都会から帰ってきたアバンギャルドな叔母

きょう、ゆきりこと、ユキ先生と話していて、
中学時代に、こんな魔女先生が、身近にいたらなあ、って心から思った。

ふりかえれば、わたしの中学時代は個性的な人も多かったし、それを受容してくれる先生や環境もあったけれど、それでも、なにか持て余す感情があった。

あのとき、「ちょっと都会から帰ってきたアバンギャルドな叔母」くらいの立ち位置で、いろんなことを教えてくれる年上女性がいたら、どんなに救われただろうと思う。

◎あー、それあなた、地球人じゃないからよー!(笑)
◎エビデンスがない??現代の地球の科学なんて、そんなものさしで、まだ世の中はかってんの??
◎ともだち100人なんて呪いよ!生涯親友なんて、ひとりふたりいればいいんだから。今出会えなくて大丈夫。

そんな話を、あんなにも多感で、なのになんだか身動き取れない、あの学生時代に聞けたら。

しかも、どこか遠くの都会じゃなくて、テレビでもなくて、本でもなくて、私一人に話しかけてくれる、生身の人間として、そこに現れてくれたのだとしたら。

どんな現実だって、受け入れられただろうに。
どんなに厳しくても、この凛とした女性が太鼓判を押すのなら、まだこの社会に希望を持って生きていこうって、きっと思えたんだと思う。

だから、いい時代になったなあ。と思う。

こんなにもまともで、こんなにも変態な、美しい生き物がたくさんはびこる世の中に。

世界中の隠された変態たちが、どうかしあわせに生きられますように。

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