見出し画像

春は待ち遠しくない

冬は赤面恐怖症の私にとって、快適な日々である。
なぜなら、寒いと単純に顔が赤くならないから。
でも、もうすぐ春・・・。
快適な日々がもうすぐ終わる。
毎年この繰り返し。

春は多くの人にとって快適な季節かもしれないが、
私はこの中途半端な気温(15~26℃くらい)が苦手だ。
なぜなら、単純に顔が赤くなりやすいから。

でも、真夏の30℃を超える日は、苦手ではない。
なぜなら、暑すぎて汗で顔の熱を飛ばしてくれるので、赤くなりにくいから。
ただ、真夏も夕方になると、汗が出にくくなって、赤くなりやすいので、あまり外出はしたくない。

こんな理由で、春と夏(真夏以外)、秋は赤面恐怖症の私にとって、来なくてもいい季節なのだ。
北海道だと過ごしやすいのでは、と考えたりもするが、
仕事の関係もあるし、夫は冬が大の苦手なので、今のところは無理だ。

この3年間はコロナ禍でマスク生活だったが、
この快適な生活も来月から終わってしまう。
私はしばらくはマスクは手放せなさそうだ。

5歳で赤面恐怖症を発症した頃は、赤面する対象は同い年の子供たちだった。
大人になるにつれ、それはだんだんと変わり、
30代半ばの現在は、すべての人が対象になった。
対象というよりも、とにかく身体が熱くなると、自然となるようになってしまった。
たった一人で家で掃除をしているときも、熱くなってきたら、自然と真っ赤になっている。
もはや赤面する対象は人ではなく、身体が熱いか寒いかのどちらかとなった。
自然現象で赤面するのだから、別に気にしなくてもいいのだが、
私も他人のことは分からないように、
他人が赤面している私を見ても、熱いから赤面しているとは思わないだろう。
何か恥ずかしいのかな?とか大丈夫かな?とか心配されることが多いだろう。
難しいが、どんなに他人の反応を考えても、独りよがりの私の思い込みでしかない。

いつ頃だったか、赤面するのが悩みだなんて、羨ましすぎると言われたことがある。
その言葉に驚いてしまったが、そんな人もいる。
夫は、私が自ら赤面恐怖症と伝えるまで、赤面することに気づきもしなかったらしい。(嘘のような話だが、本当です)
そんな超鈍感な人も沢山いるだろう。

他人の反応を予測することは皆無であるし、気にしてもしょうがないことは分かっている。
赤面恐怖症で悩んでいる人が私だけではないと知ったおかげで、昔のように一人ではないと思える。

マスク外しはかなり勇気がいるが、今年はハンディ扇風機をお助けグッズとして購入しようと思う。
今年も春夏秋を毎年のように乗り越えるだけだ。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?