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治療における身体の使い方って?

こんにちわん!

今日は患者さんを治療する時に大切な、「身体の使い方」についてお話しするよ。

治療中に外部から受ける様々な要素が、その人の治療効果に大きく影響するってことは何回か伝えてきたと思うんだけど、
治療者側の身体の使い方も大事な要素の1つなんだ。

そりゃあ治療をしている間中、
治療者はずっと患者さんの身体に触れているし、
患者さんもずっと自分の身体に触れられているわけだから、当たり前だよね。

患者さんに触れて治療をする時に、いくつか注意するポイントがあるから伝えていくね。



まず、日常的に意識することは少ないと思うんだけど、
治療中の鼻息の向きには注意が必要だよ。

鼻息は真下にでるから、患者さんの顔の上で大きな鼻息をだすと顔面に風が吹いてくるってことになる。
それは間違いなく治療中の不快な刺激となるよね。

日々の生活に支障のあることでもないから、自分の鼻息の角度を認識してない人がほとんどだけど、患者さんに触れる治療家としては事前に自分の鼻息がどの方向にどのくらい風が吹くかを確認しておくといいよ。

ちなみに、ふざけた話なんかじゃなくて鼻毛の処理も本当に大事だよ。
なぜか人は鼻毛が気になってしまうからね。笑

患者さんは医療者の鼻の穴が見える角度になることが多いから、意外と鼻毛が目につくんだね。
一度気になりだすと気が散ってしまって治療を受けることに集中できなくなってしまう。

これも治療効果を大きく妨げる要因となってしまうよね。



他にも、匂いもひとつの大きな外的刺激になるよ。
だから日頃から、自分の体臭を認識して意識しておくことが重要なんだ。

体臭は主にエクリン腺とアポクリン腺から出るんだけど、そのどちらもが主に脇にあるから、脇を開いている時と閉じている時では匂いも大きく変わってくる。
この違いなんかも事前に確認してみるといいよ。



あとは「場所の匂い」にも注意するべきだね。
ずっとその空間にいる人はその場の匂いに慣れて麻痺してしまってるから分からないんだけど、もしかしたら外から来た人にとっては気になる匂いの空間かもしれないよ。

部屋に入った瞬間の空間の匂いってとっても大事で、この時の匂いが不快だとこれもまた治療においてのネガティブな要素になってしまう

それを防ぐ為にも、患者さんを招く前に一度自分が外から室内に入ってみて、気になる匂いがしていないか確認しておくのがおすすめだよ。



他にも、口の匂い、歯に物が挟まっていないか、爪の処理など。

患者さんが気になってしまうようなネガティブな要素はひとつでも少ない方がいいよね。



簡単な話なんだけどね。
汚い手と綺麗な手、どっちに触られたいかっていうと、
そりゃあ綺麗な手の人が治療してくれる方が気持ちがいいよね。

僕は治療を最優先に考えていたから、綺麗な手を保つために楽器もスポーツもしてなかったんだ。
自分で言うのもなんだけど、そのおかげもあって僕の手は本当に綺麗で治療に適してるって自負してるくらいだよ。笑




そしてもうひとつ大きく注意すべきことは、
患者さんとの立ち位置、座り位置の関係だよ。
これらも患者さんに与えるメッセージのひとつになるんだ。


仲良くなりたいなら、その相手と自分の位置がL字形になるように角の席に座るのがいいって言われてるよ。
真正面でも真横でもない、
お互いにとってすごく心地よい距離感で会話を楽しむことができるからね。



反対に、寝そべっている患者さんに対して、立った状態で上からかぶるような体勢になるのは一番威圧的だよね。
こうゆう時には座って目線を合わせて喋るのがベスト。

ちなみに僕は、手は必ず前において、わざと身体の中心軸をずらして背中を丸めて喋るようにしてる。

(私はあなたを威嚇してないですよ、敵ではないですよ)ってメッセージを姿勢を通して伝えているんだ。


(すべて任せて安心してください。)のメッセージの場合は、
軸をまっすぐにしてなんでも言ってくださいって気持ちでどっしりと構えることで安心感や信頼感、誠実さを伝えることもできるよ。

患者さんはそんな深いことは考えていないんだけど、
医療者側の姿勢、立ち位置、座り位置から無意識的に色んなメッセージを受け取ってるからね。


ここまで読んでくれたみんなはもう気付いてると思うんだけど、
治療に入る以前にやること、気を使うべきことがたくさんあるんだ。

本当に些細なことだけど、こうゆう小さな配慮と気遣いは治療をする上でとっても大事なことなんだよ。



ある程度のレベルまで到達すると、治療レベルってそんなに変わらない。

じゃあどこで治療に差を持たせていくのか。

それが今伝えているような小さな配慮と気遣いなんだね。

自分自身の人間的な感覚を研ぎ澄ませたうえで治療を施していく。
そうゆう部分で差がついてくると思うよ。



今まで気に留めていなかった部分があれば、少し意識して患者さんと関わってみるといいね。
患者さんとの関係性が良くなったり、信頼感を得られたりすると、
治療効果もさらに上がってくる
んじゃないかな。


今日も最後まで読んでくれてありがとわん!

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