ヒトリゴト Vol.4 石少
心はまるで砂みたい。
さらさら動いてて、留まることを知らないみたい。
いろんな形になって、でも掴みどころがないみたい。
自由なんだから、まったく。
素敵な音楽が流れてきたら、一緒にリズムを刻んで飛び跳ねる。
涙で濡れてしまったら、しっとりして風に乗って飛んでいけなくなる。
でも、またいつか乾いたら、さらさらの砂に戻るよ。
また、広い広い大空に向かって飛んで行こう。
さらさらした砂が磨かれたら、キラキラしたお星さまみたいに輝くね。
砂についた足跡は、消えちゃって見えなくなることもあるかもね。
でも踏まれた砂の部分は刺激を受けて、角が取れて、丸くなってるかもね。
上手くコントロールできない時もあるよ。だってさらさらの砂だもん。
砂時計の砂が全部落ちた時、
積み重なる砂がオンリーワンの私だけの砂になって、輝いていたらいいな。
なんてね。
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