股割りについて
元力士で、現みんなの森整骨院・院長諸隈です。
前回は四股(シコ)についてお伝えし股関節の柔軟性の大切さを書きました。
今回は四股と同じ様にお相撲さんにとっては切っても切り離せない股割り(マタワリ)について経験を踏まえお話ししようと思います。
股割りは相撲界では股関節を柔軟にして怪我を防ぐことを目的に行う準備運動と位置付けられています。
お相撲さんは長年に亘って稽古をしていく中で脚を180度に開き切り、さらに顔や胸やお腹が地面に着く程に上体を倒せる人がほとんどです。
(多分)
何を隠そう私も現役時代はできていました☺️
でも最初っからできた訳ではありません。
少しずつ脚を広げて、まずばオデコを地面に着けるんだ!それができたら次は胸を着けろ〜
という様に自分で努力してやっていきました。
なぜ自分で必死になってやったかというと…
もう25年以上前の事ですから書きますが、自分でできる様にならないと股割りをしている状態から兄弟子に乗られるからです( ゚д゚)
しかも120㌔overの大男にですよ。
中には内股が内出血してる新弟子もいました。
拷問に近いです。そりゃ必死になりますよ。
毎日毎日やり続けて気がついたらできる様になっていました。
経験のない人が急激に行うと靭帯を損傷する等本末転倒の結果を伴いかねないですし、「大相撲の稽古の中でも最も厳しい」と言われることも多く、多くの新弟子に恐怖の対象とされているらしいです(Wikipedia調べ)
ですから皆さんも股割りする時は無理なくやって下さいね。誰も上から乗ることのないように。怪我をしたら大きな問題になるかと思いますので…
ここまでダラダラ書いていますが、何が言いたいかというと、つまり『継続は力なり』という事です。
股割りに限らずストレッチを怠らず継続していく事で必ず柔軟性もでてきますし、色んな痛みや怪我を防ぐ手助けになると思うからです。
自分の身体は自分で守って下さい‼️
特に未来ある子供達には積極的に頑張ってもらいたいです。
最後は強引にまとめましたが今回はここまでにしたいと思います。
もう一度言いますが股割りを実践する時はくれぐれも皆さん無理のないように…
それではまた次回お会いしましょう👋
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