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ミニ四駆に戻ってみた。6 リバティーエンペラー(後編)

「ふふふ……ふはは!」

対決当日の夜明け前。

オッサンの笑い声がボロアパートに響き渡る。

手元にあるのは2台のミニ四駆。

真紅のボディから延びた怪しく揺れる青い何か。

それこそが今回の秘密兵器、自由ダンパーだ。

「ハァーーーッハッハッハ!」

決戦まであと数時間。全ての用意は整った。

「これで合ってるか?」

「ああ」

ヒロと合流し、対決場所へと向かいながら依頼品を渡す。

ヒロの住む佐渡では手に入りづらいパーツも多いため、事前に買い物を頼まれていたのだ。

「いつも来てもらってばかりだからな、お代はいらないよ」

「じゃあ俺からも」

そう言って取り出したのはデカイ謎のボトル。

「なんぞこれ」

「ん、パークリ」

聞くとホームセンターで売られているパーツクリーナーとのこと。

ヒロ自身が脱脂用にいくつか試した結果、このボトルがプラリンのまま脱脂できて1番便利だったらしい。

そこに空ビンと保護用のオイルまでセットになっていた。いいぞ、そういう男はモテるぞヒロ!

「でも、高いんでしょう(通販風)?」

「いや? 全部で1000円くらい(素)」

だが残念ながらノリがよろしくない。この独身め!

ブロロロ...

店舗に到着すると既にUMAが来ていた。さぁ始めようじゃないか!

さてと、今回のミニ四駆コースは?

「ほっと、想定外だ!」

「どうした?」

「フラットだ!」

「え!?」

ちょっと待て、この日のために立体用S1を改造してきたのに!?

「ちゃんと情報集めておけば良かったな」

ちくしょうっ、折角の自由ダンパーが無駄になった!

「ほっとちゃん有利じゃね?」

笑いながらそう言い放つヒロ。

確かにフラットならホビロに通っている俺が有利だろう。

しかしこの余裕。何かあるという事か?

とりあえず立っていても仕方がない。準備をしながら全員のマシン御披露目会から始めるとしよう。

「フラットだって分かっていればサニーシャトルも持ってきたんだが」

UMAのマシンはシューティングスター(S2)と前回優勝マシンのナイトロサンダー(MS)だ。

本当にすまない、何故にレイアウトを確認しなかったのか俺はっ!

「フッ」

「な、何ぃ!?」

ヒロのテーブルを見ると謎のマシン軍団が出来上がっていた!

左からシューティングプラウドスター(MA)、サイクロンマグナムTRF(VS)、マックスブレイカーTRF(SXX)、ガンブラスター(SFM)。

そしてセンターを飾るのは地元の走行会にて無双したというエアロアバンテ(AR)!

なるほど、最初からどのような局面にも対応できるようにしてあったという訳か。やるなヒロ!

だが俺も負けぬぞ!

「フハハハハハ! ブログでおなじみリバティエンペラーとォ! ネットで絶賛高騰中の限定カラーMS!

ヒロに捨てられた憎しみの炎より生まれし逆襲のマシン! 新たなシャーシを得て復活した、その名もスラッシュリーパー・リベリオン...」

ギュイィィィ

ってUMAタイムアタック始めてるし!

「無視かよ!」

「俺は聞いてたぞ? てかウチのスラッシュリーパーは精度が悪かったからバラしただけで捨ててねぇよ」

くそぅ、スタートからグダグダじゃねぇか。

タイムアタックが開始されて30分が経過。

「違う、違うんだ」

半ベソをかきながら持参したマシンを改修する俺。せっかく考案した自由ダンパーのシェイクダウンは次回以降におあずけだ。

嗚呼、立体コースで試したかった。

「ふむ、いかんな」

最初の走行で37秒くらいだったUMA。ホビロの時よりも遅く感じたが奴には謎の底力がある。侮り難し。

ギュイィィィ

「うーん」

ヒロは持参したマシンを比較しているようだ。てか速くね?

どこでも速いとかロッシかお前は。あれ、じゃあ負け続ける俺はセテ枠か?

悲しい気持ちになりながらスラッシュリーパーを走らせる。MSにトルクチューンは走りもスムーズで気持ちがいい。

「俺もトルク2あるし、同じモーター対決してみるか?」

「おっいいねぇ」

ヒロが手にしたマシンはガンブラスター。まさかSFMで俺のMSに勝つつもりなのか?

大した自信だ。だがMSは最初から駆動が良い。SFMとは違うのだよ! SFMとは!

シャァァァァァ

「なんでだ」

「ま、トルク対決は俺の勝ちだな」

ごく普通に追い抜かれてしまった! ぐぬぬぬぬ!

だがまだだ! 今回MSを組んだのには理由がある。それをここで発揮してやろうじゃないか。

「何でだ......」

見るとヒロがラップタイマーの前で頭を抱えていた。

「23秒95? SFMが最速って」

モーターをスプリントダッシュに変更したガンブラスター。

今回メインで組むと言っていた小径VS、サブの大径SXX、地元で話題になったシューティングプラウドスターよりも速いらしい。

何よりも謎なのがフラット用に組んだエアロアバンテの不調だそうだが、そんな事は正直どうでもいい。

やられたらやり返す!

スラッシュリーパーのモーターを交換し、ヒロのSFMがコースインするタイミングを見計らった。

スラッシュリーパー・リベリオン。反逆の死神。完全なる中二病ネー厶だが深い意味は無い!

ヒロがガンブラスターを構えるのを確認し、後方からスタートさせた!

ギュイィィィイ

直線では互角だがコーナーで差が縮まっていく。そして2周目でヒロをブチ抜いた!

「良し!」

これが秘密兵器その2、我が家最高回転のマッハダッシュモーターじゃい!

「………」

相変わらず何も言わないヒロ。

だがその足早に作業に戻る様子で悔しがっているのはバレているぞ! フハハハハ!

直後にタイムを測ってみると23秒72。これで俺が暫定トップだ。

と、ここでUMAから質問が。

「なぁ、もう11:30になるんだけど12時に移動するのか?」

実は当初の予定では立体とフラットをハシゴしての豪華2本立て対決のつもりだった。

でも最初からフラットになっちゃったし今更移動する意味もないな。

「このまま続行しよう」

ヒロも火が着いたようで熱心にセッティングを変更している。UMAも先程からパーツをあれこれ買い足しながらアタックを繰り返していた。

こうなったら俺もとことんやってやろうじゃないか。

現在のトップは俺。この対決シリーズで初めて有利に立った。

こんな時にどうしたら良いのか、その答えは嫌というほど知っている。

勝っている時はリードを広げろ!

満を持して本命のS1リバティーエンペラーを取り出す。

最初はこれ。

「レブチューン2モーターだ」

「レブ?」

まずはおかしな挙動が無いか見てみたい。なんせ初のリア井桁マシンなのだ。

なぜ井桁なのか? その答えは1週間前まで遡る。

その日俺はS1シャーシの壊れやすさに頭を抱えていた。

いつものコースで叩き出すのは10秒を切る好タイムばかり。素晴らしい速さだった。

だがしかしコースアウトする度に壊れるシャーシ。そらもうバッキバキですよ奥さん。

度重なる故障に予備を使い果たしてしまった俺は、実家から持ち帰ってパーツの中にアレが入っている事を思い出した。

そう。俺が子供の頃に走らせられなかったS1の現物である。

そこから俺はS1についての知識を集めた。とにかく集めた。

未知の領域であるフラットマシンの事も調べ、我流ながらもリヤバンパーを井桁に改造していた。

S1、20年目のフルチューン&シェイクダウンである。

ギュイィィ

「25秒35。レブでこのタイムという事は?」

あえてヒロに聞こえるように喋りつつ、モーターをスプリントに交換。

「燃え上がれ……!」

仲間内なので恥ずかしい台詞もOKだ。

シュィィィィ

「リバティー(→)、エンペラー(↑)ッ!!!」

ヴヴヴウィィィィィ………

ん?

「なんかギヤが外れた音がするんだが」

「ちゃんとはめてやれよ」

とっちめちん☆

うーむ、さすがにシャーシが古すぎたか?

「とりあえず完走してくれ……」

不安になりながら再スタート。

ギュイィィィ!

速度はホビロで走らせている時と大差無いか、むしろ少し遅く感じる。

先程のMSよりかは速い気がするのでタイムは期待できそうだ。

さぁ来い、来い!

ギュイィィィ、ぱしっ

完走したタイムが大きく表示される。

「はい出ました22秒73ッ!」

ダメ押し成功、22秒台はヒロでも出せまい!

なんか展開がいつもと真逆だが、たまにはこういう日があっても良いだろう。

フハハハハハ!

対決も後半戦。

現在の順位は
1位:ほっと 22秒73
2位:ヒロ 23秒81
3位:UMA 30秒52

「くっそ、どうしたらこれ以上速くなるんだ!」

タイムリミットまであと約2時間を切ったところでヒロが吠えた。

まさかMSマッハよりも速いS1というのは想定外だったはずだ。フハハハハハ怖かろう!

「なぁほっとくぅん。これ以上速くならん。小さいローラーって駄目なのかぁ?」

あ、ヒロが壊れた。

「9mm使ってるエアロアバンテが全然タイム上がらん。もうどうして良いのか分からん!」

今回のエアロアバンテはフラット仕様のはず。それが立体用SFMよりも遅いというのも妙な話だ。

その時ヒロが何かに気付いた。

「これ、どういうこと?」

「え?」

見るとフロントアンダーガード脇が両サイド共に深く削られていた。

まさか、ずっとプラスチック部分を当てながら走って23秒台だったのか!?

「19mmプラリンだったらフラットでも速いらしいぞ」

俺の言葉にスクッと立ち上がるヒロ。そのままパーツ売り場へと向かっていった。

おいおいちょっと待てよ? アンダーガードが当たるような走り方で23秒台だったのか? じゃあ当たらなくなったらどうなる?

まずい。これはまずい。

今までタイムの出なかったエアロアバンテに光明を見出だしたヒロ。

そして俺へのお土産用として持ってきていた脱脂セット一式を開封し、買ったばかりの19mmプラリング付アルミベアリングローラーを脱脂し始めた。

「このパーツクリーナーであれば、プラリングごと入れていい。泡が止まったら蓋をして振る。脱脂の後はこのオイルを挿す」

流れるような手さばきで脱脂していく。するとどうだ、ローラーが音もなく20秒以上空転するようになった。

高回転モーター+大径タイヤ+高性能ローラー。そしてそれを組むのはヒロ。これが速くない訳がない。

ギュイィィィ、ザシャァッ

「おおッ!?」

「なんだと!?」

遂に、新記録が生まれた。

「26秒50......!」

え、UMAッ!?!?

ここに来てUMAのナイトロサンダーが覚醒し始めた!

皆さん想像して頂きたい。ほんの数時間前まで約37秒だった人間が26秒台を叩き出して来るこの恐怖を!

いつの間にか彼のMSは軽量センターシャーシとバンパーレスユニットに変更され高速化が図られている。

これで慣らしたモーターとパンパンの充電式電池があればどうなるだろうか? 侮り難し!

急いで作業に戻る俺だったが、遂に恐れていた事が現実となる!

ギュイィィィ、ザシャァッ!

「来た、やった、来たァァァァァァァァ!」

ヒロの嬉しそうな叫び声。

「よっしゃぁぁぁ!」

まさに全力を使い切った、というようなアクションで座り込むヒロ。ラップタイマーの表示は……

「22秒25ッ!?」

ブチ抜かれた!

なんてこった、こんな土壇場で1秒以上もタイムを縮めて来るのか!

時計を確認するとタイムリミットまであと30分しかない!

「え、ちょっと待ってくれ。これノンフィクションだよ? なんで毎回マンガみたいな展開になるんだよ!?」

もはや誰に対してなのかも分からないツッコミを入れつつローラー交換の最後の締めを終えた。

「やっと出来た!」

まだ行ける、抜かれたら抜き返せばいい!

ザシャァァァァ

勢い良く走り出すリバティエンペラーだったが。

「24秒29? 遅っ!」

まさかの失速、なんだこれは?

何故にタイムが落ちるんだ! 教えてくれ、五飛!

「もう無理ぃ。もう出ねぇ〜」

ヒロはその後もエアロアバンテを走らせていたが1回目のタイムを越える事は無かった。

それでも22秒台前半を安定して叩き出す。完全に俺よりも速くなっていた。

「くそッ!」

対する俺は完全にセッティングミスだったらしく24秒台から抜け出せなくなっていた。

半ばやけっぱちで駆動系を確認するが悪い所は見当たらない。

「あれぇ~ほっとくぅ~ん。フラットコース有利なのに勝てないのぉ~?」

また俺は負けるのか?

20年の時を超えて俺の相棒として復活したリバティエンペラーが、俺のせいで負けてしまうのか?

否。

断じて、否!

「よぅし、勝ち逃げしよっかな〜」

最後に勝つのは俺達だ、絶対に諦めんぞ!

「じゃあそろそろ俺のモーター慣らしの方法を教えちゃおっかな〜」

上機嫌のヒロがルンルン気分で博士モードに入っている。

残り約15分。諦めるにはまだ早い。

何か手があるはずだ。何かが。

困難な状況に直面した時でも最後の一瞬まで諦めるな。どうしていいのか分からない時にはとにかく動け、動き続けろ!

無言で立ち上がり販売コーナーへと向かう。

ヒロのように新品ローラーを脱脂する時間もない。というか今更買い足すパーツがあるのだろうか?

その時、視界の隅にチラリと映った見慣れた名前。

これだ! これに掛けるしかないッ!

俺は夢中で財布を取り出した。

PM 2:45

残り5分。

ギュイィィィ

「駄目かっ!」

ローラーセッティングを22秒台を出せた状態に戻したが何故か23秒台を切れない!

そんな様子を見兼ねたのか、ヒロがその速さを支えている心臓部を差し出した。

「俺のスプリント、使ってみるか?」

「いいのか?」

「ああ、やってみ?」

親友よ。愛してるぜ。

ギュイィィィイ!

おお、明らかに速い!

だがそれでも届かない。

「くっそ、22秒89!」

「お! 記録するか?」

「いや、最初の方が速い」

「じゃあ後は」

なぜか3人で最速タイムを目指す流れとなった現場。

しかし、そこまでだった。

「時間、か……」

時計はPM2:53。

予告した終了時刻を迎えていた。

「しゅ〜〜りょ〜〜」

また負けた。

勝者は土壇場でまさかの1秒短縮という荒業を成功させたヒロだった。

まさか新品のプラリンを現地で脱脂とはな。まぁこれで俺もブログのネタには困らないが。

……。

ん?

プラリン?

「!!!」

そうか、プラリンか!

どこにも立ち寄らずに港まで飛ばせば3時に出ても船に間に合うはず。

「すまん、あと1回! これだけ試させてくれ!」

すぐさま作業に取りかかる。

半ば呆れ顔で、それでも付き合ってくれる二人。

そうだ。これで最後だ!

左フロントに19mmプラリンを取り付ける。そしてモーターはパワーダッシュ!

レーンチェンジで吹っ飛ぶ事は目に見えている。だが10回に1回は入ってもおかしくはない。

その1回が、今来ないと誰が断言出来るのか!

「じゃあ俺はレーンチェンジで受け止めてやる」

「愛してるぜ(2回目)」

「ふはははは!」

全員のテンションがおかしい。

ポケットに突っ込んでいた電池を取り出す。

そう、こっちがド本命。

さっき購入した秘策!『ほっと』のコーヒーだ!

一緒にポケットに入れた電池をホカホカに暖められておいたのだ。焦りすぎて忘れていたぞ!

もう俺に出来ることは全てやった。後はお前次第だ。

20年間、コースを走る瞬間を待っていたんだろう?

なら勝ってみせろ! お前の小宇宙を燃やせ! リバティーエンペラーッ!!!

ほっと「いくぞ、これで最後だ」

ギュイィィィイ

20年前のミニ四駆が、最後のタイムアタックに走り出す!

甲高いコーナーリング音を響かせながら、長いフラットコースを駆け抜ける。

初めて作った井桁ユニットが強烈なGを耐えて速度を殺すことなく車体を前へと押し出し続けている。

(燃え上がれ……)

一周目を終える。タイムは8秒掛かっていないか?先程までよりも速くなったようにも感じる。

見守っている2人の目にはどう映ったか? 俺が錯覚しているだけか? 速くないか!?

2周目を終える、ラスト一周!

(燃え上がれ!)

高速化したまま飛び込むのは唯一の立体区間であるレーンチェンジ。ここさえ超えられればタイムは出せる!

「......!」

跳び跳ねた場合の着地予想地点で待ち構えるヒロ。

そして……

ザシャァァァァ!

「通ったッ!」

(燃え上がれ!!!)

ヒロの脇を通過し、燃えるようなカラーの自由皇帝がシュプールを描いて駆け抜けていく。

そのままラップタイマーを通過! タイムはどうなった!?

ホームストレートで完走した相棒を受け止めた。

そして全員で表示されたタイムを覗き込んだ。

そのタイムは......

21秒69。

「皆ァ! 愛してるぜェェェェェェェ!!!」

ミニ四駆を囲む30代のオッサン3人。

表情は完全に少年のそれだった。

だが数時間後、俺のメンタルはブルーになっていた。

「申し訳なかった」

「いや、別にいいんじゃないか? ヒロ氏も帰りの便に間に合ったんだろ?」

「そりゃあまぁ」

「っていうか、何をそんなに気にしてるんだ? いつものノリで最後に走らせて新記録! でいいと思いますよ」

ヒャッハッハと笑い飛ばしてくれるUMA。

それでも俺の気分は晴れなかった。

「なんかずっと暗いんだけど。ヒロさんと連絡取れたの?」

「いや」

「取りなよ」

「取ってるけど繋がらないんだよ」

「ふーん」

妻にも伝わってしまうほどの落ち込みっぷり。

それはそうだろう。

「なぁ、例えば2:50分まで競争です! って言われてさ、それに向けて全力疾走していたとしよう」

「ほい」

「で、時間を過ぎてから急に運営の人間が『俺まだ走りたいから5分追加ね!』って延長したら嫌だよな?」

つまりはそういうことだ。

予め2:50までと決めておきながら、俺は最後の最後で泣きの1回を要求した。

そもそも対決の主催者兼ヒロの送迎担当の俺が「もう1回!」なんて言ったら駄目だろと。

大人としてどうなんだ、という話だ。

「うーん、よく分かんない! ねー」

娘をあやす妻から微妙な返事が返ってくる。

しかしなぁ。自分自身が納得出来ないんだよなぁ。

あれか? 俺が気にし過ぎなのか?

プルルル...

その時ヒロから連絡が入った。

「もしもし」

「おう」

UMAにしたように謝罪から入る。そして俺の考えを伝えるが。

「俺は自分の走りが出来たから満足だ」

なんというイケメン!

「分かった、今のセリフごと記事に書くことにする。そして決めた。今回のオチを!」

「は?」

という訳で今回の対決の結果はこちら。

1位:ヒロ(AR) 22秒25
2位:UMA (MS) 26秒50
失格:ほっと

切腹!

うむ、これでいい。対決はPM2:50を以て終了していた! 今回の対決は以上終わりだコンチクショウッ!

今度こそしっかりと勝ってやろうじゃないか! 俺と相棒の戦いはまだ始まったばかりだ!

ぬおおおお! やぁぁってやるぜ!

【 次 回 予 告 】

まさかのフラット対決となった身内レースから数日後。

俺はS1リバティを相棒に、それまで以上に改造や遠征やらと精力的に活動していた。

そんな中ヒロから次なる身内レースの提案を受ける。

ほう、なかなか楽しそうなレギュレーションじゃないか。色々と考えてみるとしよう。

しかし迎えたレース当日、あの男の真の力が覚醒してしまう!

おいおいマジかよ、そんな改造でか!? 一体どうなってるんだ!!!

次回、ミニ四駆に戻ってみた。

「ミニ四駆3000円対決」

フオオオオオオオオオオ!!!

ほぼ毎夜10時頃~YouTubeにてゲームorミニ四駆の生配信を行っています!お気軽に遊びに来てください!https://www.youtube.com/channel/UC38sxZzD1yC-rTQzTaS7h5A