俺がどうして月村手毬を嫌いなのか。もしくは月村手毬との始まりの一日。
流行ってんなぁ、学園アイドルマスター。
最近はPixiv開いてもTwitter（死語）開いても学マス学マス。ひょろわーたちが「学」って略すもんだから、学マスのことなのかFF14の学者のことなのか一瞬判断に迷う。
ここまで流行るとやりたくなるのが人間心理なのだろうが、俺は違う。なんたって根っからの捻くれ者、有名であればあるほど履修するのを躊躇うタイプ。そのせいでスラムダンクを読んだのは高校生になってからだし、鬼滅の刃を読んだのは無限列車編の劇場公開が終わってから。本物の漢は簡単に流行に流されたりしないのである。
ちなみにスラダンも鬼滅もバカほど面白かった。なんでもっと早く読まなかったんだ。
というわけで敬遠してた学マスだけれども、さすがに周囲で流行りすぎてて疎外感ハンパないので、ひょろわーの話題についていくくらいはしたいと思い初星学園プロデューサー科を志望した次第です。
開幕早々プロデュースが始まるのだけど、最初に選べるのはいわゆる御三家の三人のみ。初代でいう春香・美希・千早、モバマス（死語）における卯月・本田（下の名前忘れた）・凛の系譜を受け継ぎし信号色の三人組。こいつらに関してはｲﾝﾀｰﾈｯﾂである程度のキャラクターを把握している。
まず赤いの。
名前はわからん。アイドルとしての才能はかなりあるけど、それ以上に潜在能力が高すぎる妹がいるせいで「姉より優れた妹などいない」ってラオウみたいな苦悩してるパワー系。腹筋がバキバキ。でもおっぱいは妹の方がデカい。妹のバストサイズは確か91。
次に黄色いの。
苗字が藤田で下の名前が平仮名なのは覚えてる。もしかしたら藤田まことかもしれない。
プロデューサーに「あたしのこと好きすぎ～」っつってからかおうとするけど、普通に好きだが？ってカウンター返されて真っ赤になってるＰラブガチ勢。あと金が無い。お金のためにいかがわしいことする薄い本いっぱい出そう。出るッ！
そして最後に青いの、月村手毬。
何故こいつだけフルネームを暗記しているのかというと、単純にTwitter上に流れてくるこいつの情報が多いのだ。体感で言えば学マスクラスタの８割くらいが推してる。そのせいで赤と黄色の二人と比べて造詣が深くなってしまった。
皆大好き月村手毬。確かに皆が月村手毬を大好きになる理由は理解できる。
チワワ過ぎる本性。意図せず強い言葉を使ってしまう三下感。食うなっつっても食うデブ。やたら態度がデカいだけのザコ。アイマス青勢の面汚し。これら諸々の所業がネタ感満載でイジりやすいのと同時、庇護欲をかき立てるのだろう。
だが断言しておくが、俺はこの月村手毬という女をプロデュースしたら狂いそうになるくらい嫌いになる自信がある。そう確信しているくらいに月村手毬みたいなキャラが苦手だ。
何故って、月村手毬のチャームポイントたる上述の要素はモニター越しに見ると確かに可愛らしくもあるが、冷静に分析すれば「自分では上手くやれてるつもりだけどやることなすこと全部ポンコツで、その上それを指摘されるとキャンキャン騒ぐクソ女」でしかない。よくネットのオモチャにされてるサバサバ系女子漫画の主人公と何が違うと言うのか。
こんな女が現実にいたら絶対に仲良くなろうとは思わない、例えどんなに顔が良くておっぱいがデカくとも。そして月村手毬は顔こそ良いもののおっぱいはデカくないので、俺がこいつを好きになる要素は一切ないのである。はいQ.E.D。
こんなことを言うと「現実とゲームをないまぜにして考えるな」というごもっともなご意見を頂きそうなものだが、こちとら現実とゲームの区別を付けることができない異常者なのでその議論は初めから成り立たない。区別が付けられてたら最初から月村手毬を嫌いになっているはずがなかろう。もっと常識で物事を考えてほしい。
というわけで最初に選んだのは赤い女。理由は顔が良いから。顔の良い女は良い。何故なら顔が良いから。
俺のプロデュース童貞を捧げることにした赤くて顔の良い女は、入学式で代表挨拶をしている場面から察せるようにかなりの優等生らしい。学力優秀、身体能力抜群、アイドルとしての才能も申し分なく、何より顔が良い。神は人に二物を与えずとは一体何だったのか。差別が過ぎるぞ神。もしくは赤い女は現人神だったのか？そういうことなら理解もできる。
などとどうでもいいことを考えつつ、人通りの少ない路地で赤い女に声をかける。もちろん背後から。そんな妖しさ満点のプロデューサーこと俺に対し、某馬擬人化競走ゲームの一流女みたいなことを言い始める赤い女。
一流女は某馬擬人化競走ゲームにおいて2番目に好きなキャラなので、この時点でちょっと心を惹かれた。余談だが最推しは世紀末覇王である。
最初のプロデュースはチュートリアルなので、塩ラーメンくらいのあっさりさで終了。どうでもいいが俺は味噌野菜ラーメンが好きだ。幸楽苑ではコイツかつけ麺しか頼まないくらい好き。当たり前だが俺はつけ麺にスープをかけるなどという蛮行には走らない。そんなことをした人間がいるのを思い出すと笑いを堪えられない。
エオルゼアに幽閉されている友人の話はともかく、ゲーム性をだいたい把握したところでお待ちかねのガチャの時間である。くぅ～これこれ。ガチャを回すためにソシャゲやってんのよ俺は。ソシャゲやっててガチャ以上に面白いことある？いやない。仮にあるとすれば神姫プロジェクトで神姫のレベルを75にしてHシーンを解放した時くらいのものである。
さぁてどんな女と出会えるかな。あわよくば顔がよくて乳とガタイがデカい精神的に尖った女に出会いたい。アイマスシリーズで言えば顔は黛冬優子、ボディは諸星きらり、性格は佐久間まゆみたいな奴。そんな性癖ど真ん中170キロストレートみたいなキャラを知っている方がいたら、お願いですから教えてください。お礼はできません。
ガチャボタンをポチーすると、なんだかよくわからんけど凄い演出が始まる。最近のゲームは凄いねぇと熱くなったスマホを握っていると、画面には頭上へ伸びる10本のライトの光が。なるほど、この色ごとにレア度が違うのね。一番多い銀色がレアだとすれば、金色がＳレアか。じゃあこのキラキラしたやつは……もしかしてＳＳレアですか！？
ドキドキしながら結果を表示。さあ、どんな女の子かしら。出ていらっしゃぁい……☆
帰れ月村ァ！
月村、よりにもよって、お前、なんで、月村ァ…………
ぶっちゃけ真剣にリセマラしようか思案したけど、めんどくさいのでやめておいた。これも神の思し召しかもしれん。諦めて月村との蜜月を深めるとしよう。
っつーわけで渋々月村のプロデュース開始。開始したのだけど……えっと、そのですね。ﾌﾌｯ。
可愛いじゃん、月村ァ……
すみません、全面的に謝罪します。月村可愛いです。
いやさぁ、月村をTwitterでしか知らなかった頃は何だこのクソ女ブン殴るぞって感じだったんですけど、ぼくが間違ってました。こいつ女じゃないです。犬です。人間の女が月村と同じことしてたら間違いなくブチギレるけど、月村は駄犬なので何されてもニコニコして受け流せます。散々カロリー計算してご飯まで作って渡してやった結果「太っちゃった」って言われても、笑顔で「このバカ犬メシ抜くぞカス」って返すだけで手は出さずに済みそうです。
言い忘れてたけどぽちゃ女大好き。かわいいね♡
まだインスコ一日目だというのに、すっかり月村ワールドの虜にされた私。特に藤田に対して「私の新曲聞きたい？どうしてもって言うなら聞かせてあげる。は？聞きたくないの？聞くでしょ？聞きたいって言いなさいよ」みたいな圧かけた直後に、デモテープ流すんじゃなくていきなりその場で歌い出すの浮かれポンチのアンポンタンすぎて声出して笑っちゃった。お前は一生そのままでいろ。
学マスを始めて本当に良かった。いつも通りの食わず嫌いしてたら一生月村の魅力に気付かないまま死ぬところだったと思うと恐ろしくて震える。ありがとう学マス。ありがとう月村。
それはともかくとして、この紫雲清夏って女可愛すぎない？
ビジュアル好み過ぎて初手でもらえるSSRアイドルこいつにしたわ。月村？どうでもいいわ。拙者オタクに優しいギャル大好き侍、黒気霊場 尚良(くろければ・なおよし)。義によって助平致す。いざ！
おわり
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