モンテッソーリ教育って何?軽く学んでみた
このたび妻が娘を出産しました。
妊娠中から子育ての話はたくさんしていたのもあって、退院までにざっとでいいから読んでみて欲しいと2冊の本を渡されました。
①「今すぐ始められる!0歳からのモンテッソーリ教育」晋遊舎ムック
②「モンテッソーリ流 自分で出来る子 の育て方」神成美輝
(どちらもネットレビューは高め?)
この記事では、2冊のモンテッソーリ教育についての本から学べたことや活かしてみたいこと、過去の自分との比較なんかをメモ代わりにまとめてみたいと思います。
導入
①はイラスト多め文字大きめで取っ付きやすいかも
②①よりは文字多め
どちらの導入を読んでも以下を述べていました。
・こどもを否定せず、いま何に興味があるのか観察し、その手助けをすること(子供の自主性)
この段階で確かにと思いました。ダメダメ言われて育つ子がどうなるかは自分がよく分かっている(つもりな)ので、こうやって教育法として存在しているというのは心強いです。
それぞれの本の構成
とはいえ全体感も分からずに読み進めるのは終わりが見えなくてツラいので、各本の目次から軽く内容を考えてみます。
①
1. 日時生活の中で生まれる自主性
2. 子供とのコミュニケーションのとり方
3. 生活環境を整える
4. 遊びについて
②
1. 子供への理解(導入)
2. 子供への理解(イヤイヤ期・敏感期)
3. コミュニケーション例・アンチパターン
4. (生活に限らず)環境を整える
こうやって目次を自分の言葉でやや抽象化することで、この2冊をどう読んでいけば良さそうか見えた気がします。
子供理解
①-1.
②-1.
②-2.コミュニケーション
①-2.
①-4.
②-3.整えるべき環境
①-3.
②-4.各本のまとめ/おわりに
上のように4つの章で書き出してみます。
1章 子供理解
モンテッソーリ教育において、子供の成長段階がどう扱われているのか読み進めてみました。
この章で私が覚えておきたい概念は↓です。
子どもが意固地になって何かにこだわっているのは、ある能力を成長させる為に必要なことである。という大切なことを学びました。
どちらの書でも、ここまで通して仕切りに
・子どもを否定しないこと
・必要以上に子ども扱いしない(機会を奪わない)こと
が繰り返されます。
全ては経験であり、その時期に習得しておきたい能力なのですね。
(ここからメモ)
3歳までに五感をしっかり使う
(聴覚視覚嗅覚触覚味覚)時間の枠を約束して取り組む
ルーティンを組んでみる
休日も興味を持ったことはやらせる
(遊びでも家事でも)適切な環境作り
失敗の考え方をかえる
モンテッソーリ教育=子を観察しつつ環境整備し、親は最低限の手助けのみで見守る
イヤイヤ期=子供がなにかにこだわりたいのに大人の都合で命名されてしまった時期
子どもと大人は違う
敏感期のカテゴリ(一部)
秩序/運動/社会的行動/言語
秩序の敏感期、特に習慣は大事にしたいです。
子どもとの信頼を作る部分ですし「昨日はああ言ってたのに今日はなんでそうなの?」というシーンは大人になってもよくありますよね。
私自身習慣があまり身についていないですし、結果、軸がよくブレる人間になっている気がします。他人に対してそれをしてしまった記憶も蘇ります…あいててて…。
そして、場所について。
これも理屈と善悪を身につける第一歩だというのは目からウロコでした。
運動も。
平均台のように何かあれば乗るのは、思えばずっとやってましたね。
2章 コミュニケーション
この章では新しい概念はありませんでした。
以下2点を踏まえたモデルケースと考え方、という形です。
・子どもを否定しないこと
・必要以上に子ども扱いしない(機会を奪わない)こと
(ここからメモ)
私は普段音楽をやっていて、大勢の前で指揮をする機会がまれにあります。
そんな時に気にしているのはやっぱり、否定形を使わないとか、なぜ?の解決をするとか、曖昧な表現で奏者に察してもらおうとしない(伝達を怠らない)とか、全てここに書いてあることの延長線のような気がしてなりません。
人とコミュニケーションを取るだけではなく、なにか物事を進める全ての土台がここにあるなと、そう感じました。
3章 整えるべき環境
生活環境や整えるモノについてぼんやり予想しておりましたが、ポイントはやっぱり「子ども目線」でした。
整理整頓されていて、何かやりたい時に手が届くようなイメージですね。
我が家はまだ産まれたばかりなので、今は「そんなことも書いてあったな」くらいの認識としておきます。
といいつつ、②にはとても重要な項で締められておりました。
至極当たり前ですが「子供を取り巻く環境」には「大人も含まれます」。
夫婦はもちろんのこと、妻のご実家に行く機会も多いので、大人同士の連携はしっかり取れたらいいなと思いました。
(ここからメモ)
トイレトレーニング環境は優先して考えたいかもしれません。
危険なものとの距離感は難しい問題に感じました。
鏡を置いて自分を見る、というのははじめて知りました。私は自分を見る習慣が全くありませんでしたので、容姿が気になったのは高校生になってからでした。
ワレモノを恐れなくていい、というのもメガテンですね。
道具は自分に合った、キチンとした物を使おう。まずは「ホンモノ」を知ろう。
→あれ?楽器も同じですね!
4章 各本のまとめ/おわりに
どちらも読了してみて、以下の印象を受けました。
①の本
モンテッソーリ教育とは?を踏まえたモデルケース紹介が軸でした。
最初に全体をパラパラ見ておいて、子どもの成長に合わせてパッと開いて、これから何が起こり得そうか確認したい時に便利かな?と思いました。
②の本
言葉の意味などを少し踏み込んで書いてくれているので、初期段階で概念や理念を把握するのに助かりました。
②の著者である方は、保育現場で園長まで経験を積みつつモンテッソーリ教育と出会い、学び、自身も母になり、執筆までなされたとの事です。
そんな著者さんでも「分かってはいるんだけど…」というもどかしさの連続だったようです。
私自身も、これを読んだからといって万事上手くいくとは全く思っていません。
しかし、ひとつ軸になる考えを知れたことは育児への意欲の後押しになった気がします。
妻と育児の話をしていた時、「何かできるようになったらご褒美をあげれば…」なんて発言をしていた過去の自分が、とたんに浅はかに思えてきました。
子どもも産まれて間もないですが、これから我が子を育てようとするママパパになってからだって、まだ間もないのです。
ただ大人は、これまでの経験や勉強から実践や試行錯誤が出来るように成長しています。
上手くいかないことの方が多いのは重々承知ですが、よくよく夫婦や身近な方と話をしながら、子どもにとって良き親であれるように精一杯努力していきたいと思います。
まとめきった所で、この記事の〆とさせていただきます。
長文かつ乱文ではございましたが、ここまでご覧いただいた方がいらっしゃいましたら本当にありがとうございました!
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