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インカレ実況を経験して感じたいろいろ

はじめに


 みなさんこんにちは。
オリエンティア Advent Calendar 2022 7日目を担当します、田村 一紗と申します。
今年10月初め、好きな数字を聞かれ「7!」と答えたら、7日目の担当となっていました。一瞬の出来事に動揺し、はや2か月。あっという間に12月ですね。

自己紹介


 簡単に自己紹介させてください。
 横浜市立大学OG2年目(2017年度入学 KOLC)、現在は都内で社会人です。地域クラブには所属していません。そろそろ考えた方がいいかな、と感じている時期です。
 「ずっさん」と呼ばれることが多いです。もちろんこのコミュニティだけです。入部してすぐの大学1年の夏、突然同期に命名された(下の名前「かずさ」の「ず」と「さ」を取ったそうです。いちばん抽出すべきではない2文字!)のですが、大学生の女の子(当時)の呼び名としてはおじさんすぎるとして抵抗をしてきました。が、変なあだ名があるのも悪くないな、と思い直しまして、今となってはいい呼び名をありがとうの気持ちです。

 2021年秋インカレの実況や、2022年秋インカレのインタビュアーを担当しておりましたので、もしかしたら私の声を耳にされたり、配信等で目にされたりしたことはあるかもしれません。
 今回、なにについて書こうか悩みに悩みに悩みました。ちょっと古いかもしれませんが、やっぱり印象深い昨年、2021年秋インカレでの実況の経験を軸に、思いを綴らせていただこうと思います。

 よろしくお願いいたします。

怪しくはないです


実況のおはなし

そもそもなぜ私が実況に


 きっかけはktgwさんの誕生日です。お祝いしたら「実況のアナウンサーやらない?w」と返事がきました。
 無論、実況とは無縁の世界で生きてきましたし、やり切れる自信なんてまるでありません。今までの実況を担ってきた方は、選手権入賞経験がある、ティア全員が知るレジェンドたち。
 「ここで私が実況だなんておこがましすぎるよなあ。」「選手に失礼になるなあ。」とかネガティブ回路が巡り、一旦保留にさせてもらいました。

 ただ、ktgwさんの「そろそろ世代交代していかないとね」という言葉が胸に残っていました。4年間の大学生活、自分はオリエンテーリング一筋ではなかったけど、でもこのコニュニティがあったから、同期で九州・四国・北海道もはや全国を旅行しつくしたり、運営代の某大会がコロナの影響で大会前日に中止が決定、憂さ晴らしに運営者で大合唱しながら飲み明かしたり(カオス)、染めたいお年頃のiktの髪を部室でピンクにしたり、競技に留まらないたくさんの青春な思い出ができたわけで。大学生活の思い出の大元は、オリエンテーリングなので、繋いでくださった先人たちへの感謝は次世代に返したいな。と、変な使命感を感じてしまった私は、結果引き受けていました。
 単純に若手の人材を取り入れたく、OBOG1年目でオフィシャルではない人材が稀で、タイミングが良かったので声をかけていただけたのですが、結果として本当にいい経験となりました。ktgwさん、あのとき誘ってくださって、誕生日が9月で本当にありがとうございます。

全大会の演出を担当していると言っても過言ではないktgwさん


本番までの道のり

 そんなこんなで実況を担当することが決まったのが11月4日。インカレ当日2週間前。
 当時、KOLCと関東同期にしか人脈がなかった私は、一緒に実況担当をするizuさんとも面識がありませんでした。「一緒に実況するからには仲良くなろう!」というizrさんのスマートな計らいにより、インカレの前週にzmkさんとtnnと4人で次のインカレの下見に行ったのはいい思い出です。帰りの大渋滞で人生について話したのが印象深いです。おかげでizuさんとも仲良くなれました。(あくまで主観)
 ということで、実況が決まってから本番まで残された時間は2週間。現役にいちばん近いOG1年目の任務は、選手権出場の全選手の情報収集。スプリント、ロング男女合わせて約150人ほど。平日は週2.3でzoomミーティングをし、選手情報収集に徹しました。引退し、現役世代との関わりが薄くなっていたため、特に関東以外の選手の情報収集にはかなり苦戦しました。人脈の広いtnnなど各方面にも頼りました。改めてありがとう。
 社会人1年目の11月、仕事も少しずつ任されるようになってくるが分からないことだらけの時期。それでも2週間、退勤後はカフェに籠って、準備に奔走できたのは、いろいろな想いを抱えて臨んでいる選手たちの大舞台を支えたい、の一心だったなあ、と、いま振り返って思います。これはこれで青春ですね。

カフェといえばコメダ珈琲、コメダ珈琲といえばクリームソーダですよね

いざ本番


 実況が始まるとあっという間でした。言葉に詰まるシーンもizrさんにたくさん助けていただきました。いくら予行演習をしていても想定通りの展開にならず、咄嗟の対応が多く求められるので、コンビネーションはやはり大事でした。仲良くなっておくって大事だなあなんて思ったのも覚えています。
 ただ、一生懸命になりすぎたのか細かいことは正直あまり覚えていません。実は、恥ずかしすぎてYouTube配信も一回も見返していません。

振り返ってみて


 あの経験から1年以上経つ今でも確実に言えるのは「本当に楽しかった!」という気持ちです。選手情報を必死に集めて勉強して、izrさんや演出班のみなさんとレース展開を考え、全選手を把握したうえで、本番は実況という伝える立場で結果を見届けることができる。
 もちろん勝負ごとなので、すべての選手が思い通りの結果にはならないからこそ、いろんな思いを抱えた選手たちが全力で戦う姿、戦い抜いた姿、それを応援する仲間の姿を、現地に来れなかった人や、レース後に選手たちが配信を見返して応援の様子を見る、その媒体の一端に携われていたということが幸せでした。

大会運営を通して


 話は今年の秋インカレになりますが、このインタビューも非常に楽しく、難しかったです。全力で走り終わった直後なんて言葉でてこないですよね。でも、インタビューはレース直後の率直な正直な思いを引き出すことができる最高で大事なポジションだと思っています。息切れしていても言葉がどんどん出てくる選手や、いったん休ませてくれ~という選手やさまざまで、個性が出ていて面白いです。
 春インカレも、運営に携わって選手の応援ができたらうれしいなと思っています。とある応援している選手からの「春インカレもインタビューしてくれますか?」の一言も、どんな形であれインカレ運営には携わり続けたいと強く感じさせてもらった要因のひとつです。ありがとう。

今年の秋インカレもいいお天気過ぎて、コントロールガード中にパシャリ

 あと、社会人運営ティア、まじですごい。これに尽きます。
 これは全日本の運営も通して痛いほど感じました。特に実行委員長、競責、運責、パトチなどなどの重役の方々。平日日中はバリバリ働いているのに、退勤後にほぼ毎日ミーティングなどをこなし、土日は試走や準備で山へ繰り出す。いや、本当にすごい、語彙力なくてごめんなさい、でも一緒に運営する中で、身近で感じて本当にすごい、の言葉しかでませんでした。
 各大会の裏には想像以上の方々の労力があることを改めて学びました。
 あらゆる大会の運営に携わっている方々、本当にありがとうございます。

大会運営あるある #フラッグの海

おわりに


 「7!」と答えた2か月前から今日まで、本当にになにを書けばいいか分からず、動揺が続いていました(大げさ)が、書き出してみて自分の気持ちを整理できました。オリエンティア Advent Calendar 2022の貴重な1日をありがとうございました。
 ここまで読んでくださった方もありがとうございます。嬉しいです。

 それでは、少し早いですが、みなさんよいお年をお迎えください。
 寒いので身体にはお気をつけて!

 ありがとうございました。





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