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【密です】乱闘発生!

ついにMLBで乱闘第一号が勃発した。

リッキーヘンダーソンコロシアムでのOAKvsHOUの試合、OAKのラモン・ロレアーノへの死球を発端として乱闘が発生した。普段のシーズンならなんてことはないシーンだが、今シーズンのMLBは新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からレギュレーションで乱闘が禁じられている。

7回裏1死ランナーなしの場面、打席のロレアーノはHOUのカステヤノスからこの日2個目の死球を受ける。2日前の試合でもカステヤノスから死球を受けており、前の打席でも死球を受けているためこのシリーズ3つ目だ。ロレアーノはカステヤノスに向けて「もっとスナップを利かせてストライクゾーンに投げろ(意訳)」と言わんばかりのジェスチャーを見せた。不穏な空気を察したHOUの捕手ガーノウと審判員はソーシャルディスタンスを守るように両者に働きかけてこの場は収まり、ロレアーノは一塁へ歩いた。

問題はここから、一塁へ達したロレアーノに対してHOUの打撃コーチアレックス・シントロンが挑発的な言葉や仕草を飛ばす。この時、シントロンはロレアーノの母親を侮辱するような言葉を発したようだ。距離を取って応戦していたロレアーノは我慢しきれずHOUベンチに向かって走り出し、両軍入り乱れての乱闘につながった。

ロレアーノと別の場所で暴れていたOAKの捕手アレンが退場、両選手以外への処分は明日以降に決定すると見られる。Twitterなどでは「ロレアーノは今シーズン出場停止」との書き込みも見受けられた。向かって行ったのはロレアーノだし、発端となったことは受け止めなければならないが、先に挑発したのはHOUベンチだ。コロナ禍で乱闘できないことをいいことに挑発したようにしか思えない。 サイン盗みだけではなく、HOUはここまでするチームなのか。

ロレアーノにも相応の処分が下されると考えられる。数日前、LADのジョー・ケリーがHOUのカルロス・コレア、アレックス・ブレグマンに危険球を投げ、コレアを三振に取った後に挑発するなどの行為を重く見られて8試合の出場停止処分を与えられた、60試合のうち8試合である。LADの投手なら例の2017年ワールドシリーズへの仕返しと思いがちだが、2017年のケリーはBOSに在籍していた。それどころか2018年にも在世していたので、疑惑の世界一に携わっている選手とも言える。世間からは「お前がやるな」との声が多数上がった。この件を持って、ケリーとロレアーノが同等の処分を受けるとは考えにくいのだが、いい休養と言う意味も込めて3試合程度の出場停止に収めてはくれないか。シントロンは無期限停止でいいよ。

HOUはサイン盗みの時も思ったが、なぜここまで悪役に徹するようなことをするのか。凡人の私には理解ができない。ロレアーノが2017年のHOUに所属していたから?関係ないよそんなこと。

なんとも後味の悪い展開となったが、OAKは今日の勝利で9連勝。地区首位を独走しつつある。HOUとの試合は後7試合、全部勝ってしまえ!もし仮にOAKやHOUから感染者が出た場合、この件が発端だと言われかねないことを危惧しているが、何もないことを祈りたい。

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