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治療における言葉の大切さ

こんにちわん。

きっとこの文章を読んでくれている人は、
身体や健康に興味があったり、医療者として患者さんに治療を施している人が多いと思うんだけど、

今日は医療を施す上で一番大事なんじゃないかってくらい、
とっても大事なことをみんなに伝えるよ。

それはね、「医療における言葉の大切さ」なんだ。

例えば、
ふわふわしたものを見たときの身体感覚のことを「ふわふわ」っていうんだ。
トゲトゲしたものを見たときの身体感覚は「トゲトゲ」

これは文字だけの反応じゃなくて、
その言葉の響きとか、そのものの見た目を通して身体感覚が反応してるからなんだ。


もう少し掘り下げてみるね。
キキとブーバっていう有名な実験があるんだけど、
どの言語を使う人も、どの国に住んでいる人も、この世界中のほとんどの人間が、

「キキ」=冷たい、とんがってる
「ブーバ」=まるい、あかい、あったかい

のような印象を抱くっていう実験結果がある。

これって不思議だよね。
言語も国籍も違うのに、その同じ言葉から多くの人が同じ身体感覚を感じる。

これは、耳に入ってくる言葉の響きによって身体感覚に影響があるってことだよね。

そう、人間は誰でも、言葉に対する共通感覚があるんだ。



だからこそ、治療の時の言葉遣いが治療に大きな影響を与えるよ。
反対に言葉によって身体に悪影響を及ぼすことだってある。

医療とか治療を学ぶと、行動しか教えてくれないけど、
1番大事なのは患者さんと関わる時のことばなんじゃないかな。



そしてもうひとつ、僕が治療の時に気をつけてることとして、
患者さんが気にするような話題にはまず触れないようにしてる。

若いって言葉にしても、皮肉に受け取る人もいるし、
薄いって言葉に薄毛を気にしてる人が過敏になる場合もある。

同じ言葉でも、受け取る相手によって全く違う意味を持つんだ。

だから、相手にとってこの言葉はどうゆう意味を持つのか、
相手基準で言葉を選ぶことが大事だね。


治療を施す者としては、その施術の内容に重きを置きがちだけど、
まずは人対人のコミュニケーションとして、
自分が発する「ことば」を意識してみよう。

相手の耳に心地よい響きで、
相手が気にするようなネガティブワードは極力使わない。

この2つを意識するだけでも、
患者さんが受け取る印象は大きく変わるんじゃないかな。

治療だけに限った話でもないから、
友達や知り合いとお話しする時にも、少し自分の言葉に注意を向けてみるといいかもしれないね。







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