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今季MLB展望4.ア・リーグ東地区④

今回は昨季4位のオリオールズとレッドソックスです。オリオールズは2014年以来優勝から遠ざかっています。一方のレッドソックスは18年にワールドチャンピオンになるも、サイン盗みが発覚。昨季も今季も主力選手のトレードや移籍が続いています。2チームとも今季はどうなるのでしょうか。

4位 ボルティモアオリオールズ
昨季成績 25勝35敗 勝率.417 PS成績 出場せず
昨季は4年ぶりに最下位を抜け出すも4位に終わり未だ、再建モードから抜け出せそうにない。
かつては野手はマチャド、クルーズ、スコープ、ジョーンズ、ピアース、投手はチェンウェインやブリットンなど、スター選手が集っていたが、2014年以来地区優勝からも遠ざかっている。
2013年、2015年本塁打王のクリスデービスは7年170億円の大型契約を結んでいるが、契約を結んでからは成績が下降し、今季も腰の張りで開幕に間に合うかは不透明。そんな不良債権と呼ばれる選手をも抱えてしまっている。
今季は昨季短縮シーズンでトレード期間が短かったため実行できなかった主力をトレードさせたい。今季の獲得選手、放出選手、予想布陣を下記にまとめた。
今季の獲得選手
F.ガルビス(FA→単年150万ドル+オプションで合意)
今季の放出選手
A.カッブ(J.ジョーンズとのトレードでエンゼルスへ)
D.ヘス(FA→レイズとマイナー契約)
B.クライン(引退)
K.スチュワート(FA→カブスと単年70万ドル)
J.イグレシアス(ピント、スタリングスとのトレードでエンゼルスへ)
B.ホラデー(FA→Dバックスとマイナー契約)
R.ヌニェス(自由契約→タイガースとマイナー契約)
H.アルベルト(ノンテンダーFA→ロイヤルズとマイナー契約)

開幕オーダー予想
1.3B R.ルイーズ
2.1B T.マンシーニ
3.RF A.サンタンダー
4.LF R.マウントキャッスル
5.DH DJスチュワート
6.SS F.ガルビス
7. C P.セベリーノ
8.2B P.バライカ
9.CF C.マリンズ
P. J.ミーンズ
2021シーズン予想
地区優勝確率 15%
PS進出確率 30%
WS優勝確率 5%

5位 ボストンレッドソックス
昨季成績 24勝36敗 勝率.400 PS成績 出場せず
2018年のワールドチャンピオンは燃え尽き、あっという間に最下位に転落してしまった。2018年オフにFAになった元守護神キンブレルと契約しなかったため、2019年は1年通して守護神が定まらず、地区3位と、PS進出争いに敗れた。
さらに2019年オフには先発2番手のプライス、18年MVPのベッツがトレードでドジャースへ、3番手のポーセロはメッツへ移籍した。今オフにもベニンテンディなど主力を放出。さらにエースのセールはトミージョン明けで復帰が遅れる。黄金時代は完全に終了したように見える。だが、攻撃陣もまだ打てる打者が揃っており、投打がうまく噛み合えば地区優勝も夢ではないように思える。それでは、今季の獲得選手、放出選手、今季予想布陣を下記に記した。
今季の主な獲得選手
M.ペレス(FA→単年600万ドルで再契約)
G.リチャーズ(FA→単年1000万ドルで契約)
A.オッタビーノ(ヤンキースからトレードで獲得)
M.アンドリース(ノンテンダーFA→単年185万ドル)
J.シュレイバー(DFA→契約)
澤村拓一(海外FA→2年300万ドルで契約)
H.レンフロー(自由契約→単年310万ドル)
F.コルデロ(ロイヤルズからトレードで獲得)
E.ヘルナンデス(FA→2年1400万ドルで契約)
M.ゴンザレス(FA→単年300万ドル+出来高)
D.サンタナ(FA→マイナー契約)
今季の主な放出選手
Z.ゴドリー(FA)
C.マクヒュー(FA→レイズと単年180万ドル)
C.マッツァ(トレードでレイズへ)
A.トリッグス(FA)
林子偉(FA→ツインズとマイナー契約)
D.ペドロイア(引退)
J.ブラッドリーjr(FA→ブルワーズと2年2400万ドルで契約)
A.ベニンテンディ(トレードでロイヤルズへ)
R.カスティーヨ(楽天と1年契約)


開幕オーダー予想
1.CF A.バドゥーゴ
2.3B R.デバース
3.LF JDマルティネス
4.SS X.ボガーツ
5.1B B.ダルベック
6.2B E.ヘルナンデス
7.C C.バスケス
8.RF H.レンフロー
9.DH M.チェイビス
P. N.イオバルディ
2021シーズン予想
地区優勝確率 50%
PS進出確率 60%
WS優勝確率 20%

次回は、中地区2年連続首位のツインズです。お楽しみに!

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