策がどう動くのか、社会情勢がどのように変わるのか、先の見えない部分も多いですが、真摯に、愚直に、活動をしてまいります。
雪が降り積る中にも、見上げれば突き抜けるような青空があります。
日本におけるHPVとワクチンの状況にも、未来に繋がる青空があることを信じて。
今を生きる人にとっても、これからの社会を担う次世代の子どもや若者にとっても、「一歩でもより良い社会」を目指し、みんパピ!の挑戦は続きます。
これからもぜひ、応援をしていただけますと嬉しいです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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