みんコレ!医師国家試験 予想問題(一般問題編) 第4問
みんコレ!事務局が作問した医師国家試験の予想問題です。
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問題
「日本人の食事摂取基準2020」で誤っているものはどれか。
a:65歳以上の蛋白質摂取量の目標下限値が引き上げられた。
b:高血圧や慢性腎臓病患者の塩分摂取量は男女別となった。
c:ビタミンD摂取目標量が引き上げられた。
d:コレステロール摂取量の目標値は鶏卵1個の含有コレステロールより少ない値に設定された。
≪この下は正解・解説です≫
解答
b:高血圧や慢性腎臓病患者の塩分摂取量は男女別となった。
解説
112F9類題。「日本人の食事摂取基準」とは健康寿命の延伸のためにエネルギーや栄養素の摂取量の基準を示したガイドラインであり、2020年版が最新である。2015年版と比較して、高齢者のフレイル・低栄養予防を重点とした改正が行われた。
a:タンパク質が不足すると、高齢者は筋肉が衰え、フレイルに陥りやすくなる。そのため、高齢者については従来の13-20%から14-20%と、蛋白質摂取を促す改正となった。
b:誤り。「日本人の食事摂取基準2020」では、塩分目標は男性7.5g/日、女性6.5g/日となっている。しかし、高血圧や慢性腎臓病患者の重症化予防のため、男女統一して6g/日が決められた。
c:ビタミンDは相対的にカルシウム摂取量の少ない日本人にとっては重要な栄養素である。近年では、筋肉量の維持や増加の役割を果たしている可能性も示唆されている。ビタミンD不足による骨粗鬆症予防のため、比較的若いうちから接取を促す改正となった。(5.5μg/日→8.5μg/日)
d:コレステロール摂取量については脂質異常症の重症化予防目的に200mg/日が設定された。これは鶏卵1個の含有コレステロール210mg/個より少ない値となっている。理論上毎日1個の鶏卵摂取は避けたほうが良いですが、鶏卵は貴重なタンパク源ですので、頻度を考えて摂取する必要がある、とされる。
説明等の出典
https://activesenior-f-and-n.com/food_nutrition/dietary-reference-intakes2020.html
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