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マリメッコのフィロソフィー

マリメッコが大好きです。

アイコンにもなっているこの写真は、ヘルシンキの本社にあるカフェで撮ったものです。社員さんも使うし、観光客も入れる場所。

食器も、テーブルクロスも、あつまる社員さんたちの服も、みーんな色とりどりのマリメッコ。それぞれのお気に入りの色や柄が集まって、とてもカラフルで楽しい。それでいて、みんなが「好き」という一体感がある。こんな楽しい空間があるなんて〜!とドキドキしたのを忘れられません。

この建物には併設のアウトレットショップがあるのですが、ハギレの量り売りコーナーがあって、それもまた楽しいのです。ボックスの中からとっておきを探し出す贅沢。

ある日お店に行くと、その日は冬休み前の年内最後の営業日でした。閉店間際。他のお客さんはもういなくて、わたしが最後のお客さんでした。時間をかけて選んだハギレをレジに持っていくと、お店のスタッフさんたちが何か微笑みながら目配せしている。。あれ?なんだろう、わたしへんな髪型になってる?とか思いつつ、お願いしますとカゴを渡すと、包み終わったあとも、なぜかクレジットカードを受け取ってくれない。

え?どういうこと??
ハテナでいっぱいになっているわたし。
レジのお姉さんが伝えてくれたのは
「お代はいりません。
これはわたしたちからのクリスマスプレゼントです」と。

あまりにもびっくりしすぎて、思わず心臓おさえちゃいました。
サプライズ成功に喜んでいるスタッフさんたちの温かい笑顔。
半泣きになりながら、お礼の言葉を伝えるのが精一杯でした。

人生に彩りを。
好きな服を着て、好きな色を身につけて、
ファッションを楽しんで、自分も誰かの人生も楽しませたい。
そんなマリメッコの哲学を体験させてもらった
忘れられない日でした。
そのときめきを大切にしたいから、アイコンに使わせてもらっています。

Kiitos paljion!
たくさんたくさん、ありがとう。
これからも大好きです。





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