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荒川央氏とやりとりについてたまに蒸し返されるのでポイントをまとめました

 さて、最近はTwitterが主戦場となりnoteの方にはあまり記事を書かなくなりましたが、時々この話を蒸し返されるので、当時の荒川央氏とのやりとりのポイントをまとめたいと思います。
 簡単にいうと荒川氏の記事に「ファイザーの公文書にシェディングが起こることが書いてある」とあったので、それを否定したというだけの話です。その文書の内容とは
「Exposure to the study intervention under study during pregnancy or breastfeeding and occupational exposure are reportable to Pfizer Safety within 24 hours of investigator awareness.」というものです。
 わかる人にはわかる話ですが、そもそも「ファイザーの公文書」とは研究のプロトコールです。プロトコールが書かれた段階では研究は始まってもいません。従って結果は何一つ示されていないので「シェディングが起こることが書いてある」はずがないのです。実際は「こういうことが起こったら報告する」一つの項目にすぎません。そのことを指摘したら荒川氏がそれを受けて
「現在新しく記事を書いている最中です。書くのに時間がかかり、また長い記事ですので論理の破綻がないように、極力間違いが無いようにするために推敲を含めて時間がかかっています」
 と反論記事を「時間をかけて」書くと明言されたので、荒川氏を支持する人からよく言われる、私が「相手にされてない」というのも間違った話です。そしてその時間をかけた渾身の反論記事が、まあツッコミどころ満載のゴミ記事だったわけです。 
  その中で傑作だったところは上記の英文の 「study intervention」
の解釈です。このプロトコールの中でもstudy interventionについて、
「Study intervention is defined as any investigational intervention(s), marketed product(s), placebo, medical device(s), or study procedure(s) intended to be administered to a study participant according to the study protocol.」と明確に定義されています。
  この場合のstudy interventionとはワクチンそのもの、または接種という行為以外に当てはまるものはありません。すなわち荒川氏が主張する、「人から人への伝播」は意味しません。しかしそれに対する荒川氏の反論は定義の中の 、「medical device(医療機器)」という部分を取り上げ、
「ワクチン接種者は体内でスパイクタンパクを生成するので、研究で使われるバイオリアクターの役目をすることになる。これをmedical deviceと表現しているのではないか」
というとんでもない内容でした。この時から1年以上経過してますが、いまだに接種者のことをmedical device(医療機器)などと表現した論文等知りません。というかはっきり言ってこれは赤面もののこじつけです🤣
 
 そしてもう一つ荒川氏のとんでもこじつけ解釈がありました。この内容のデマは荒川氏が記事にする以前から出回っていたので、私は事前にファイザーにこのことを直接問い合わせ、「これは薬剤の研究プロトコールにおける定型的な内容で、実際にそのことが起こるという意味ではない」との返答をいただき、例として他のいくつかのワクチンとは別の薬剤のプロトコールを送ってもらいました。そこには、例えばこのような表現がされていました。
「For investigational products and for marketed products, an exposure during pregnancy (also referred to as exposure in-utero [EIU] occurs if:
• A female becomes, or is found to be, pregnant either while receiving or being exposed (eg, due to treatment or environmental exposure) or after discontinuing or having been directly exposed to the investigational product)」
 
はい、文章表現は異なりますが、全く同じ内容です。これを示したところ、またまた荒川氏はとんでも珍説を発信しましたw w w 
曰く、
「他の薬剤のプロトコールではinvestigational products and for marketed productsと表現しているが、ワクチンのプロトコールだけstudy interventionというあいまいな表現になっているからこれはワクチンに特異的な表現である。」
 要するにワクチンのプロトコールでは主語は「study intervention」、他の薬剤のプロトコールでは「investigational products and marketed products」
と表現されているから、別の意味だというのです。なので、別の薬剤のプロトココールの内容を持って、これを定型的な内容とはいえないと言いたいようです。ええっと、先ほど書いたワクチンのプロトコールではstudy interventionは明確に定義され、その中にinvestigational products と marketed productsが含まれてるのですが🤣 これも科学者とはとても思えないこじつけ発言といえます。
 さらにいえば、プロトコールに基づいて行われ、論文として発表されたワクチン論文の有害事象にシェディングが起こったなど一言も書いてありませんでしたね。これで普通は決着なのですが、荒川氏は自分の間違いをどうしても認めたくない性格のようで、また、氏を支持する人たちは知識が足りず荒川氏のいうことを盲信する人たちなので、私のことを荒しとして対応するようになりました。まあ痛い所をついたわけで、そうしたほうが荒川氏には好都合でしょうね。最近、他の反ワクの人たちも同じような対応をよくしますが、「困った時の荒らし認定」で逃げる傾向はこの頃からすでにあったかと、再確認しました。
 まとめると、「上記の文言は薬剤研究のプロトコールに書かれる定型的なものに過ぎない。そして、そもそもプロトコールなので実際に起こったことは何一つ示していない。」これで済む話なのです。


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