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アメリカンポップアート バスキア

六本木森アーツギャラリーで開催されていた「バスキア展」の回顧

ギャラリーに入るとすぐに目にはいってくるのは、「untitled」 鮮明な青に王冠を拝したガイコツのモチーフ。彼の作品を見ると、一見「落書き」のようなモチーフながら、原色に近い色彩の大胆な色使い、また、世界中の工業化が進捗している経済社会を色濃く写し出しているメッセージが力強い。


印象的だったことは、アンディ・ウォーホールが亡くなると、精神的に病んでいく様は、ゴッホの晩年に重なる。

1980年代、工業化社会が主役のアートが席巻しているとき、高校時代過ごした寮室では、ラジカセから、尾崎豊の「15の夜」「17歳の地図」が鳴り響いていた光景が、バスキアの絵を見ていた時、回顧のように頭に浮かんだ。

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