言葉って面白い

CIVILIANというバンドの「ハロ/ハワユ」という曲の中に
「口を開かなければ分からない 思ってるだけでは伝わらない なんて面倒くさい生き物でしょう 人間というのは」
という歌詞がある。
改めて言葉に出すことの大切さを思い知らされる。

最近辞書だったり広辞苑を眺めるのが好きになってきている。
単純に色々な語があって自分がいかに無知であることを知れるなんとも言えない楽しさがあるのもそうだが、もう1つは言葉の面白さを理解してきたからだ。

人は思考をする。

思考自体はとても幅広い筈だ。
しかし、人間はそれを「言葉」に当てはめる。
思考→言葉にした時に言葉は思考ほど幅広くはないため、完全に思考した通りに言葉を発することはできない。

例えば嬉しいという感情は毎日どこかで感じたりすると思うが、その嬉しいは全部同じ感情だろうか。
何かもっと少しだけ違う感覚なのではないか。
プレゼントをもらった時の気持ちと、テストでいい点数を取った時の気持ちは全く同じ嬉しいなのか……
少しだけ違う気がするのだ。

だが、その違いをあらわす言葉を持ち合わせていないため、そのままその感情に近そうな「嬉しい」という言葉に集約されているのではないか。

心の中で独り言を言ったり考えたりするときも言葉を使っている。
つまり、言葉の幅は思考の幅にもなり得るのだ。

語彙力があがると思考の幅が広がり、よりユニークな考えができるのではないかなって思って、そう思うと辞書ってほんとに面白い。

人に伝える時もそうだが、自分との対話にも言葉を使い、より考えを深めていきたい。


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