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残る物を残すこと

・姿勢が分かる
・何を思って仕事をしているか。
みたいなのが伝わると良いなぁと思っています。

Brass Shoe Co. として全てのプロダクト、仕事において大事にしているのは
“ 残るものを残すこと ”

・BSC Repair&Customにおいては
100年前の靴を解体して、補強をし、リプロダクトする。
サイズが合わない靴をリラストして、履けるようにする。
などは、次の世代へ繋ぐ為のそれにあたります。

・ケア用品ブランド The Mail‘s Shoe Care Company は
愛用していく上で 残すための手助けをするもの

靴の歴史に限らず、すべての系譜において、それが途切れたのは
そのもの自体が劣っているから廃れたのではないと考えています。
例え優れていても、時代の空気に合わなければ廃れてしまうものです。

全て手仕事で作っていたものを源として、
数を作ることや多くの人にとって
足が入ることを目的とせざるを得なかった
拡大期・量産期があり、

手仕事から機械を用いた作業の分量が増えていきました。

当然、機械操作の慣れは必要ではありますが、
クラフトが熟練するまでの過程に比べると
属人性の低さは明らかなので、
靴においても量産化=機械化となるのは自然な流れです。

その量産の流れで、
機械都合に合わせた仕様へと自然とシフトしていきます。
機械で作りやすい仕様です。
その影響が顕著に出たのが木型の抑揚であると考えます。

フマズのくびれ、踵の丸み、底面のラウンド、リブ位置の内設定など
は機械を用いての製靴には難しい要素となります。

CLINCH Bootsにおいては、そのように時代によって
自然と消えてしまった本来あるべき要素を拾い、
失うことなく製作することを念頭に置いています。

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