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北欧から感じる建築観

府中美術館で開催されたフィンランド展の回顧
2017年は、フィンランド独立100年で、北欧家具・アートの始まりから現在までの流れがわかる内容。

建築からは、アルヴァ・アルトの住宅のイメージしかないが、2010年からは、北欧家具、雑貨を中心に人気があり、そのルーツを知ることができた。

エントランスに置かれているエールのボールチェア、アールトのアームチェアに座っていると、時間の流れがゆっくりと感じる。

また、ドーベ・ヤンセンのムーミンコレクションを見ていると、幼き頃を思い出す。子供の頃のイメージは、ムーミンのほのぼのとした感じしかないが、北欧の厳しい自然の中での生活が描写されていた。

北欧家具は、木材、ガラス、テキスタイルを使いながら、生活の機能性、自然との共生が根幹にあると感じる。


アールトの「建築は家具を補完するもの」という言葉にあるように。

それだからこそ、イッタラ、アラビア、マリメッコなど、ビビットで、自然を感じられる家具、雑貨が人気があるのだろう。

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