なぜバイクは売れないのか?

minoruFunのminoruです。

ホンダやヤマハなど二輪メーカーはバイクが売れなくて窮地に立たされているようです。そこで、なぜバイクが売れないのか?について色々と考察してみたいと思います。

ちなみに私minoruは大型自動二輪の免許を持っていて、以前はCB750などに乗っていたんですが、もうかれこれ10年以上バイクを所持していません。

minoruが考える日本国内でバイクが売れない理由ですが、最近のバイクってお洒落じゃ無いんですよね。昔キムタクがドラマでバイクに乗ったらバイクの免許取得者とTWという車種が良く売れるという現象が起きました。

その事からもわかりますし、日本人の多くの人がスマホ選びでiphoneを選ぶように、日本人はお洒落な物を好む人が多いわけです。

そんな人にエヴァンゲリオンのような近未来のロボットみたいなフォルムの単車を提案しても売れるわけが無いのですよ。

で、仮にお洒落な単車をメーカーが作って販売したとしても、今時の髪型命な若者がヘルメットを被ってまで単車に乗ってくれるかというとそれも疑問です。

日本全体の人口は減っていても都市部の人口は増えていて、都市部にはバイクを気軽に停められる駐輪場は少ないです。

私も小排気量でも良いからバイクが欲しいなぁ…と思うものの、まず自宅は賃貸マンションなので停めるスペースが無いし、125ccのバイク1台のために駐車場を契約するとコスパがとても悪いですよね。

当然任意保険に税金、それから消耗品の交換にガソリンなど、ランニングコストも必要。

都市部には地下鉄が網の目のように張り巡らされていて、郊外に行く時にはカーシェアリングを使えば良いですよね。それにお子さんがいる場合はバイクで一家4人とか移動出来ないじゃないですか。

当然夏は暑いし冬は寒い。雨が降れば濡れるし、今の時代いつブレーキとアクセルを踏み間違えた老人が突っ込んで来るやらわからないし、運転しながらスマホのゲームやってる兄ちゃんの車が突っ込んで来る可能性もゼロではありません。

そんな時にあまりにバイクは無防備です。

ここまで書いていて、バイクを買いたくなるような理由が全然見当たりません。大型自動二輪の免許を取得するほどバイクが好きな人間ですらこうなのです!

で、私が一番バイクから遠ざかった理由は、販売店の人間の接客態度の悪さ。

バイクがパンクでもすれば修理に出すわけですが、買った店と別の店に修理に持って行くとパンクの修理なんか大した金にならんからでしょうね、露骨に嫌な態度をとったり断ったりなんて事が昔は多々ありました。今はどうか知りませんが。

バイク屋って大体は街の小さな販売店が殆どで、接客や商売とはなんぞやという事について教育を受けている人の方が少ないわけで、私は昔からバイクとエンドユーザーを結ぶ店の人間がこんなんで、よく商バイク業界が成り立ってるもんだな…と思ってました。

そしたら案の定成り立たなくなって来ましたね。そりゃそうでしょう。

車の方にも同じような事が言えるのですが、車はやはりバイクと比べて実用品としての需要があるので、少々接客がまずくてもバイクよりは売れるんですよ。

チャリンコも同じ事が言えるんですが、チャリンコなら店員の態度が気に入らなくても自分で修理が出来ますからね。クロスバイクが2万円台とかで買えるんですから、都市部の移動手段としてはバイクに勝ち目は無いのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?