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【競馬予想】 皐月賞2023

さあ、先週の桜花賞に続き、3歳牡馬クラシックが始まります!
今年は混戦。どの馬が勝つか非常に難しいです!

早速分析に入ります!

連対条件

過去10年の連対馬の前走成績は

22年
1着→前走1人気2着(0.2差)
2着→前走1人気1着

21年
1着→前走4人気1着
2着→前走4人気1着

20年
1着→前走1人気1着
2着→前走1人気1着

19年
1着→前走1人気1着
2着→前走1人気1着

18年
1着→前走3人気2着
2着→前走5人気4着

17年
1着→前走2人気1着
2着→前走1人気1着

16年
1着→前走6人気1着
2着→前走2人気1着

15年
1着→前走1人気2着(0.1差)
2着→前走1人気2着(0.0差)

14年
1着→前走1人気1着
2着→前走1人気1着

13年
1着→前走1人気1着
2着→前走1人気4着(0.1差)

連対馬20頭中

15頭が前走1着馬もしくは0.0差2着

皐月賞で連対する為の条件は

①前走1着
②1人気かつ負けても0.1差以内である事

連対条件は上記2点

今年のメンバーで連対条件を満たしているのは7頭のみ


ショウナンバシッド
ソールオリエンス
タスティエーラ
ファントムシーフ
フリームファクシ
ベラジオオペラ
マイネルラウレア


該当なし

①に該当する7頭から連対する馬が出る確率が高い

血統


現代日本競馬の結晶である
サンデー系
ミスプロ系(キングマンボ)

スピードが要求されると言われる皐月賞
過去10年を振り返ってみても

22年
1着母父キングマンボ
2着父サンデー
3着母父サンデー

21年
1着母父サンデー
2着父キングマンボ
3着母父サンデー

20年
1着父サンデー
2着父サンデー
3着父サンデー母父キングマンボ

19年
1着父キングマンボ母父サンデー
2着父サンデー
3着父サンデー

18年
1着父サンデー
2着父キングマンボ母父サンデー
3着父母父サンデー

17年
1着父サンデー
2着母父サンデー
3着父キングマンボ母父サンデー

16年
1着父サンデー
2着父サンデー
3着父サンデー

15年
1着父キングマンボ母父サンデー
2着父サンデー
3着父サンデー

14年
1着父サンデー
2着父キングマンボ母父サンデー
3着父サンデー

13年
1着母父サンデー
2着母父サンデー
3着父キングマンボ母父サンデー

過去10年の皐月賞好走馬30頭全頭が
サンデーまたはキングマンボの遺伝子を持っている

ただ、この2系統は競馬界の主流であり、この遺伝子を持ってない方が珍しい
そこで、今回は逆にその遺伝子を持っていない馬をピックアップ

・トップナイフ
・ファントムシーフ

現在1人気のファントムシーフが該当
能力的には強いかつ鞍上は中山得意のCルメール
果たしてどうか

またトップナイフも中山2000mは好走実績あり
切りにくい存在


桜花賞のノートでも書かせてもらったが、近年血統の主流が変わりつつあると感じている
これまで圧倒的にディープの血が強いと言われていたレースでもドゥラメンテ産駒が勝ったり、キタサンブラック産駒の台頭であったり、血統分析を見直す時期に来ているのではと感じる
上記の血統の予想も外れる可能性があるのではと感じるところもある

そこで、今回は有力各馬の分析を行い、能力比較やこれまでのレースレベルの回顧などを行い、皐月賞の適性にマッチする馬に印をつけたいと思います

皐月賞適性


まず、皐月賞についてですが、
直近は前半5F59.0~1:00:03と比較的早く追走力が求められる
そして後半5Fはラスト1Fの急坂を迎える前まで加速ラップ(21,18年除く)となる傾向にある

今年はグラニットが割と速いペースで逃げると思われる
それに追走し、尚且つラスト5Fで加速ラップ踏める馬に適性があると考える

出典:競馬ラボ様

上記の考えをベースに有力馬に適性があるか考察していきたい

各馬分析

10人気以下を分析していこうと思う

1枠1番 ソールオリエンス

この馬のポテンシャルは桁違いだと感じている

それは新馬戦の走りでレースラップ
13.8ー12.8ー12.9ー13.1ー12.4ー12.3ー11.5ー11.0ー11.0

前半65秒の超スローペースだが、後半5F58.2秒のタイムで走破している
後半4Fにおいては45.8秒と後半4F数値45.9秒以内をマークした馬は近年ではイクイノックスとジオグリフなど
5F目から加速ラップを刻み、ラスト2Fでは11.0ー11.0の22.0秒と破格のタイムで走破しているラップは素晴らしく、加速力とスピードの持続力を持ち合わせていると感じる
2F22.0秒以内×非減速ラップというのは非常識なレベルであると感じていて、相当な素質を持った馬だと思っている

次の2戦目は京成杯の中山2000m
前走の東京コースとは打って変わり、中山の適性が試されるレースであった
そのレースラップがこちら
12.9-11.6-13.1-12.0-12.6ー12.4ー12.2ー12.2ー11.7ー11.5

前半62.2秒はSペースで、1000m地点から12.6ー12.4ー12.2ー12.2ー11.7ー11.5と加速していくラップは前走同様
最後のコーナーでも外に大きく膨れながらのレースであった
このコーナーリングについて色々言われているが、本質はそこではないと思っている
走破タイムは2:02.2とずば抜けたタイムではないが、ラップを見てみると、外に大きく膨れながらのラスト1Fのタイムは急坂ガン無視で11.5秒
京成杯でラスト1F11秒台と加速ラップを刻んだ馬は過去10年1頭も居ない
そもそも中山2000mでの加速ラップが稀であり、この馬の持つポテンシャルを表していると思う
そういった意味でコーナーが膨らむことに関しては瑣末の話であり、仮に膨れたとしても勝負になると思っている

これまでスローペースの競馬しか経験はないが、京成杯での加速ラップを刻めるあたりスタミナは豊富
父はキタサンブラック、母方はサドラー系と多少馬場が悪くても問題ないと思う
追走力がどこまであるかだが、終いの脚でカバーできるポテンシャルは秘めている

それよりも気がかりなのは枠
これまで少頭数のレースしかしてきてないこの馬にとって多頭数のレースで最内枠はどうなるか

今回の皐月賞適性はあると評価しているし、ポテンシャルも相当なものがあると思う
ただ、枠のこともあり、今回本命は打ちづらいかなという印象

3枠5番 フリームファクシ


前々走レースラップ
12.6-11.2-12.2-12.3-12.2-12.2-12.1-11.6-11.8-12.0

前々走淀みないペースで流れているが、実際のレースは力が入り、スタミナを消費していたような印象
ラストで2着馬に迫られるも、ムチにしっかり反応し、スピードを持続させたのはポテンシャルの現れ

前走レースラップ
13.0-10.7-12.5-12.6-12.4-12.1-12.1-11.3-11.1-11.9

前々走と同舞台で時計は約1秒縮めている
800m地点からラスト2F目まで加速していって、急坂地点で11.1
並大抵の馬なら、あの地点で11.1出せない
オープンファイアに迫られたのは事実だが、フリームファクシの方が強い競馬をしたと思う

前々走淀みないペースについていった追走力、前走の加速ラップからの急坂で11.1をマークするスタミナは皐月賞にもマッチすると思う
調教でも新馬前では、ソダシに煽られていたが、今回はソダシを煽るような動きの逆転現象
陣営も口向きとか操縦性など課題となっていた暗い部分が明るく見えるようなコメント
今回皐月賞でこそ狙ってみたい

4枠7番 ファントムシーフ


ポジションどりが重要な馬、ただ頼もしい鞍上
前々走のホープフルSは一番加速したい時に追い出すことができず、フルスピードに乗せることができなかった
一方で中山→東京の乗り替わりとなった前走共同通信杯では広いコースになったこともあり、マイペースに馬を動かせるポジション取りだった
その後タッチウッドがハナを切ったため、良いポジションで競馬ができた
そのような点からも、正直、共同通信杯の勝利は、とにかく、ルメールのポジション取りが神がかりだったと思う
実際に、陣営がレース後「跳びが大きく広いコースの方が合いますのでダービーの方が合うと思います」と断言
ルメールも「一番スタートに気をつけました」とポジショニングの重要性を語り、共同会見で、ポジションを取れれば…という発言
馬の走りからも器用すぎる馬ではないため、良いポジションを取れなかった時のリカバリーの無さが懸念点
血統分析でもこの馬が該当した点は決めての無さがポイント
それはトップナイフも然り
両者ともスピードの持続力はあるが、決め手に欠ける
追走力もあり、加速ラップも刻めるがマイペースに動けるポジションがカギになる
その点鞍上Cルメールは心強いが、中山のこの枠は少し難しいように感じる

4枠8番 トップナイフ

中山2000m2着→中山2000m2着→阪神2000m2着→阪神1800m1着
今回の中山適性はある
ただ勝ちきれない
ファントムシーフのところでも話題にあげたが、決め手がない
前走も直線スムーズな追い出しが出来なかったものの2着だが、ワンダイレクト自身のスタミナ不足に助けられた
単純な考えだが、適性的に中山2000mが得意でも、ソールオリエンスなどの馬の能力を考えた時に決め手に欠く馬がどこまでできるかと言われると。。。
ただ、展開とポジションによっては1発は可能性としてある

5枠9番 ホウオウビスケッツ


スプリングSでは本命に推した馬
そしてスプリングSで一番強い競馬をした馬がこの馬

スプリングSレースラップ
12.3ー11.2ー11.9ー11.9ー12.1ー12.3ー12.4ー12.2ー12.6

前半1000m59.4秒
グラニットが逃げる先行争いに付き合い、重馬場ながら前半60秒を切るペースで2着に粘った
しかも前半からペースが極端に緩むことなく、少し離れたグラニットを直線勝負手前で追いつくために脚を使わされ、重馬場のタフな馬場状態で急坂を走りきった我慢強さは皐月賞に活きる内容
べラジオオペラと比較した時に、前半速いペースを番手辺りの正攻法競馬で2着に粘ったホウオウビスケッツと前半速いペースを後ろで脚を溜め、ラスト1F12.6と減速した地点で差し切ったべラジオオペラ、単純に比較しても評価すべきなのは前者のホウオウビスケッツ

前走本命にしたのは、2走前の走り
フリージア賞レースラップ
12.7-11.7-12.1-12.5-12.6-11.8-11.6-11.2-11.2-11.9

レース後半5F57.7秒という数字
コースは違えど、加速ラップは刻んでいけると判断
歴代の2.3歳戦で施行される東京2000m×後半5F57秒台で走破した馬は、この馬しかいないらしい?
という事実。かつ前半1000m61.6秒と超Sペースに入らない部類のペースで、この馬が記録した個別ラップのラスト3.2F区間11.2-11.2は速い
オッズ的にも妙味あり、過小評価されていないか?
狙いたい馬になる

6枠11番 シャザーン


前半スローペースしか経験なし
追走力は未知数
加速ラップは刻めると思うが追走力の面から今回はどうかなと
ただ前走の後半4F計45.7秒は素晴らしい数字
TBが向くなら考えたい

6枠12番 ダノンタッチダウン

ポテンシャルは高い。能力も相当なもの
ただマイルしか走ったことがないこと
馬場が渋るのは良くない方向かと
今回は見送り

7枠14番 タスティエーラ 

前走弥生賞で本命にしたこの馬

この馬はスピード能力が高い
新馬戦レースラップ
12.8ー11.8ー12.2ー12.1ー12.4ー12.4ー11.2ー11.1ー11.2

まず、レースの後半4F45.9秒は、歴代東京2歳1800m戦において8位タイ
さらに走破タイム1:47.9秒以内かつ後半4F45.9秒以内をマークできた馬は過去に4頭(コントレイル、イクイノックス、サリエラ、タスティエーラ)

続いて、テン2F目以降全て12.5秒以内で後半4F45.9秒以内をマークした馬は、過去に4頭(コントレイル、イクイノックス、サリエラ、タスティエーラ)の4頭
更に、全体ラップ13.0秒以内×テン2F目以降12.5秒以内で後半4F45.9秒以内をマークした馬は、過去に3頭(コントレイル、イクイノックス、タスティエーラ)の3頭

上記がこの馬の計り知れない能力値を示す決定的な数字

共同通信杯レースラップ
12.9ー11.1ー11.3ー12.4ー12.8ー12.4ー11.3ー11.3ー11.5

1000m標識手前辺りで一気に緩んだ12.8秒地点
前2頭と後続の差にひらきがあり、そこから一気にペースアップして、12.4ー11.3まで急加速
この地点で前半の温存が活きたファントムシーフ、タッチウッドは伸びるだけで物理的にタスティエーラやダノンザタイガーらの位置から差すには10秒台のラップを刻む必要があった
レース上がりは、33.7秒。新馬が同タイムの1:47.2秒で上がりは33.5秒
一概には断定できないが、前半1000mペースは今回の方が速かったが、緩み加速が激しかった
つまり、ペースが緩む=末脚の絶対値も求められるレース質というのは合わない可能性が高い
それよりかは、緩みの少ない持続戦からの後半勝負の方がタイプ的には合っているかと
だからこそ、スピードの持続戦になる皐月賞自体は、適性的にマッチ
実際に同舞台で勝利した弥生賞の走りは外からラスト5F12.3ー12.1ー11.6ー11.5ー11.9
一定の脚力レベルは示した
ただトップナイフ、ワンダイレクトと接戦だった点や弥生賞のメンバーレベルには疑問視
さらには共同通信杯→皐月賞ローテを組みたかったはずだが、無駄に1戦要してしまったことによる状態面での上積みなど不安材料もあるのは確か

7枠15番 ペラジオオペラ


3戦3勝と勢いのある馬
デビューから2戦続けて直線が長いコースの加速力戦で勝利した後に、中山の持続戦も上がり最速で突き抜けた適性範囲の広さを感じる
メンバーが出た際は買おうと思っていたが、メンバーレベルが上がる今回、横の比較をしていくとそこまで能力的に抜きん出たものはないと感じた
ただ、追走力はある
後半5F加速ラップをどこまで刻めるか
これはある程度展開の助けが必要になる部分だと思う
今回外目の枠を引いたのは好材料
新馬戦がラスト3F11.7ー10.6ー11.4を上がり33.6で差し切り
セントポーリア賞がラスト3F11.4ー11.2ー11.4を上がり33.9で差し切り
TBを見て決めるが外から差し込んできてもおかしくない

8枠16番 タッチウッド


タスティエーラ同様、キレ味よりも持続力が武器
新馬戦レースラップ
後半4F→12.2ー11.8ー11.0ー11.2の計46.2秒は中々
この46.2秒は、阪神2000mの新馬戦で歴代4番目に速い数値であり、1位ディープインパクト、2位アグネスタキオン、3位ファインモーションと上位3頭全てGI馬

2戦目の共同通信杯
レース途中からハナに立つ展開ながらも、しっかり対応し堂々の2着
追走力、スピードを持続させることに長けている
今回の皐月賞適性はあると見ている
ただ、2戦共に少頭数で揉まれない楽な競馬しか経験していないため、多頭数競馬はやってみないとわからない
前走チグハグながらも2着は立派なので、今回成長分も見込んで3着内は大いにある
先行勢が多いことで争いは激しいと思うが、鞍上は信頼の武豊
そして勢いのあるドゥラメンテ産駒
何かやってくれそうな気がしている1頭

最終結論

◎タスティエーラ
○フリームファクシ
▲ソールオリエンス
△ホウオウビスケッツ
☆タッチウッド

注ファントムシーフ

馬場を見る限り、内は荒れて、やはり外差し
スピードを乗せれそうな外枠のタスティエーラを本命にした

ファントムシーフについては位置取り次第だと思うので今回は見送りますが、ルメールの好騎乗で馬券内は十分あり得る

ドゥラメンテ産駒に乗る武の騎乗にも期待している

以上












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