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企画参加!泣きながらがんばったこと。

フォローさせてもらっている
二ノ宮旬くんの記事↓から

素敵な企画を発見!

何この企画、おもしろいんじゃない?
え?締切2月末!まずい、今書かないと!と
まず企画参加してから他の方の分を読もうと思います。

部門は
◎めげない部門
◎意地になっていた部門
◎若かった部門
に当てはまるかな?
では早速いきます!

30年の人生を振り返ると
基本的に計画的に頑張っていた自分。
(ちゃんと理由をつけて頑張ってた感じ。
ほとんど策士策に溺れるだったけど)
でも、「なんであの時泣きながら頑張ったんだろう?」ということがあった。
小学生3年生の冬休み、硬筆の練習をしたことである。
え?硬筆の練習って泣きながらしないよね?
と思ったそこのあなた!
9歳の私にはいろいろ事情があったのだ。

自分の住んでいる地域は夏休み・冬休みの宿題で
書道の提出があった。
それだけでなく、字の上手さで賞があったのだ。
金賞:キレイな字を書けました!
銀賞:よく書けました!
ちゅうおうてん:めちゃめちゃキレイな字です!
(ちゅうおうてんのみ漢字はわからない。
子どもの記憶では漢字変換されていない。)

ちゅうおうてんはほとんど出ないが、
ちゅうおうてんになった子は某百貨店に飾られた。
基本的には金賞と銀賞に分けられる
銀賞は提出すればみんなもらえるので、
金賞をもらえれば上手な字ということになる。

私は小学生1.2年の夏休み・冬休み
3年生の夏休みの結果はずっと銀賞だった。
ちょっと田舎の学校で、1学年20人以内、
特に私の学年は特殊で
男子13人に対して女子4人の学年だった。
私以外の女子3人は金賞を取ったことがあり、
2つ下の妹も金賞を取っていた。

言い訳がましいが、元々左手で書こうとしていたのに、周りが右で書いているのを見て右手で書き始めたらしい。私は字が上手ではなかった。
今思えばみんな得意不得意あるから気にしなくていいと思う。
でも、「女の子はキレイな字を書くべき」みたいなのがこの頃の頭にはあって、それがコンプレックスになった。

1度でいいから金賞を取ってみたい……!
私の冬休みはそれ1本に絞られた。
母はこのことを知って、かなりスパルタで指導してくれた。

お手本を見ながら書いてみる。
何度書いてもうまく書けない。
鉛筆の持ち方かな、姿勢の問題かなー?
冬休みが終わりに近づくにつれて
私は泣きながら書いていた。
あの天然ほわんほわんな母は、
1度気合が入るとめちゃめちゃ怖い。
でも私が泣いていたのは母が怖かったからではなく、どれだけ書いてもキレイに書けた感じがしなかったからだ。
「あぁ、私はきっと金賞を取れないんだろうな」
と子どもながら挫折みたいなのを感じた。

冬休み最終日。
母は真剣な顔で清書した私の作品を見ていた。
「うーーん、こっち…を提出するか」
最後2つで悩んだらしい。
かくして私の小3の冬休みは幕を閉じたのだった。

で、肝心の結果はというと
………覚えていない。。。
ここまで読んでそんなオチがあってたまるか!
と思われる方もいるかもだが、
本当に覚えてないのだ。

「やっぱりダメだったか、でも頑張ったな」
って記憶だった感じもするし、
「やっと金賞とれたー!うれしい!」
っていう記憶だった感じもする。
その教室の光景も覚えてたりするのに
肝心の結果だけぼやぼやしている。
ご想像にお任せします。

社会人になって数字に追われて
達成だ未達だという世界にどっぷり浸かりすぎて
この思い出を忘れていた。
羽生結弦選手じゃないけど、
こんな私の姿を9歳の私はどう思うのだろう?

結果も大事だけど、頑張った過程もやっぱり大事。
過程がなかったら結果には伴わないんだから。
この企画を通して、素敵なことに気づけました。
めげないやつ子さん、ありがとうございました!

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