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9月31日の花嫁と排他的論理和について。

2020年2月20日
主催・SCRAP 企画制作・すゞひ企画
演劇×体験型ミステリー
「9月31日の花嫁」に参加してきました。

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何を書いてもネタバレになってしまいそうなので、
ストーリー等には触れません。
席がかなり良い位置だったのもあり、
間近で演劇が見られて、必死で謎を解いて推理をして
退屈や中だるみすることなく時間があっという間に過ぎ去りました。
参加者の動線や参加人数が適正かという課題は残ったかと思いますが、
3時間に及ぶ熱演、謎や推理のボリューム、とても素晴らしかったです。

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しっかり3位以内に食い込めたのでそれもまた満足。

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で、ここからは本編とはあまり関係のないお話。

今回の名古屋での公演に先立って、
すゞひ企画さんが以下のように注意喚起されてました。

演劇やお芝居、ミュージカル等が好きな方にとっては、
至極当然と感じる内容だと思います。
一方で、純粋に謎解きが好きな人にとっては上記ツイートにもある通り
なんで?と感じることもあると思います。
いつもは解説の時間に、自分たちの手元にある問題を見ながら
あー!ってなったり、くそー!ってなったりするものね。

昨日の公演については、途中で携帯を鳴らした人がいたものの
(携帯の電源をオフに、との指示があった後だったので
 これは明確にルール違反)
演劇に触れることが少ない人たちが沢山いる割には、
観劇マナーは私が期待していたよりはずっと良かったです。
制作側が意図したのとは違うタイミングで今みんな笑っただろうな、と
感じるところはありましたが。

でもね、演劇クラスタの方はやっぱり観劇マナーが気になったみたいで
観劇マナーに対する意見がツイッターで流れてきたりしていました。

その人たちの意見を見ていて、ああ、これ普段謎クラがコラボ公演の時に
感じている想いと近いのではないかなあ、と思った。

ここ数年、リアル脱出ゲーム×アニメコンテンツ等、
コラボ公演が凄く頻繁に開催されていて、参加すると会場には

①コラボコンテンツは全く知らない謎解きが好きな人
②コラボコンテンツも、謎解きも好きな人
③コラボコンテンツが好きで謎解きは全く知らない人

が集まるんですよね。

①と②、②と③が同じチームだと和気あいあいと進むのですが
①と③だけが同じチームになってしまうと、
双方がフラストレーションを抱える可能性が高い、と感じています。

時間制限ギリギリになるのがわかってるから、早く解きたい①の人たちと
謎よりもコンテンツをじっくりと楽しみたい③の人たち。

普段交わらない属性の人たちが集まる以上、
ある程度自衛は必要なのかな、と思います。
同行者を集めて謎クラで1チームを固めるとか、
コラボコンテンツが好きな人の方がかなり多いと予想される
公演だったらそもそも参加しない、とか。

因みに、私は上記の理由でラブライブコラボの公演は参加していません。
ラブライブの集客力は本当にすごい。
すごいからこそ、謎の難易度とか、会場に集まるほとんどの人が③である
可能性の高さを考えて参加を見合わせています。

で、話を戻してコラボレーションについて。
こういうのってどんどん増えていくと思うんですよ。
単一のコンテンツだとよほど尖っていないと戦えない時代になっていて、
今後も色々な分野とのコラボレーションが増えていくと思います。
それは謎解きにかかわらず、音楽や演劇、様々なコンテンツで。
そのうち医療×謎解きとかあるかもしれない。法的に難しそうだけど。

そのときに、ベン図における排他的論理和の方たち、
①や③の方たちが、「界隈の常識」を振り上げてしまうと、
双方の損になると思うのよね。

「これだから●●ファンは」「謎クラ、感じ悪い」

「「もうコラボ公演に行くのはやめよう」」

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今回、すゞひ企画さんは事前にツイッターで先述の注意喚起をされました。
ただ、ツイッターってみんなやっているものではないのよね。
上記の文章をプリントアウトして、当日会場で配布しても
良かったのではないかと思います。
それでも従わない人については粛清やむなし。

今回の公演で、演劇クラスタの方の目に「マナーが悪い」と
映った方たちも、悪意を持って公演を妨げようとしたわけではないと
思います。というか、そうあってほしいです。

演劇×謎解きにしても、謎解き×アニメコンテンツにしても、
参加した全員が楽しめるような空気ができると良いな、と思っています。
そして、そのような空気が出来上がると、自分の好きなコンテンツが
より発展していくのではないかな、と。

自戒もこめて。





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