みんコレ！医師国家試験 予想問題(一般問題編) 第11問
みんコレ！事務局が作問した医師国家試験の予想問題です。
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問題
ヘルニアについて誤っているものを次から1つ選べ。
a：嵌頓した成人鼠経ヘルニアは全例手術が推奨される。
b：成人大腿ヘルニアは全例手術が推奨される。
c：肥満がヘルニア発生の危険因子である。
d：超音波検査はヘルニアの存在診断に有用である。
≪この下は正解・解説です≫
解答
c：肥満がヘルニア発生の危険因子である。
解説
鼠経ヘルニアや大腿ヘルニアは緊急手術になることもあるため重要である。特に鼠経ヘルニアの膨隆は身体所見のみでの診断率が70～90％であり、疑ったら診察が重要である。
a：嵌頓の場合は生命の危険がある絞扼を伴うことが多いため、緊急手術となる。また、鼠経ヘルニアの嵌頓する確率は年間1％程度ではあるが、リスクの高い症例は全例手術が推奨される。
b：鼠経ヘルニアに比べて嵌頓に移行するリスクが高く、手術がハイリスクでない限り待機的に手術を行うことが望ましいとされている
c：るいそう、高齢、経後恥骨的前立腺摘出術の既往などがヘルニア発生の危険因子である
d：正しい。非侵襲的であり有用である。
参考：鼠経部ヘルニア診療ガイドライン2015
sokeibuhernia_guideline2015.pdf (mas-sys.com)
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